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zoom RSS 例えば『神奈川水滸伝』 -着流し、鬘、傘一本、最後の方でガバッと入れ墨-

<<   作成日時 : 2011/02/12 04:01   >>

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画像着流し一枚。鬘もシンプルなもの。
例えば散切りみたいなのとか。
出来れば黒。カラーじゃなくて黒。
そして、傘、一本。
それがいい。それでいい。
そして最後にチラッと、
いや、ガバッと入れ墨が見えたらいい。
勿論ホンモノのじゃないよ!ホンモノはヤだよ!(笑)
着ている、衣裳の、入れ墨が見えたらいい。
それってきっと「真骨頂」?それってきっと「到達点」?
その良さを見せてくれたら嬉しい。
その良さを見られる力をつけておきたい。その格好良さをね。

別にそんなにたくさんの役者、踊りを観てきた訳じゃありません。
私なんかよりもっとたくさん、もっと長いこと、
そしてもっとちゃんと観てきはった
“見巧者”はいっぱい居てはるでしょうし。
けど、まぁ、そんな“見巧者”にちょっとでも近づかなきゃ、
観る目、観るアタマを養わなきゃ…と思っている私です。
きっとまだまだでしょうが、でもちょっとは…うーん、どやろ、さぁね。笑

そんな私が最近あっちゃこっちゃの劇団を観て、観る際、
注目というか、「あ。」「お。」と座り直して観る(笑)ジャンル(?)の踊りがあります。

それが冒頭で書いた「着流し、シンプル鬘、傘一本、最後の方でガバッと入れ墨」という踊り。

私、あれ好きです。いや、好きまでまだ行ってないかな、私、あれ最近気になります。

あ、調子に乗って曲も指定さしてもろていいですか。
『神奈川水滸伝』『関東流れ唄』(どちらも北島三郎)
『唐獅子牡丹』(あ、ロックバージョンの方じゃないよ)とか。
あ、『花と龍』も入れておきましょうか。とか、とか。
いわゆる、あちらの世界の、あの、その、これ以上は割愛。笑

あれらは…立ち姿(男姿)の、
色気というヤツの集大成?真骨頂?じゃないですか?え?ちょっと言い過ぎですか?
そうですね、私は、なんとなく、最近、そない思ったりします。なぜかわかりませんが。
んー…そんなんのちょっとエエ踊りするエエ役者を観たからかなぁ。んー、どやろ。笑

やはり歌舞伎の女形に魅せられて演劇ってものに興味を持ち、
いつの間にか大衆演劇とやらをどっぷり観るようになった私は依然として女形ってヤツが好きなんですけどね。

でも、好き嫌いとかそんな話ではなく、あの、立ちでの
「着流し、シンプル鬘、傘一本、最後の方でガバッと入れ墨」
という姿、踊りは、見応え、ないですか?→ ←踊り応え、ないですか?

うん、どちらも「応え」あるのじゃないかなぁ、と思ってしまうのです、私は。

うん、いつも言うてる書いてる思ってるように、
たぶん最終的な立ちの到達点ってか集大成はやはり「着流し一枚。以上」だと思うのですよ。

けど、その、一歩手前というか、もうそこまで、なんちゅうの?
悟りの境地というかゴール!までいってまう手前、というか…あの、このニュアンス、伝わります?(笑)

枯れきってしまう寸前の、一歩手前というか、
まだもしかしたらワルさ出来るんちゃうか、くらいの。(何言うてるかわからんな。笑)

放っておいても、ぎらぎらっ!が見えるような。

もしかしたら、あざとく狙ってこんな凄い衣裳凄い曲って見せてくれるんじゃなくて、
それよりも、この、シンプル、ぷらす、傘…みたいなこの方がより「ぎらぎらっ!」が見えるんじゃないか。

なんて、んー、わからん。うまいことよぉ言わん。(あかんがな。笑)

男一匹。あ、一匹ってダサいですね。男、ひとり。

やはり同じ人間でも「女ひとり」って、悔しいけれど、もひとつカッコ良さ出ません。
カッコエエ人も居てはるけれど、けれど、ジェンダー差別するつもりはありませんが、
古来よりの、絵になる感じというと「男、ひとり」じゃないですか。

群れない。媚びない。
義理と人情…なんて言葉はなんだか時代錯誤でもう使い古されていますが、なんかそんなん。

ぎりっぎりの情、で、と、ただ、立っている、歩いている、生きておる。

きっと色々あんねん、せやで、入れ墨入ってるねんもんなァ。
そりゃ、きっと色々以上に色々あるんやろう、
けど、そんなの見せない、いわんや、言わない、きかれたって答えない、そんなの野暮、男は黙ってなんとやら。

そこに…雨が降ってますねん。
その雨って心情的な雨。風景としての雨なのだろうけれど、
きっと心情的な雨でもあるよね。そこで傘をさしたり、置いたり。
その雨、あの雨って、一体、どんな雨なんだろう、何の雨なんだろう。
それはきっと傘を持った彼にしかわからないのだろうなぁ。

…かーっくいーなぁ。いや、チョケてたらあきませんね、ワシの悪い癖です、格好いいなぁ。

そんな「男」ですが、「舞台」ですので、
最後、最後の方(のことが多くない?キメ!るところで、サ)、チラッと、
もとい、ガバッと片肌を脱いで、入れ墨を見せる。

うん、「舞台」なので、キメ!なので、“虚構”なのでね、そこで、「見せる!」、あの演出もいいですよね。

ベタぁ、ですけれど、ベタだからこそというか、あの一瞬って、たまりませんよね。

あ、あの、もう最初から片方脱いで出てきはるという演出なときも多いですけどね。

うん、いろんな役者さんが居てはって、いろんな好みやいろんな趣向・演出がありますからね、
そこが楽しいのだからね。

あの手の踊りを、今、私、「あ、ええな」と思います。

ウソです、「お。来た。観たい。よしっ、見せてもらおう」と思います。

何があらわれるか。どんな風にみせてくれはるか。
ううん、そうじゃない、そうであってそうじゃない、
その「男の姿」いやもっと言うてまうと「人間、ひとり」の舞台姿、
ごまかしようのないその姿に、何が滲むか、
今、実際、生きている、生きてその踊りを演じ/踊っているあなたというひとりの男(前)、
そんなあなたはどんな役者、いえ、どんな人間なのか。

怖い。怖いよなぁ、大衆演劇。
生活=舞台=生き甲斐(?!)=生き様…
きっと、嫌でも、いやがおうにでも、その舞台姿に、きっと、滲んでしまうもの、出てしまうだろうもの。

生きてきた、今の、その人あなたの、何、なんだ、舞台へのスタンスとか、
その日のその今その瞬間の気持ちとかコンディションとか体調とか、
ちゃうな、ちゃうなぁ、やっぱり「生きざま」…わからん、「生きてきたナニカ」とかがサ、

きっと、今、今この瞬間のこの舞台、この姿に、きっと浮き彫りにされちゃうだろうもの。

それを、私ら客は、同じく、
今、今このときこの瞬間の同じく気持ちだったり勝手な共感だったり希望だったり
(いろんな余計な気持ちとか主観とか好き嫌いとかも含め。笑)
観ている方も今、こうして生きてきたナニカがある故の観方、観る力を

すり合わせたり、ふとダブらせたり、重ねたり、
いや、そんなんじゃなく好きとか嫌いとか、キャアとか、なんだとか、そんなんを合わせて、観るのだものなぁ。

そうなると…この踊り、こういった踊りって、

かなり…かなり、やる方にとっても、観る方にとっても「上級編」なのじゃァない?

うん、上級編ゆえ、私も、きっと、まだその入口にさしかかったくらいで、
まだまだ観る力が追い付き追いこしてはいないでしょうが。笑

ああ、うん、やっぱ、「着流し、シンプル鬘、傘一本、最後の方でガバッと入れ墨」、
それがホンマに似合う、こなせる、見せられるように(&観られるようにも、かも)
なるには、ある程度のキャリアとか、重ねてきたものとか、そんなのも要るのかもしれませんね。

ぎらり。

キャー。

…キャーじゃあかん。あかんねん。

「女ひとり」って、悔しいけれど、もひとつカッコ良さ出ませんけど、でも、「女、ひとり」。

傘のかわりにペン持って、さぁ、キメていかなきゃ。はは。ふふ。笑

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だってワシ、傘嫌いやねん。雨降っても余程じゃないとささへんねん。(だから風邪ひくんだよお前は)

写真は先月観た人気劇団…に居てはるベテランさん。大柄な方でしたがこの踊り、ううむ、格好よかったです『唐獅子牡丹』。

そんな私は今…いやぁ、『神奈川水滸伝』が好きだなぁ。
あのときあの踊りから曲の格好よさに気付かさせてもらったほどだもの。
それまで何度かあっちゃこっちゃで観たけど何も思わなかったのにさ。あ、気のせいかな。笑

あ、昭和残照も好きです。が、今月観たのは若いコさんでした。かっこよかったけど、あの曲はでっかいよなぁ。改めて思いました。

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神奈川沖浪裏水滸伝-SHARAKU? NO! HOKUSAI-
「写楽」が好きです。 いいよね、あの、トンデモ役者絵。 けど、あほほど好きなのは「北斎」です。 いいよね、あの、ぶっ飛び浮世絵。 あれぞキチガイ。富士山。神奈川。笑 ...続きを見る
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2011/05/10 21:39

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