桃花舞台

アクセスカウンタ

zoom RSS 若いコとぶわっとした鬘で『天城越え』 -「過去・今・未来」が「今、この一瞬、一舞台」に-

<<   作成日時 : 2010/12/15 03:38   >>

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

画像その組舞踊は、
真ん中に女形姿の座長。
そしてその後ろに紋付袴(?)に正装した若手衆
…んん?
ひとり違和感のある人が居てる。
ん?その鬘。
その若い役者さんがよく被るような鬘で踊ってるけど、
んん?
なんか違和感ある。
なんかその鬘、似合ってるけれど似合ってへん。
そんなあなたはベテラン役者。
思わず、笑ってしまいました。
バカにしているのではない。
うわぁ、ええやん、ええな、素敵やぁん、な、ニタリ、ニコリ笑いです。

似たようなのを、
数年前、別の劇団別の役者でも観たことがあります。

それは組舞踊ではなく、個人舞踊なのだけどね。

舞踊ショウのアナウンス、
そのベテラン役者の名前が告げられ、「お送りしますは『織田信長』」。

出てきたのはシワッシワの、ほそーい、ちいちゃいオジチャン。

扮装(衣裳/鬘)はまさに織田信長。

でも、カラダほそーくて、ちいちゃぁーいから、しわっしわやから、
織田信長のコスプレしてても、浦島太郎に見えるのです。

それってどうよ。

トホホじゃん。

けど、それでも、ばしっと織田信長を踊るオジチャンは、なんかちょっとかっこよかった。

そんな織田信長と同じ、いや、似たような鬘。

なんていうの?

私、正式名称とか詳しいこととか全然わからなくてお恥ずかしい限りなのですが。
(勉強せぇよ)
お侍みたいな、ポニーテールの鬘。ぶわっとしたやつ。
若い役者さんが海モノ(海モノって何。あ、あの、私的に海系の演歌の踊りのことです)で使うような、鬘ね。

ああいう鬘に、紋付袴。

という若手がバックにずらり揃って、で、真ん中に女形姿の座長がって舞踊がありまして。
(※冒頭の話に戻りますよ)

それはラストショーだとか芝居仕立ての組ショウではなかったのだけれど、
でも、なんだか気合いだとか気持ちだとかがちょっと感じられるような気がして、
おお、と、出てきた瞬間から観入ってしまうものがあった。

あった。

けど。

あれ?

ひとり、違和感のある人がいる。

うん。

若手衆の中におひとり、決して若手ではない人がいる。

後ろ向いてたらわからなかったけれど、
ウソ、後ろを向いての登場でも、あれ?、あれ、もしかして、
でも、いや、あんな鬘で出てはるの観たことあれへんしなぁ、
(※そんなぎょうさん観たことないのに失礼な話ですが)
けど、あの後ろ姿は、あれ、あれれ、うわ、やはり。

…笑

信長オジチャン、もとい浦島太郎オジチャンのように細くシワッシワではありませんが、
歳は決して若くなく、そして背丈も大柄ではなく、ちいさな、オジサン。

ナカミはきっと大きい(んん?)のだろうけれど。

それが若手と同じような格好・鬘、姿で同じように座長のバックでばしっと。

でもどうしても違和感を少し感じてしまう、直観的に感じてしまう鬘。
(のは、ヒネクレ根性ワルの私だからってだけですかねぇ。苦笑)

でも…これは、多少の肩入れはああ、ええ、もう認めますけれどもね、

けど、とても格好いいことだと思うのですよ。

うん。

どう?

そりゃこの「違和感」=「似合ってない」ととられても仕方ないよ?

確かに似合っていない。

けどもけども。

いや、似合ってるて。

とてもとても。

浦島太郎みたいな織田信長も、紋付袴の『天城越え』も、どちらも。

あ、紋付袴の『天城越え』は特に。…あ、これは私の肩入れ/主観です。ええ認めます。笑

だってちょっとドキッとしてしまうじゃないですか。
そんな、普段とちゃう舞台姿(衣裳・鬘)を見せられちゃったりなんかしたら。
まだまだ似合ってはりますやん、若手に交じって、でもちゃんと目立ってますやん。

あ、これは私の主観。げへへへへ。

そんな主観はこの際どうでもええからあっちへ置いておいて、

それは若さ!とか勢い!とか顔!とか美醜!とかではない、
きっと、舞台人、役者として培ってきた「色気」みたいなもん…なのではないかしら。

あ、これ、ちょっと言い過ぎ、褒めすぎ?やっぱり主観?(笑)、だったら撤回したいところ。

でもそれはこのひとこの場合この舞踊だけじゃなくて。

でも私はこのひとこの場合この舞踊を通して、ふと、あ!と、感じるところがあって。
だから、「ええやん。素敵やぁん」と、思ったのです。

だってさ、それはもしかしたらとても気合いの要ることだと思うのですよ。

推測、あくまで推測よ。知らないよ。

けど、おいら、もしおいらが歳とって、しかも昔結構ぶいぶい言わせとって、
今は己のマイペースでやっとる表現者だったら、
これ、ちょっときっついわ、こんな鬘こんな格好、で、客前に出るの、
ちょっと、ちょっと恥ずかしいもの、嫌やもの。

(いや、別に私に誰も出てくれとは求めておりませんがね。なのであくまで例えやで?笑)

けどプロやから出るけれど?オレは誰よりもプロやって自負がありますから。ふふふ。

が、そうして出た時、滲み出るのは何かしらの違和感。

いい意味で。

そしてたぶん悪い意味もあるかも。(簡単に言うと「浮いてる」とかね)

だから、でも、誰しも目が行ってしまう、観てしまう、観させる何か、力を、まだ、たぶん持っている。

それを象徴するかのような、あの鬘。若いコみたいな鬘。似合ってへんけど似合ってる鬘。笑

せやけどそれを違和感と呼ぼうが呼ぶまいが、
舞台からは何か、何かしらの何かがかなり滲み出る。

そしてその滲み出るその姿は、

同じ鬘同じ恰好で同じ1舞台に立つ、立っているからこそ、
たくさんのものを伝えることが出来る…に、違いない…のではないかしら。

客席でへらへらと楽しく観ている私たちだけではなくて、

舞台上にいる同じ恰好をした若い男前たちにも…

そして勿論、前で、真ん中で踊っている座長にも…

ベテラン、いや、歳とったオジサン役者さんが
それまで経験してきた過去を背中にのっけて「今」、

あの紋付…自分の紋ではない、けど今の自分の紋である紋付袴に、
あの、ぶわっとした鬘、信長鬘(笑)で、

この舞台に皆と一緒に乗ることって、

たぶん、「これから」を「今」、次へと「繋いで」「伝えて」いくこと、なんじゃァないか。

…ええようにとりすぎ?笑

でも、うわぁ。

それを今この目で観られるって、素敵やん。

だってそれは、「過去」から「今」、「これから」を、「今、この一瞬の一舞台」で「私」が観ているってことやん。

今この舞台で、「この目で」観ているってことやん。

…とは、やはりちょっと深読み、ええようにとりすぎ、でしょうか?

わはは。

で、思わず、笑ってしまって、そしてグッときました。

似合ってへんわぁ、違和感あるわぁ…けど、めちゃ似合ってるやぁん、かっこええやん、まだまだイケるやん。

誰が創りはって、誰が企画しはって、誰が決めたこの組ショウなのかは知らないけれど、
そして、一体あれは誰の鬘なのかも私はわからないけれど、また貸して下さい借りて下さい。(放っとけ桃。笑)

だって今度は是非個人舞踊でその格好で踊っているのを観てみたいですもの。

…いや、いいです。

そんな無理した無理のある個人舞踊要らんです、じゃなくて「らしい」のんがいいです。

それが一番素敵です。

信長も、天城越えも。

…ま、私は今天城越えのオッサンに興味津々なので、過度な期待をしちまうんですけど。げへへ。笑

そんなベテランさんと若いコが同じ舞台=生活に、
昔の曲と今の曲が同じ舞台に、エグザイルとド演歌が同じ舞台に
…そんな「過去、現在、そして未来へ」、なんしか「今!」、この一瞬!

…な「大衆演劇」という舞台世界が、ああ、せやからほんまに面白い。興味が尽きません。

あなたと越えられへんけど越えたい、天城越え。ああ、でも思わず吹き出してしまってスミマセン。笑

人気ブログランキングへにほんブログ村 本ブログ 編集・ライター・書店員へ
で、先日のEXiLE×大衆演劇の対になる記事として書いてみましたとさ。


テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
[つかみたて]です

♪ゅ♪
2010/12/16 02:25
あ、♪ふたつ。
ふふ、どなたかわからないけれど
謎の「ゅ」さん、教えていただきありがとうございます。

嬉しいです。勉強になりました。

てか最初から勉強しとけって感じですかね。
すみません。笑

また今度はお話に&今度も御教えにいらして下さいね。
桃♪⇒♪ゅ♪様
2010/12/16 06:16

コメントする help

ニックネーム
本 文
若いコとぶわっとした鬘で『天城越え』 -「過去・今・未来」が「今、この一瞬、一舞台」に- 桃花舞台/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる