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zoom RSS 「酔って候」 -トコ兄さん&姉さん、今宵したたか魅せ魅せられて-

<<   作成日時 : 2010/12/02 04:23   >>

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画像その真っ白な女形は、酔って、酔わせて、酔って候。
あ。…気持ちよさそうやなぁ。
私ら?うん、気持ちいいよ。
私?そりゃあもうこの空間。たまらないよ。
酔わせたのはあなた、酔わされたのは私ら。
せやけど、あなたを酔わせたのは私ら、
酔わされたのは、あなたらでもあるのでしょう、きっと。
― この一瞬、そう、それはこの数分の間の舞台事。
嘘と本当が交錯する、舞台での出来事。
ああ、舞台はアア夢だ夢だなぁ。
…なんて、ああ、ふわァり。

掛け声が飛び交って。
うん、名前とか、あと、演歌特有の合いの手のようなね。
「あ、よいしょォッ」とか「はいよッ」ってな、あれですよ。
またそれがええタイミングで、ええ声でかかるのですよ。笑

ほな役者も…
たいしたことない役者じゃァない、
たいした役者、やのに、ちょっと歳くって、
それたぶんご自分でわかってはって、
うん、きっとご自分がきっと一番わかってはって、
でも、相当のいろんなこと重ねて積んでヤッテきてはるやろうから
ちょっとやそっとでは自分には酔いはらへんのやろう、
酔うて…るように見せかけて酔うてへん、むしろ、酔いたぁても酔われへんのちゃうか…な役者が、

そんなお客の声を聴いて、ニヤリ。

…あ、笑ってらァ。

そんな、なんだか一瞬ふと≪覗かせた…漏れた滲んだ(ように見える)≫顔をみて、
私も、あぁ、ニタぁリ。と、なんだか嬉しく楽しくなってしまいましてね。笑

わぁー…笑ってはる、
どんな気持ちかは知らんが、なんか、ええ顔で…
いや、ええ顔やけど、やはりでもそれでもフフンな顔でちらりと笑ってはるわぁこのひと。

ええやん、ええなぁ、そんなんたまらんくなるわ、私。…なんて…あちゃァ&ニタぁ。(アホで根性悪。笑)

歳やら見た目やらなんて関係ないよ。
いや、あるや。その歳その見た目そのキャリアやからこそ、
それが真っ白に塗ろうともきっと滲んでいたからだろうこそなんですよ、きっと。

うん、“今”“今日この日”の、“あなた”だからこそ、
そして、“今”“今日この日”の、“あなた”の目の前にいるこのお客さんたちだからこそ、
出来あがった“この一瞬”“この空間”に違いない、いや、そうなんじゃァないかしら。

なぁんて、うっかりハッとしてグッ。笑

でも、

そんな“なぁんて”って思った私も、その瞬間その数分は、
「うわぁ…楽しそう、楽しい〜」って、アホみたいに手拍子拍手喝采アホヅラでした。いやぁん。笑。

こんなかっこつけた(のにかっこつききってない)小理屈がアタマの中にまとまったのは数日後でした。ちっくしょっ。笑

笑っちゃいますか、こんな真っ白けな(失礼)女形で。
笑っちゃいますか、決して若くもなければヴィジュアル的に超絶うつくしくもない女形、なのにハッとしてグッで。

うん、にやにや、にたにた、アホみたいんなって、いやアホんなって、涙ウルウルですよ、
この瞬間と空間…人と人が作る空間にウルウル。
だって、これ、なんか全てが一体となったバカでしあわせな空間(いい意味)。

その真ん中にいるのは、まっしろな、化け物みたいな女形。(いい意味!)

ん?私は酔ってます?

ううん、私だけでなく皆、この一瞬、この瞬間だけは酔っていると思ったのです、あの瞬間。

嬉しいから、楽しいから、笑っちゃうんですよ、酔っちゃうんですよきっと皆。

あなたも、私らも、この数分間という瞬間だけは、日常、じゃない。
限りなく日常に近い、けれど非日常。

でも、それでもそんなんやのに、
いや、そんなんやからこそ、
それを作り出した…と自分でわかっているから出てくる役者の「フフンなドヤ顔」が好きなんです、
ヒネクレモノカキ桃は。笑

で、それを見て、さらに、たまらんようになるんですヘンタイです。笑

「この指とまれぇ…っ」て歌詞で、凄ぇあざとく、でも軽ぅ〜く人差し指を客席に突き出して挑発しはるのん。
ううん、挑発じゃなくてもうそれは所作なのきっと(わかんないけど)。
踊りの所作なのよ、うふふふふ、あくまで偶然所作よ、「この指とぉまぁれぇ」。
いいや、ちゃう、とまらせてあげるよ、とまりたかったらとまったらよろし、どぉぞ、だ。勿論上からだ。

そんなどっかちょっと上から目線(?!)な「役者」と、
それにふらっとなって喜んでついていきたきたくなってしまう私たち客。

ね、人間ってヤツぁ…、ですよね。笑

身にしみついた完全上から目線…いやプライド自信、そして何より実力
…ゆえにちょっとやそっとでは気持ちよくなりやしない酔いやしない、
イカセたって、イケやしない、イッテるふりの男、

女形という芸をみせる男、楽しくて、孤高な「役者」。

女の姿をしたそいつの舞台姿から浮かび上がるのは「匂い立つような儚さ」と「むせかえるような切なさ」。

下品…エロに落ちる寸前すれっすれ、なのに、なんで、下品じゃない ―

それは「大衆演劇」という、お高く止まった「芸術」ではなく
あくまで私たちのそばの、身近な…たった1000〜2000円でこんなにハレの夢を見させてくれる
バカで素敵な近い近い娯楽・演芸の役者。
…だからこそ、落ち落とされ…な危険ささえ楽しいような、そんなこの舞台世界の醍醐味。色気。
うん、ギリギリの、もう、うーわっ、な“色気”。

でも、彼らはすごく近いところにいるようで、ううん、凄ぇプロフェッショナルでもある。

だからめちゃめちゃ高いところにいてるような品のあるいろっぽさ、雰囲気 ―

生活=舞台、ケ=ハレの、生活者で表現者…世間からは俗っぽいとか品がないとかサ、
そんな色眼鏡で見られたりするも、でも、どうして、みてよ、あのギリギリのかっこええサービス精神、
あほやけどかっこええプライド…つまりそれはきっと“品”。

相反するふたつを、え、なんで、どうして、両立して兼ね備えた女形!?ですよ。

なんだよ、このオッサン…じゃなかった、この役者さんら!ですよ。
(※あくまでここ複数形。だって皆さんそれぞれに好きな役者がいる訳なんだもん)

なんてイヤラシイ、オトナの世界で、素敵で、楽しいのでしょうね。

だから落ちかけ、たまに落ち、と、見せかけて…落とすんですよね、(この)役者さんは…じゃなかった、
この世界の役者さんたちはね。

まだまだ、とても、もっと、私らを。

笑っちゃいますか、でも、だから、こんなに夢見せられることが出来るのよきっと。
笑っちゃいますネ、もう。その純やろうのに含み笑顔。

もう歳くったり、しんどそやったり、は事実現実ホンマなんだろうけれど、
でも、なんか、せやけど、それでもギラッと、
“ナカミ”は誰よりもギラッと、うーわ、こっわ、ギラッとしてそうで。
だからうん、「この指とまるとまる〜」なんてニヤニヤしちゃって。
もっと見して、もっとゆって、もっともっと。って思ってしもて…ああ、怖いですね、堕ちそうじゃないか。笑

でもだから、旬を過ぎても、気の向いたときでええから、もっと、酔って酔わせてくれ候。
私を、私らを、同じ舞台上にいる舞台人たちを、後輩たちを、そしてご自分を、
もっと、いやぁん、とことん酔わせてちょうだいな候。

なぁんて思わせてくれる、かの世界の役者たちさんが、
いや、そのとある女形役者さんが(特定?!笑)
私はやはり「芸人」ってもんの象徴(大袈裟?!)に見えたりなんかする、今日この頃です。

ん?肩入れ?うん、いいよ、そんならそれで。それが楽しいんじゃん。笑

トコ兄さん&、客席のお客さん、今宵魅せ魅せられて、酔って候。

と、書いとる私もきっと、雰囲気に、きっと酔って候。

って書きたかっただけなんですけどね、私も。

…ふふふ。わはは。笑

それでも飽きずに、アアア、また今月から、
これからもバテながらも、追いかけて追いかけて追〜いかけて「人間」していきますよ。うふふーっだ。笑

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写真はそんなことこんなこと…「舞台」から私にいろんなことを感じさせ、教えて下さる素敵なおもしろい役者さん。
残念ながらこの写真は『酔って候』ではありません。老いかけて…じゃなかった、追いかけて追いかけて、追いかけて『雪國』。
どちらの曲(踊り)も先月。どちらも、きたなくてきれいで、もう心の底から「凄ぇ〜」って言うてもた。あ、あと、1曲最強のんもね。きゃあ、堕ちそう私!笑

よろしければこんな記事とも合わせてお読みください。すばり「浪速しぐれ 桂春團治」篇ね。笑



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内 容 ニックネーム/日時
桃チャン おはよう 毎度楽しく読ませてもらってます。 この前 母親を芝居見物に連れて行きました♪ 喜んでくれた様な気がしました!? 笑い 桃のブログ何時も×2楽しみです!! 今度このブログ編集して本にして出版してみては?どうですか?ぜひ×2==
あずさ
2010/12/02 08:14
ありがとうございます。
お母様とご一緒に観劇されたのですね。素敵ですね。

いつもいつも楽しみにしていただいてるなんて、
こちらも張り合いになります。
御芝居共々桃Blogも今後ともよろしくお願い致しますね。
桃♪⇒あずさ様
2010/12/04 05:07

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