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zoom RSS シケ(鬘)の話-はらり、くらり、大衆演劇-

<<   作成日時 : 2010/07/31 22:36   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 4

画像シケの話をしたいと思います。
海のシケじゃないよ。
鬘のシケだよ。
シケた話じゃないよ。
シケ。
それはほつれ髪。
今日はそんなシケから、
ほつれほつれて「大衆演劇」ってヤツについて。

歌舞伎で知ったのか大衆演劇で知ったのか
どっちか忘れましたが
たぶん歌舞伎関係の本でその名を知った、
ような気がします。

今、ちょいとネットで調べたらば、
あれは「本来色気とか愛嬌を添えるほつれ髪」なのだそう。

ふうん。

女でも、男でも、ね。

ふうむ。

歌舞伎の場合は芝居の役柄、その性格や心情を客の目に見えるカタチで、
つまりは「この人こんな人っ!」を出す…
非常に理にかなっているというか、お客に優しいというか、なんというかですよね。

が。

大衆演劇の場合、考えてみましょ。

よく見るよなぁ、シケ。

もうワシん中では(その認識おかしいけど)
大衆演劇か京本政樹かってくらいのイメージだもん。笑

ショウ。それぞれが思い思いの曲で思い思いの格好…着物と鬘で出てきて踊る。

その際、あれですわ、思わせぶりな曲、女形とかサ、そんなとき、
そんな鬘で、シケ、はらり。

そう、“はらり”。

はらりときたらくらりときてぐらりと堕ちるんだぜ。
ヤツらは狙ってるぜ我々は狙われてるぜ、はらりくらり。笑

大衆演劇の(踊り)のシケって、なんだか、せやんなぁと思ったりします。

ああ、いやいや、誤解のないように言うとくと、
別に毎回皆が絶対ただ色っぽく見せるためだけにそれをやっているのではなく
あくまでその出番その曲その雰囲気に合うように、合うからやっているのは当然、
プロの仕事はやっぱりすごい。

でもさでもさでもさ。
あれ、ほつれ髪、ほつれ髪って、きちんと結うてて、きちんとしていて、
せやのに、ふとした瞬間、何かきっかけがあって、はらっとほつれる訳でしょ?

例えば何か、もう、
髪とか格好とかなりふり構う余裕がないような状況に陥ってるときとか。

本来だったらさ、「ちゃんと」してるはず、「ちゃんと」してないかんはずのもの、
それが、ぐら、と崩れる、ほつれる、

ゆえに、色気が。

でもそれは地毛の話であるけど、これは「鬘」なのだ。

もうセット、てか、結うてる訳だ、
「この曲、こういう鬘で出よう」って意図して、作って、出る訳。

なので、意図してシケつける訳、意図してほつれさす、
ほつれをあえて、わざと、「付ける」訳でしょう?

ほなもうその時点でそれは「はらり」じゃないよね。

はらり、という演出だよね。

せやから性質が悪い。



敢えて言うなら「うふ、はらり」だ。(何言うてるかわかりませんねワシ。笑)

「うふ。このはらり、色っぽいでしょう?こういうの、好きでしょう?」

好きです!

…やぁねぇ、皆、もう、ただれてる(前記事参照。笑)わぁ。え?ワシだけですか?笑

例えばこういう点からも
「だから大衆演劇は品が無い、俗っぽい、皆色気ばかり」みたいに
言われることはあるだろうし、言われても仕方ないとも思うし、

でも、それって、悪いこと?品が無いってダメなこと?

ワシはそうは思わない。

逆に、凄い、格好いいなプロだなちくしょう(笑)と思うのです。

はらりとして、ぐらりとさせなきゃ。

いや、それは色気とかお金とかそんな直接的なことだけじゃなくてね。

日常に最も近い非日常…映画よりも安い値段でお芝居踊りにファンサービス、
毎日それで食うている生活してる夢見せている芸で生きている彼らと
毎日それぞれいろんなこと頑張ってひとときの間ちょっと“トリップ”(笑)しに来た
我々の素敵な関係。

そこに、その間に、あの“はらり”の演出。

そら、ぐらり、ですよ。

ぐらりとなったら、嬉しいじゃないですか、気持ちいいじゃないですか。

うきゃー!いやぁーん!きれー!色っぽいー!かっこいー!って言いたいじゃん?笑

言われる方も気持ちええし、言う方も気持ちええ、This is 相互関係。
(え?簡単に言い過ぎ?笑)

そんな訳で、ワシ、あのハラリなシケ、とても好きです。

ま、ワシの場合は「うきゃー!」もあるけど、
「うきゃー!色っぽいー!」よりも、てか、その先には
「うきゃー!色っぽいー!そこまで計算てか演出してしかも完璧にこなせてるあなた、
プロ!めっちゃかっこいー!好きー!」と、結局そこにいっちまうのですがね。

んー、職業病、てか、モノカキの性でしょうか。

でもだからこそより惚れるのである。だから性質が悪いのであるが。笑

やっぱ大衆演劇ってのは、明るくて暗くて、美しくて汚くて、悪くて良くて、
せやけどそんなんみぃーんなひっくるめて素敵にきれいで、

なーんか、芸事の原点…は言い過ぎですが、

取り澄ました芸事の世界や自己表現のためだけの趣味と変わらん表現世界や
そんな、一見お洒落っぽかったり、一見きれいそうに見えるものよりも、

ずっと、なんか、嗚呼、「芸」なんちゃうかなぁ、「人」やなぁ、なんて思います。

えへ。

シケ。

ああ、シケの話からほつれすぎちゃったや。結い直さなきゃ。笑

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今ワシが面白がって食らいついている役者はめっちゃ“シケ”。気持ち悪いくらい、シケ。たまらんプロなのです。笑

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
シケって言うんだ、勉強になるなぁ。
何の役に立つかわからないけど(笑)


そーですね、女形はあたりきだけど
特に丁髷のシケなんて色男の象徴で、なんかいかにも隠微な雰囲気・・・・・

そんな男に騙されては・・・そんな鬘被る役者にヨロメイテは・・・奈落の底です(笑)

それを推奨するんですね、うふ サンは(笑)


お誂え向きに、初日が日曜日。
たくさんの老若女女がぐらりとなっちゃうんだろうなぁ(笑)


まの
2010/08/01 07:33
陰微って。
いいですね、その表現、いただきます。笑。

そして推奨って。笑

そうですね、
別に大衆演劇やなくたってええ、
韓流でもジャニーズでもかめへんけど、
そうしてちょろっと自覚ある程度にヨロメくのは
ちょっと楽しくなる、かもですね。笑

…と、あっちゃこっちゃのジャンルに気の多い私は思います。笑

私も自分の芸で、仕事で、年齢性別関係なく、
ぐらり、とさせなきゃ、です。笑
桃♪⇒まの様
2010/08/02 03:19
よっ、待ってました!
しけ、について桃さん、書いてくれないかしらんと思うておりました。

しけのとり方、ボリューム、バランスには、役者さんのセンスやこだわりを感じます。そして、それが絶妙な場合、無論ぐらっとします(苦笑)。

大衆演劇観始めたばかりのころ、
とある劇団さんの若座長の女形の鬘のしけが、
ラメでキラキラしてて、これも私の知ってる「しけ」だろうか、と真剣に混乱しました(笑)。
でも、固定観念とっぱらえば、それはそれでキレイで素敵で、成立してるんですヨ。
大衆演劇は、ある意味「なんでもあり」だからこそ、美意識が試される世界ですね。

あ、そういえばこの間、京本政樹さんが、TVで早乙女太一さんの幼少期の舞台写真に「えっ、こんな頃からしけ出してたの?」ってつっこんでました。あははは。


ひつまぶし
2010/08/03 00:39
わぁお。両想い。
いただきますよー、リクエスト代。
(嘘、嘘。笑)

某劇団若のきらきらしけ、
もしかして、あれかも、と心当たりが。笑

私は若干やりすぎくらいが好きですね。
うお、そうそう、それくらい、やってくれはったら嬉しい、
ちょい笑う、でも素敵、プロって感じです。笑

京本さんはいつからあれなんだろ。やっぱ必殺からかな。
桃♪⇒ひつまぶし様
2010/08/03 03:22

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