桃花舞台

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zoom RSS 一蝶の夢。

<<   作成日時 : 2009/03/30 14:34   >>

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夜の芝居終わり、送り出し終わり、
劇場近くの「超激安スーパー」でいつも見ました。
さっきまで、客席のいっちゃん前で、ペンライト振ってた、おかあちゃん。
「座長〜!」「○○ちゃぁーん!」って盛り上げて盛り上げて、
役者にもよくいじられてた、賑やかな賑やかな、おかあちゃん。
さっきの顔とは別の顔、きっとこれが「いつも」であろう顔で、
買い物していました。ああ、もう、ぐっとくる。

声、かけたことはありません。
劇場でも、かけたことありません。
し、いわんや、そのスーパーでも、かけたことありません。笑

でも、向こうはワシのこと知っていると思う。なんとなく。
同じ激安スーパーに来てたことを知っているかは知らんかもしれんけど。

「いえーい!」言うてたおかあちゃんが、
「いえーい!」の顔じゃない顔で、せこせこと買い物をしていた。

その姿は明るくはない。暗いよ。
でも、そのとき、彼女の心の中は、きっと、明るいんだ。
さっき観たお芝居のことで。
さっき声かけたお気に入りの役者のことで。

綺麗で楽しい芝居にいって、
幕が閉まりゃあ、現実、生活、スーパー、
帰ったら家族がいてるのかもしれない、明日から仕事なのかもしれない。

つらいなぁ。生きていくって楽しいことばかりじゃあない。

でも、さっきの楽しかった芝居を、きれいだった役者を思えば、
明日もまた、もっとがんばれる。

ああ。
劇場って、ハレの空間なんやね。
そして、これは、「大衆」演劇やねんね。

ぐっときた。

ハイソでもなくセレブでもなくインテリでもない、
頭でっかちでない、みんなの娯楽、「大衆」演劇。

まちがっても、芸術なんかじゃない。高尚な物じゃない。

一般大衆の物、おもろいもの、たのしいもの。
日常の憂さを晴らしてくれる、身近な娯楽。
近い、近い、勘違いや錯覚やすら覚えてしまいそうな、ちいさい、近い舞台に、
上がるはこりゃまた、近い役者。

めくるめく極彩色の世界。
一寸先は闇、ヤクザな世界。
深入り厳禁、詮索ご無用、

この夢と現(うつつ)の区別がつかんようになったひとは痛い目を見るバカをみる。
でも、そないして目をくらませるのが役者、
役者の生業、そないして生きていくのが稼業でありんす。
せめてハレの場、ハレのとき。夢みさせてあげる。
倒錯しましょう、さぁさ、みんなであそびましょ。
終われば現実、これつかのまのゆめ、この世は夢、夢芝居なんだから。

なーんて。

ひねくれ戯作者は、そんな現代のお伽草紙を、
観て、感じて、書きたいのですな。

ワシ、さしずめ、英一蝶。

なんじゃそら。笑

ケとハレ。
明るさと暗さ。
光と闇。
距離。
男と女。
色と金。
夢と現。
美と醜。

近くて、狭くて。
ぐらりと堕ちてしまいそうな魅惑の世界。
堕ちたら負け、堕としたら勝ち。
なこの世界に。深さと面白さ(得体のしれん面白さ)を感じます。

やっぱり、芸能の原点というか、
おもろいもん全部ぎゅっとつまってるのかもしれない。

飽きた。ようで、まだまだ奥が深い。
まだまだ、観足りない、探り足りない。
ちくしょう、おもろい。

改めて、思いました。

いろっぽい世界ね。いいね。

以上、飽きっぽいワシが、
飽きずにまだ阿呆のように観ている理由でした。

ああ、うざい、おもろい…大好きです。

…4年前に書いた、「大衆演劇ってなんやねん with superstar」記事の進化形(さらに生意気ver.)でした↓ 笑
http://momo1122.at.webry.info/200508/article_16.html

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
英一蝶!!笑。
久し振りに目にした……「美の巨人」 という番組は大阪で流れてるのかなー。 随分前だけど紹介されて、なかなか展覧しないという絵を観に、某美術館まで行ったんだけど、観られなかったのよー笑。 洒脱というイメージだけど、幇間でもあるんだよね(笑)。
一朝の夢…小説もあったけど、有名な詩で…
桃さんの頭の中はちょっと混み過ぎかも?笑。 もう少し隙間を作るように、ゆっくり行った方がいいよ、若いんだから、笑。
とオババは思うのでした、文字通り老婆心ながら(^^ゞ
かや
2009/03/31 13:28
美の巨人、やってますよ。
私は、実は、一蝶の回は観逃してしまったのですが。泣。

大河ドラマ「元禄繚乱」では、鶴太郎さんが演じてはりましたよね。
詳しく知ったのは、あれからです。
粋なキャスティングですよね。


落ち着けー、とか、
肩の力抜けー、とか、
リラックスせー、とか、言うていただくんですがね。
そないしたいんですけどね。
立ち回り方の下手っぴなワカゾーはなかなかうまいこと出来ません。
どないしたら隙間つくれるんやろ、もー。苦笑
桃♪⇒かや様
2009/04/01 10:01
桃さん・・・。

おもろい。美佳は桃さんに興味深々ですわ。

身近な娯楽。その分危険も身近。
ホントに・・・役者と客の駆け引きな世界ですよね。

大概・・・負けてしまうのはお客さんだけど^^:


美佳
2009/04/01 13:10
美佳さん・・・。
ありがとうございます。
そんなん言うていただいて。

駆け引きの楽しい、オトナの娯楽ですよね。
いいですよね。
まだまだ抜けられません、はまっていく一方です。笑。
桃♪⇒美佳さま
2009/04/02 00:17

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