桃花舞台

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zoom RSS 酒と泪と菩薩と客と男と女…と、ワシ。笑

<<   作成日時 : 2010/07/18 04:45   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 4 / コメント 10

画像役者がね、
たまに“菩薩”に見えるときがあるんです。
ぼ、菩薩?!菩薩って何?!
って訊かれたら、
宗教に疎いワシは、
正確なことは答えられないのですが。えへ。笑

小さな、下界の、気取らないところ。
大きく高い舞台ではなく、
庶民の、大衆の、みんなの、
手の届くようなところにある(ように見える)、“ちょっとハレ”の舞台。

近い。

近さゆえに起こる倒錯も、あったり。

仕方ないじゃん、だって、“人間”だもの。
神や仏じゃないもの、役者は。
じいっと動かず座ってるけど、地蔵じゃないもん、客も。

だからときに、いや、常に(は言い過ぎか?)「我」…エゴが出る。

当たり前。だってこの神たちは芸=生活、舞台=生活。
綺麗事を見せたって、綺麗事言ったって、そうだ。
だってカスミを食って生きていける訳じゃないし、
きっとたまるものだってたまるだろうし、
生きていかないといけない。お金が要る。
人形のように綺麗。でもちゃんと感情を持っている、
表現者としてのプライドもある。

ゆえにこの神たちは我々を惑わします。

美しく、でも間近くまで降りてくる神は、神だけど人間で、
だから「我」…エゴばかりでもある、
けれど人間としての純粋無垢な笑顔も持ち合せていて、
ああ、罪作り、罪作り。笑

で、惑った結果、“無条件の愛”を与えてしまう人もいたり。笑

その愛のカタチは様々それぞれだけど、
お金とか、え、ときにモノとか、ああ、うん、時間とか、
そして、えぇ、たまに体とかまでも?!きゃー。
(うーん、オコサマ桃にはまだわからない世界ですが。なんて。ごまかしておこう笑)

そして、でも、それより、何より、「気持ち」を、惜しみなく。神にささげる。

でもね、

その神を選んだのは、
選んで、信じて、手を合わせたのは、「私」、責任は「私」。

だから、ゆえに、客だって「我」な訳ですよ。「我」ばっかりな訳ですよ。

もう、まぁ、すげぇ、なんて我と我とのぶつけあいなんだ。

神は、神もまた我々に惜しみなく平等に照らしてるだけ。
選んだのは、「我」。

どちらが悪いとかない、どちらも悪くない、
しいていれそれでも生きていかなきゃならん自分の業が悪い。(でも悪くないっ。笑)

なのに、ああ、なんて舞台の上も、下も、我我我我。

もう我我我スペシャル。笑

なのに、
いや、だからこそ、

そんなだからこそ、

客席でね、
神々しい瞬間を感じることがあるのです。

それは全てが一体となった

…と感じるとき、に。

感情だらけ、我ばかりの人間がいっぱい集まった客席、
の前で
決して身も心も綺麗ではない神(笑)が踊る。

我々にとって身近な曲…
決して神聖ではない、俗っぽい曲…演歌やPOPS、
思わせぶりな歌詞やリズムで我々を誘惑するような曲で。

てかその曲だって、「我」ばかりの誰かが人のためというかそれでも「我」のために
作っている曲であるんだから、

もう、なんというか、「我」ばっかり、我我我我、わー、もぉー。

けれどどうだ、
その、
誰かが
生きるために自己を満足させるために作った曲を、
誰かが
生きるために客を…でも自己を満足させるために使って踊り、
誰かが
自己を満足させるために、観る、楽しむ…
我我我我我…きゃー!
でも、なのにどうだ、

ああ、

これ、

これぞ「三位一体」となった瞬間なんじゃないか。

ん?阿修羅?!阿修羅なのか?!
(すいません。阿修羅に関してもそないよく知らんのに書いてます。笑)

全ての「我」が「ひとつ」になる。

…ように感じる瞬間。

その瞬間はなぜかはわからないけれどワシにはわかり、

理性よりも感覚が先立ち、ゾクリ、とくる。

なんて幸せな、眩暈がするほどうっとりするほどの瞬間なんだろう。

なんて美しく、愚かで、きれい。

肌で感じたそれに、泣きそうになる。

「舞台」という作り込まれたもの(作品)が乗った場所から
作り込むからこそ見えてくる素(裸)…いや、本質、

それはたぶん「人間」の本質。

人って、なんだろな。
でも、それでも人って、生きてるなぁ、綺麗だな。

無宗教のワシが信じる唯一の宗教、それは「人」かもしれない。

人って愚かやけど、あほやけど、綺麗です。

それでもあなたは綺麗なんです。

そんな瞬間に先日また出会えて、ゾッとして、グッときました。
若い若い、ナマイキやけど純な菩薩は、『月のしずく』なぁーんて踊って
純粋無垢な微笑みを浮かべてて、
お客さんも、皆、幸せそうで…。

すごい幸せな空間で。

なので、冷めたワシもまた、それでもその場に居られて、とても幸せで、クラクラとして。

ね、なんて業の深いモノカキなんだろうね。やぁね、ワシが一番「我」だわ。苦笑。

そんなワシはやっぱり無宗教、

「人」に恋して、今日も進みます。

さぁ、あなたは?

あなたにとって、そんな“菩薩”はいますか?

なんちゃって。

恋、しちゃい、ましょうね。うふふ。笑


◆新生紅@天満座 6/16◆
【ミニショー】
見城・女:「べにばな」
         ♪夢をつないで生きたいの、のフレーズんときの振りが、振りが。
         かっわいー…オッサンなのに。笑
座長・歌:「時の過ぎゆくままに」
         これ、ずっと歌ってって欲しいなぁ、歳いっても、おっさんになるまで、ずっと
見城・女:「お徳」
         「お・と・わ・やァ〜」ですよ、最後。残菊。
         入り込んでる、のに、冷めている、離見の見、か?!
         もうちょっと脳内で考える、まだ全部解りきっていない気がするので。笑

【お芝居】 『下積みの石 影の光』
         単純な話やねんけどなー。現代劇。これ、好きやねん。喜劇はかくあるべきなんでしょうね。シンプルで、特に大きなことは何も起こらなくて、
         でも気持ちの揺れ動きや、人の情や業や、そんなものが。
         人間臭いこの劇団さん、お芝居のうまいこの劇団さんに、とても合っている気がする話。
         ま、それを照れるかのように下ネタたっぷりにチョけることが多すぎるのですけど。笑

【ショー】
OP:「焔」
秀吉・女:「惚れたが悪いか」
         何踊っても綺麗だよなぁ。ええなぁ
座長:「ああいい女」
         こうして着流しでびしっと踊る。のを、いくらPOPSいっぱい使ってもちゃんと忘れずやる。
         そういうとこが、好きです。
秀吉&和也:「男の火祭り」
あきら・女:「恋あざみ」
         おるだけでええのだ。おってちょっと目線を配ったり、ちょっと動いたりするだけでいいのだ。
         なぜなら漏れるから、滲むから。
座長:「?」
友也:「人生一路」
         袴姿の友也君。この踊りはとても恰好よかったです。
ちあき:「役者」
         ちあきさんがちあきなおみ。女優さんが踊る「役者」。ちあきさん、とてもとても綺麗でした。
見城:「酒きずな」
         金髪っぽい…は言い過ぎかもやがそんなカツラ、勿論シケつき。ほお。
秀吉:「ほどほど酒」
         しゅっとしてるよなぁ。しっとりしなやかだよなぁ
座長・女:「天城越え」〜「月の雫」
         本日の感動空間。彼は技術的には持っているものはまだ少ないかもしれないけれど
         それ以上に持っているものがあるんじゃないか。そう思わされるんやが、この日は、特に。
あきら:「俺がいるじゃないか」
         そのお父さん。そうあきらがいるじゃないか。
あきら・歌:「シクラメンのかほり」
ラスト:「鬼面花魁」


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ワシは毎日あっちゃこっちゃに恋してる。うふ。

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タイトル (本文) ブログ名/日時
Don’t think,FEEL、大衆演劇/夢芝居花舞台
大衆演劇ってヘンテコ。 綺麗やけど綺麗やない。 決して芸術じゃない。 決してうつくしく品よくセレブで趣味の良い物…ではない。 むしろ下世話で露骨でリアル。 人間が人間臭く人間のまんま出る、大衆、いや、うん、体臭演劇。 だから、でも、それゆえ、ああ、びっくり、綺麗。 汚くって綺麗。それでも綺麗。 舞台=生活=仕事=生き甲斐=趣味、 オール=(イコール)、オール直結。 ほな、そりゃあ出そうと思ってなくても、 いや、出したくなくても出るんじゃないか。 その人間の素が、業が... ...続きを見る
桃花舞台
2010/10/31 12:13
Stage for… -「スイッチ、ON」のゾクゾク感、醍醐味-
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桃花舞台
2010/12/05 05:33
「花」 -大衆演劇って、いや、人間って気持ち悪い…ええなぁ篇-
「大衆演劇って気持ち悪ぃなぁ…」 と、座長大会の客席の1片隅にてふと思ったのは、 若ぁい、イケメンの人気座長が踊り、 めちゃめちゃええ笑顔でニカァッとキメて、 んでもって、それに対してオバ…もといお姉さんらが 「キャー!」「わー!」「たかしー!」「アイカワー!」なんて叫ぶ… うん、呼ぶ、とか、掛け声かけるとかではなく、 叫ぶ(笑)のを、観、聞いた瞬間です。 「大衆演劇って気持ち悪ぃなぁ…」 ううん、ううん、ちゃいます、ちゃいますよこれは。 そう、そうですけれど、ちゃいま... ...続きを見る
桃花舞台
2011/04/18 03:01
芸人? 阿国! 神?! -ハコの風景、芸人と「人」の風景-
あれ。 あの歌手。 あの芸人。 あれぞ「見世物」。 あ、卑弥呼?んーん、あれ、きっと阿国! そう、きっとあれ、あれぞ、「神」。笑。 そんなことを感じたのは、決して、 彼女が巫女みたいな衣裳を着ていたから …だけではないはずです。 ...続きを見る
桃花舞台
2011/08/17 20:03

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
だから、『うふ』は(笑)

《山口百恵は菩薩である》を書いた、
平岡正明氏が亡くなったのは、ちょうど1年前の7月です。

桃さんのことだからご存知ですか?
私は読んでないから、内容は知りませんが。


残念ながら、菩薩も神も感じた方はいません。
そういえば、
『お客様は神様です』
も、シャレでも言う役者さんいなくりましたね(笑)。


それにしても梅雨明けで暑くって、
耳たぶまで火照って、狂いそうでございます。
まの
2010/07/18 11:58
追伸
また、『好きだなぁ、馬鹿だなぁ』って思ったでしょ?(笑)

まの
2010/07/18 12:09
思ってない、思ってない。
そんな熱いねやったら更年期って思いましたが。
ま、そんなお前は毎日あっちゃこっちゃでゾクゾクしすぎて
ほんでビールばっかり呑んで痛風になるぞ
とか言われそうですが。笑

「うふ」、無理があります?
ま、いつもは「うへへ」って笑うんですけどね。げへへ。笑

山口百恵…と言えば、
私、宇崎竜童さんと阿木燿子さんがめちゃ好きなんです。
また、ゾクゾクします。笑
桃♪⇒まの様
2010/07/18 13:19
芸能はすべからく、
根本的には神仏に捧げ奉じるために演ぜられる。

学生の時、そう習っても納得いかなかった。
団十郎の荒事みても全然有難くないし。神仏なんておりてきてないし。
←今は違うかもしれないが。ファンの人怒らないでネ。
人間が宇宙までいけちゃったり、子供が生まれる前に性別分かったりする。
そんな時代に、リアリティないなあ。
ってずっと思ってました。

がしかぁし、大衆演劇観るようになってやっと冒頭の言葉を理解できました。

いい役者がいい仕事してると阿弥陀さま、と両脇侍に見えて仕方がないのだ。
時々拝みたくなって困るおかしな客です。

まそんな小難しい話しなくても、
春信やなんかの浮世絵で遊女が象にのってるのありますね、
あれ普賢菩薩に見立ててあるんですよね。
名妓ぶりを菩薩さまになぞらえてるんですね。
なんせ「男傾城」の役者さんたちですから〜。
あ〜、つみつくっり、つみつくっり〜♪
ひつまぶし
2010/07/18 15:52
誰が更年期やねん(笑)
それでも、モテる私って、我の骨頂・・・ん、なんか違うか(笑)

今日は、諭吉という紙が舞い踊るかもしれない、浅草行きます。
某座長お誕生日だす。
まの
2010/07/19 01:21
男傾城って、いいですね。
文字面がなんだか可笑しく、でも色っぽい。
罪作り〜なお仕事ですね。

舞台は、特にちいさな大衆演劇の世界は
なんだかやっぱり“世界”の縮図のような気がします。
プロレスのリングと一緒で。
ああ、だからリング上の女性をディーヴァって言うのかなぁ。

象と遊女の絵、確か某元遊郭跡で観たような、そうでないような。
桃♪⇒ひつまぶし様
2010/07/19 03:07
モテるんだぁ〜、やっぱり。

紙が舞い、神が舞う訳ですね。
あー、以前にも書いたけど、
私が座長大会とかでグッと来て泣く理由は
それだからかもしれません。
楽しんでらして下さいね。
桃♪⇒まの様
2010/07/19 03:09
まの様、浅草ではユキチがいっぱい舞いましたか?
祭りですからね!舞え舞えユキチ。着物もあがれ。


桃さま、男傾城、気に入っていただけたようで。。
遊女の絵の遊郭跡って、もしやO劇場のある街・Tの元遊郭ですか?
いかにも、掛かっていそうな。
行ってみたいんですよね〜、そこ。
写真集でみたぶっとんだ内装が
頭にこびりついてます。
ひつまぶし
2010/07/20 01:29
まの様、浅草ではユキチがいっぱい舞いましたか?
祭りですからね!舞え舞えユキチ。着物もあがれ。

桃さま、男傾城、気に入っていただけたようで。。
うわっ、今気づいてもうた。1日違いで桃さんとニアミス。
見城さんの女形も観たかったナ。。

遊女の絵の遊郭跡って、もしやO劇場のある街・Tの元遊郭ですか?
いかにも、掛かっていそうな。
行ってみたいんですよね〜、そこ。
写真集でみたぶっとんだ内装が
頭にこびりついてます。
ひつまぶし
2010/07/20 01:39
人ごとじゃないっす。
さ、皆であげましょう、舞わせましょう。
あ、ちゃうわ、私がいただくんだった、
ユキチも着物もお酒も。笑

傾城、白、城、ん?
好きな言葉です。まさに花魁ですね。

遊郭跡、ほんにその通りです。
ワシは3度行きました。
写真集も。お気に入りのカフェにあって、いつも見ますよ。
桃♪⇒ひつまぶし様
2010/07/20 05:23

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