桃花舞台

アクセスカウンタ

zoom RSS それが新開地劇場の魔力というものでありましょう

<<   作成日時 : 2009/06/24 16:35   >>

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 8

画像新開地劇場の舞台はデカいんです。
なんでそない思うねやろ。
だって朝日劇場かてデカいのに。
なんやろな、でも、デカくてね。
いろんな大衆演劇の劇場や小屋に
入り浸るようになった今、
改めて思うのは「舞台がデカい」。
デカいというより、広いか、横に広いというのか。
全てはワシのとらえ方ですが、
でも、それゆえ、この劇場は手ごわいと思うのです。
手ごわい…役者にとっても、それを観る客にとっても。

神戸は新開地にある大衆演劇の小屋です。
小屋って感じやないです、劇場です。
いや、でも劇場っていう感じもしないです、小屋です。
うん、大衆演劇以外の演劇も観慣れているワシにとっては。
なので、「大衆演劇の公演をする場所としては『劇場』」って感じです。

ワシが初めて行った大衆演劇の劇場。
その前にあるアートヴィレッジセンター(通称KAVC)に高校時代から
よく行っていたワシ。
JR神戸駅からKAVCに歩いていくとき、
毒々しい写真のポスターとちょん髷姿の絵が貼られたその劇場の
そばを通るたび、ちらちら遠目に見ながら、
「ま、いくら演劇好きや言うても、
この劇場にはきっと足踏み入れることはないやろ」と思っていたワシ。

それが大学生最後の頃、「ちょ、あこ、入ってみよ」と決死の覚悟(?)で
入ったのがきっかけで…トホホ。笑。

そんなことはさておき。

初めて観たときは、
「おー!旅芝居ってやつも今の時代はこんな大きな劇場で毎日公演してんなや!凄いな!」
って思ったのだけれど、
そのあと、いろんな小屋を観るようになってから思い返すと、
ここは異例というか、際立ってデカい。

冒頭に書いた、新世界・朝日劇場というのもとても大きな小屋で、
あっちの方が設備や舞台環境や楽屋もええ、楽屋に風呂まであるんすよ(by要ちゃん座長)
…なんですが、

なんやろなー、

さっきから書いているややこしい書き方で書くと、

朝日劇場は「なんかめっちゃ劇場!!」なんやけど、
新開地劇場は「劇場やねんけどでも小屋」なんです。
客席の感じやとか運営や接客や客層や舞台の作り方やとか周りの環境とか。

やっぱややこしいですかね。笑

画像


そんな新開地劇場のイメージは「ヨコナガ長方形のハコ」。
(関係ないけど梅南座は「ちいさいタテナガ長方形のハコ」。笑)

画像


画像


舞台もなんかヨコナガに広い。
そのヨコナガにワシがいつも注目している変なスペースがついてて、
さらに不思議な花道がついている。

なので、なぜかわからんが、広いのに、距離が近い。

これが、くせもの。

そう、この広さと近さが、ほんまに、くせもの。

以前にとある変な役者がこの劇場に乗ったときに
似たようなことを書きましたが(コレね)、
昨日、行って、やはり、同じことを感じました。

広い。
この広さをうまいこと使える役者はなかなかおらん。
この広いのに客との距離が近いこの難しい小屋を使いこなす力は、相当、必要。

不思議な広さゆえ、分散するねん。

なにが?

オーラが。
ビームが。
力が。
目線が。
「俺かっこええやろ」アピールが。

でも、客からの距離は近いねん。

だから、

相当の力を持っていないと、
うまい役者でもちょっと下手に、ちょっと魅力少なく見えてしまう。

…気がワシにはするねん。

それは例えあの広い花道を走ろうとも、
せりあがる台を使おうとも、
名物・ゴンドラを使おうとも、

いや、それでも「その役者の持っているホンマの力」がないと、

あの広さとそれでも近さに、負ける。

怖っ!

だって、まず、あのヨコナガ広い舞台を上手から下手に、
そして花道に移動する…その移動の仕方だけでも、むずかしいで。

踊りやのにただ歩くだけに見えるとか。
つったかたー、はい、移動しましたー、移動して、キメ―!みたいな間抜けに見えるとか。

いつもの「俺の魅力」がダイレクトには伝わらない。

さあ、どうする。どうするあなた。
手ごわい舞台やでー、劇場やでー。

笑。

大衆演劇を観始めた頃、
ワシはこの劇場がそない好きじゃなかったの。

だってさ、まず、雰囲気に酔いたい、
This is 芝居小屋!みたいなとこに最初ははまってまうじゃないですか。
(なんて短絡的なワシ)
そしてそんなThis isな小屋は小さく、ぎゅっと濃縮だからこそ、
別にそないものすご異様にすごい役者やなくても、
目力ー!オーラ!勘違い(これはええ意味での勘違いね)ー!に酔えるじゃないですか。

でも。

何年か観て、いくつかの小屋劇場を観て、
それで改めて今思う、昨日ひさしぶりに行って思う、新開地のその小屋は、

やはり「大衆演劇の殿堂」、さすが、年末いつもの座長大会のあるあこ、

…とても、おもしろかった。

人気実力共にある役者・劇団しか乗られへんのも納得。

いや、さらに、普段のいろんな小屋で人気ある役者・劇団でも、
いざ、ここに乗ったら、

「あれ?」ってなる、“手ごわい”小屋やと改めて思いました。

広い。試される。力はっきりわかる。

おもろい。
もっと、いろんな役者を「ここで」観たい。(いじわる?笑)

と、やっと気付いた今、ワシは神戸住まいではなく大阪住まいになっちまった。笑。

いいもん、また実家に帰るついでに寄るもん。泣笑

ブログランキング・にほんブログ村へ
タイトルは宮本輝風。「業というもので」みたいな。関係ないけどクリックお願いします。笑

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
面白い

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
広くも近く、近くもデカく、気持ちよく -博多新劇座の「心意気」-
おおきな舞台だなぁ。ひろぉーい舞台だなぁ。 この舞台に立つのはさぞかし気持ちがいいだろう。 ほんま、一言で言うと、「気持ちいい」だろう、その一言。 あたしゃ別に特に快楽主義者でも刹那主義者でもありませんが(笑) でも、「気持ちいい」ってエエことじゃない?最高じゃない? でもね、「1人で気持ちよすぎ」になっちゃうとダメなんだよね。 なぜなら貴方は役者、「客」の前の役者。 お客さんを気持ちよくさせなきゃ…いや、それもちゃうな。 お客さんと一緒に、「一緒に!」気持ち良くならなきゃ... ...続きを見る
桃花舞台
2011/01/26 02:54
鮮やかに!新しく!大衆演劇、新世紀!-「羅い舞座 京橋劇場」-
鮮やかに! 新しく! 大衆演劇、新世紀! これからの大衆演劇! 2012年11月にオープンし、 勢い止まらぬ「羅い舞座京橋劇場」を称するなら こんな感じでしょうか。 ...続きを見る
桃花舞台
2014/02/06 23:33

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
おー、ロビー?エントランス? 広々して立派〜
ん、でも客席に柱? 邪魔じゃないのかしらん…で思い出したのは、歌舞伎座。
あこ(笑)もヨコナガの舞台・客席です。だから、四階席にあたる幕見でも、意外と観易いし、姿は遠いけど、声はよく通ります。
で、一階後方の二階席の下にあたる所に、柱があるのよね(笑)。
縦がつまった造りというのは、昔の芝居小屋に近いのかなー。
と思ったりしました。

かや
2009/06/25 01:28
桃さんお見事!
全くそのとーーーり!
普段心で思ってることが活字になった、
なんだか不思議な気分で読ませて頂きました。
やっぱ桃さんすごいわーー。
そして。
見ましたのですね、今月。
「あれ?」ってなる、“こわさ”

ほんと面白い。大衆演劇。

毎度同じ劇団が回ってくることの多い新開地。
ぐぐぐっと力技で割り込んで来るよな
頼もしい劇団さんを心待ちにしてるこの頃です。
たかりやレディース
2009/06/25 08:55
ご無沙汰してます。
ちょっとだけなんですけどね、器が変わるとほんとに違って見えますね。
力、技がないとダメです...。
座長の写真、まだまだセレクト中ですが早くお見せしたいと思います。
立ち呑み行きますよ〜!
Carlos!
2009/06/25 10:40
ご無沙汰しておりまふ。

あ〜これこれ、これですわ!
どうもありがとう!(?)

『あれ?あれ?!こんなショボかったっけ?』と腑に落ちず神戸で三回観て、納得したようなふりしてましたが…はっはぁ〜ん…スッとしました、ありがとうm(__)m
騙されないと、つまんないっす。 煙に巻かれてナンボっす。

先月はS演劇場で煙に巻かれまくってきました(・∀・) 体の悪いとこにあてたり。(浅草寺か)
ほな また♪
Zitta
2009/06/25 12:31
広々としているというか
広さを持て余しているというか、
どーんとしています、
ロビーも、舞台も。笑。

歌舞伎座ー!!
立て替わる前に一度行っておきたかったっっ。笑。

松竹座はヨコナガ・「コ」の字です。

いろんな劇場の構造、もっと勉強してみたいですね。
桃♪⇒かや様
2009/06/25 13:20
お!今月絶好調&お忙しい、たかりや姐さん!
ひさびさのコメントありがとうございます。笑

今月ね、ショーだけ行ったんですが、面白かったですね。
えー!この人の濃さ、浪速クラブで観たときのあの濃さが分散してる!
あともうひと方はこんなに動かない方だったのか?!
みたいな、いろいろを感じました。笑

同じ役者さん劇団さんでも違う劇場で観ると印象が変わる。
面白いですね。大衆演劇ならではの面白さだと思います。

そんな様々な観方、いじわるな観方も楽しむ桃です。笑。

あー、ねごろ座でのそんなチェックもしたいんやけどなー。笑。

新開地は「この月はだいたいこの劇団」って
決まっている月がありますもんね。
なので、そうでない月にどなたが乗られるか、
それにいつもとても注目しています。

なので、
「え?なんでいきなり○○さんが新開地に乗れるん?!」
なんてのもあったり。笑
逆に、
「わー、この人を新開地の舞台で観てみたい」
ってのも、あったり。

いやいや、退屈せーへん。まだまだ飽きませんねぇ。笑。
桃♪⇒たかりやレディース様
2009/06/25 13:29
そうそうそう、
前に言うてはった、朝日での某座長とかですよね。笑。

力、技がないといけないから、
小手先だけの芸はすぐにばれる、通用しない、
し、大きな舞台で空回っているのも全て伝わってしまう。

ほんまに凄ぇ役者は、
その小屋を生かした芸が出来ると思います。

と、以前、新開地で気付いたのですが、
これも好きな贔屓目かなぁ。笑。

写真、楽しみにしています。
勝負の結果を見せて下さいませ。

立ち呑み、是非是非。
最近あまり呑んでおりませんので、
こちらもとても楽しみにしてますよ。笑
桃♪⇒Carlos!さま
2009/06/25 13:33
おー!ご無沙汰です!
お姉さんと一緒に軽く居眠りをしてしまって
以来の新開地でした。笑。

そうですね、
はっきり「ショボく見える」と書いてはって笑ってしもたんですが、
はっきり言うたら、そない見える恐れもあるかもしれない。

もっと!もっと!欲しいのに、
「え?そんだけ?そんだけやったっけ自分?」みたいな。笑。

むずかしーなー。
あと、客って贅沢になるよなー。笑

体の悪いところにあてられるようなもん、
いっぱい観たいですね。笑
桃♪⇒Zittaさま
2009/06/25 13:37

コメントする help

ニックネーム
本 文
それが新開地劇場の魔力というものでありましょう 桃花舞台/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる