桃花舞台

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zoom RSS 芝居観る醍醐味。この小屋。大衆演劇。なかなか楽しい、気持ちいい。

<<   作成日時 : 2007/09/28 03:12   >>

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水曜日、お昼、ひさしぶりに芝居行きました。
観たい劇団いっぱい来てたのに今月はなんだかんだバタバタしてまして。
やっと行けた。いやー、実に一ヶ月ぶり。
(竜ちゃんの大公演は除いて。だってありゃワシ、スタッフやし。笑)
肝心の劇団さんの感想(めっちゃ観たかったトコ!)は後にじっくり。
でも、その前にこれ書いときたい、ここで言うときたい、
「ワシ、オーエス劇場好きやわー…」。 笑。

オーエス劇場。
うん、大衆演劇の劇場です。
ワシのよく行く大阪の芝居小屋のうちの一つです。

浪速クラブ。
朝日劇場。
オーエス。
鈴成座。
梅南座。
明生座。
うーん、天満座。 (なんや、うーんって。笑)
あ、最近とんとご無沙汰やけど、神戸は新開地劇場。

ワシは基本これらの劇場を、ふらふらウロウロすること多し。
健康ランドとかはあんまし行かない。
わざわざ日本全国の劇場に飛び回って、もほとんどせぇへん。

基本、この劇場たちを、ふらりふらりと、気ままにまわっております。

前に、いっこいっこの劇場がこんなんで〜というのん書いたことありますが、
ほんまにいろんな劇場あって、色も様々でね。
同じ大阪は西成周辺にあっても、土地柄みたいのはあるし、
働いてる人によっても感じちゃうし、
その結果、入るお客さんもちょっと変わる。

これがなかなか面白い。

勿論、オイラは気になる劇団好きな劇団の乗った小屋に行くんですが、
そんな客層や小屋の雰囲気を味わうのも楽しみのうちのひとつです。

さて、そんな大阪の劇場の中でも、
ワシは、 オーエスさんが、 結構好きだ。

もしかしたら、
最近行く小屋ん中ではいっちゃんここが落ち着いて観られるかもしれない。

えー。

と、ワシは言うけど、
実は、そない、ここ、人気は、無い。

なによりなにより場所が悪い、
場所が悪い上に少しばかり薄暗い。
なんだか、とりあえず、暗い。

よく、きれいめの劇場でお客さんらが、「うーん、あこはあんまし」
というてるのも聴く。

それはものすごく、わかる。あァ、わかる。

この小屋は、西成ど真ん中にあります。
ええとね、新世界!通天閣下!とかではありません。
いわゆる、“てんのじ村”近く。
ともすれば、あいりん地区近く。

もっと言うと、新地近く。

北の新地やないよ。飛田だよ。どひゃー。
ちょっと歩いたら、もう、格子ある。

動物園前駅降りて、
通天閣とは逆方向の商店街のアーケードくぐって歩いてスグ、
なのですが、
すんません、朝でも昼でも、少々、道行きは怖いです。笑

酔っ払ってるオッチャンや、
どこに行くかは知らんがチャリで疾走してるオッチャンに、
意味わからず声かけられることも、しょっちゅう。
(ま、これは新世界まわりもそうやけど。
てゆーか、ワシが知らん人に声掛けられる率が高いだけやろけど)

いやいや、それも、「飲みいこや」とかならまだ「あーハイハイ」なんですが、
「こら、ボケ、なんやこの、ほんまに…」という、
意味ない当たられ方をする率もなぜか高い。笑
(ただこの街の名誉のために言いますが、
被害に合うたり、なんかされたりということは絶対ないです。
ここのオッチャンらはそうです、悪いひとらではないんです)

と、ちょっとびくびくしながら、何度通ってもやはり慣れずに行くと、
じゃじゃーんと看板があり、劇場ある。

入る前から、なんだか独特ムード。
モギリ、パチンコ屋の交換所みたい。笑。
中入る。いつもなんか暗い。客席照明ついててもなんか少し暗い。
下手には提灯ずらり、でも、いくつか灯り消えてたりな時もある。
幕、いくつか穴開いてる。(あれ、焼けた?)
床コンクリ。え? マジ? ええ、コンクリ。

従業員、そないベタベタ愛想良くない。
つーか従業員があまり表に出てこない。笑。
売店、奥にある。
せやけど、オバチャンは好きな劇団乗ってるときは自分が楽しんでる。
楽しんで、終演近くなったら客出てく前にもう、すぐに掃除準備してる。笑
社長は、たまに、たまーに、こそっと客席やらの様子見に来る。
でも、ほとんど、ほんと、こっそり。笑

棟梁さんは、関西芝居界でも結構有名な方。おじいちゃん。
たまに、出てくる。タバコ吸いにロビー出てきたり。
でも、ほんまに、“職人”って感じで、コワモテ。愛想ゼロ。
ええねん、ええねん、雪の仕掛け作らせたら右に出るものは居ない
(某人気劇団の座長)ねんから。

最近は、新しい小屋もいっぱい出来てさ。
きれいだったり、サービス良かったり。
それに合わせて、古くからの劇場も、ちゃんと“サービス業”してて。
新世界っていう土地やから、
いわゆる、「通天閣の下で白塗りの旅の一座の人情芝居を観てみよう」
な観光客さん向けにも、入りやすい雰囲気にもしたいし、
常連の厳しいオバサマSにも、認められる小屋にせなあかんし。
(世の中で舞台を見るとき最も真摯で厳しい客はオバサマ方やと思う。
ほんまに。嫌味やないよ。これを取り入れないとダメやと思う)

そんな劇場の在り方が流行る中、そんな今、
オーエスさんは、“サービス業”としては、かなり、シンドイと思います。
ええと、セガの一斉点検接客アピール度チェック来たら、
いい点はつかないだろうと思われます。
(それウチのバイト先に来たやつやん。最高得点やったらしいけどさ。)

愛想もひとつ、小屋内明かり暗い、場所悪い。
すんません、はっきり書きすぎて。笑

夜の部やったら、人気のもひとつな劇団やったら、客入りも寂しいしなァ。
(ワシ、客10人そこそこの公演、観たことある。苦笑)

道路挟んで、通天閣側の小屋に人気劇団さんとか乗ったら、
ありゃー、もう、どうしよ、大変、です。よくある話です。

でもね、でもねでもね。
こんだけはっきり書いておいてなんなんだけどね。

ワシ、この小屋、なんだか、好きよ。
もしかしたら、今んとこ、一番、お気に入りなのよ、なぜかわからんけど。

…エエ小屋なんですよ。

ええ、もう、上記とは全く矛盾したこと書いてまいましたが。笑

この頃、行く度にそない思うねんもん。

なんだろ、この、独特のムード。空気。
飾っとらん感じ。

飾っとらん小屋で、ギラギラと飾りきったモノを観る。
この、気持ちよさ。

ここ、役者が、光って見える。(気がする。ワシは)

ワシはこの小屋で、大衆演劇観るん、好きや。
…おととい、なんか、しみじみ、そない感じましたね。

暗い小屋で、
(なんでこんな暗く感じるのかな。客電弱いのかな。そのくせ広いからかな)
ぱァっと華やかな役者、
それが、スポットライトに照らされて、
ビカーっとではなく、ぼやーーっと、浮かび上がる。

特に、ショー。個人踊り。
花道に出てきて、ひとさし踊った、そんとき。

おォ? と思う。
この小屋ではその「おォ?」率が多い。
いや、すげぇ役者じゃないと、その「おォ?」は味わえないんですが、
でも、ここでは、全体的に、気分的にそれがよく味わえる。

そうそう、花道よ。
この小屋、めっちゃ花道長いんよ。
それが、すっごくワシは好きなんよ。

お芝居んとき、これがあると無いとで全然ちゃうのよ。
余韻のあるお芝居が出来るのよ、ここやと。
せやから、ここではお芝居をじっくり楽しむことが出来る。
(はっきり言って、おい、オマエんとこお芝居手ぇ抜いてるやろ、
って劇団でも、なぜかこの劇場では面白く思えたりもする。笑)

うーむ、ワシ、ここ、好きや。

なんやかんや言うて、やはり一人で行くときはまだ慣れん、
この行き帰りの道。
特に、夜の部の帰り道は、いまだに足早になる。笑
(その時間はその時間で商店街が閑散しててコワイ。笑)

でも、オッチャンらは喋ってみたら、皆、ええやつばかり。
あきらかに偽者のヴィトンを堂々と朝から路上て売ってて、
ワシらなぞが通りかかると、「よ、ネエちゃん、これ、ヴィトンやで」
などと声かけてくるが、「あ、うん、そう、ごめーん、興味なーい」
とか返すと、「あ、そうか。はいよ」とあっさりと引く。笑
大阪駅前の歩道橋でしつこく絡んでくる安いキャッチや、
夜になると現れる正体わからん勧誘のおにーさまより、全然、ええ。
そして危険度も無し。笑

てゆーか、
その、ちょっと怖々感、それに加えて大きくなるドキドキ感
(これから芝居やっていういい意味も、ここ通っていくん怖いの意味も両方)
それって、素敵な醍醐味のひとつ。

そして、観るは、ぼろい小屋に現る非日常な姿。
女形、花魁、旅鴉、渡世人に、お姫様。わーォ。

ぶわァっと浮かび上がる、あの役者。

そやつが、花道を歩いて、艶然と、うわァ、こちらまで。

ここは西成山王町、でも、その瞬間はちゃうとこになる。

これがなかなか気持ちいい。
芝居観る醍醐味。ここ、それが存分に楽しめる小屋。

あ、そういや、目のぎらーっと光る役者を観たのもここでしたな。
ありゃ、怖かった。笑

劇場近くの、惣菜屋さんで300円でお弁当買えたりする。
これが、実は、お気に入りだったりする。
300円でこの量安いもん。あっためてくれるしさ。
おっちゃんに混じって買ったりする。あれ実は好物。
フライ嫌やァ言うたら、ハンバーグに替えてくれたりした。笑

あれ買うて、ふらっと、お決まりの席で気ままに芝居観るんがお気に入り。
(いくつかある。座られてないとこに行く)
終わったら、足早ではあるけど、頭ん中はフワフワしたまま、
さっき観た踊りの演歌口ずさみながら、ぼけっと歩いて駅まで行くのが、
こりゃまたお気に入り。

劇場内でも商店街でも、
知らんひと(見たことはあるけど喋った記憶はない)に、
「ひさしぶり!」だの「お、ご機嫌さん〜」だのと声かけられ、
「?」ではなく、「おぉ、おはよーさーん」と答えることにも慣れた。笑

ここ、面白い劇場。
大衆演劇、面白い娯楽。
うあ、いいね、やっぱ、好きです。 来月はもうちょっと通うぞー。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
毎年甲子園に7日ほど通うのですが、西成に足を踏み入れてから、毎年OS周りをさまよっては入りたいけど入れず、を繰り返していました。
ブログ読ませていただき、今年こそ入ってきます。
今年こそ
2015/07/22 11:33
今年こその決心のコメントを寄せて頂いていたのに
ずぅっと、お返事お返ししておらず。
本当に失礼をしてしまいました。
その後、甲子園後、行かれていましたか。
入れて、いますように。
そして「今年こそ」さんのように
「入りたいけど入れず」な方が何かのきっかけで
この面白く素敵な人間舞台に巡り合えますように…。
桃♪⇒今年こそ様
2015/10/09 21:43

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