桃花舞台

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zoom RSS お湯を召しませ、召しませ大衆演劇 -入浴の女王-

<<   作成日時 : 2011/05/23 03:53   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 0

画像大衆演劇の魅力って「あったかさ」。
改めてふとそんなことに気付きました。

決して広くはない小屋や温泉ありきの健康ランドで
知らん者どおしが
ぎゅっとひっつくようにしてその時その瞬間を共有する。
その瞬間は舞台も客席も
ちいさくひとぉつ“ぎゅぎゅっ”となってる。

ちいさな舞台の上では
おおきな人生がいっぱい見られる。
「お芝居の中」に出てくる人の人生。
それを演じている人の人生。
ああ、もう人生だらけ。これぞまさに「人生劇場」。

ちいさな舞台の上には、いろぉーんなもんが、ぎゅぎゅっ。
きれいなもんかっこええもんもぶさいくなもんもいまいちなもんも
整ったもんも整ってないもんも
めっちゃ稽古されとるもんもされてへんもんもぎゅぎゅっと、いーっぱい。
ちいさい中にぎゅぎゅっといっぱい。…って、もう、それって、いっぱいいっぱい。

それをその日その場所に集まった一期一会な皆が一緒に味わう訳ですものねぇ。

一緒に味わいはするけど求めるもんも感じ方もちゃう。
でもそのどれもが間違うてへん。
人は人。自分は自分。
ゆえにそこにおる人数分だけの求めるもん、感じ方、人生が「×人数分」。
ぎゅぎゅぎゅっ、いっぱい。

まぁ、なんて、もう、情。情。情の世界でしょう。
ええのんも悪いのんもどっちも含め、ちいさな小屋の中は情だらけ。
あふれかえりそうになる情。そんな情にあふれかえりそうになることもあるよね。
で、眩暈したり。眩みそうになったり。ふらっと眩んだりもたまにしますよね。

だってそれはハレの、非日常の、もしかしたらちょっとワルな楽しみ。
連れてって。連れてったげる。あなたもわたしも。このときだけは。
さぁ騒ぎましょう。遊びましょう。
騒ぎましょってったってギャアギャア声出して、ってだけじゃないよ。
てか、だってもう、小屋に入った時点で誰しも心が騒いでるやん。
いろぉーんな人生をぎゅぎゅっと感じるだけで、そりゃあ、騒ぐ、騒いでる。

画像


まぁ、なんて「あやしうこそものぐるほしけれ」。

ああ、大衆演劇って、“ちぃさくて”“ぎゅぎゅっと”…あったかい。

たまに、あったかいを通り越して、熱い。たまにたまに、熱苦しいこともある。

熱苦しくて、
その熱さゆえ(近さゆえ)、
訳わからんようになるという困ったとき困ったひと困ったことも起こってしまうのかも?笑

でも、それもむべなるかな。
狭い、近い、ぎゅぎゅっとしたとこに、男と女。ほな、人生とドラマもいっぱいでしょう。
そんなぎゅぎゅぎゅな人生劇場なのだからいろんなことが起こるはしゃあないでしょう。笑

くっそー、あったかいなぁ。
もう照れちゃうくらい、困っちゃうくらい、あったかいなぁ。

イマドキワカモノ、
さらにコンジョワルのワカモノなワシには、
そのあったかさがたまに鼻につくほど、照れて、たまにウザくなっちゃうほどです。

たまにその人・人・人すぎる“ちぃささ”“ぎゅぎゅっとさ”“いっぱいいっぱいさ”が、
それゆえ、嫌んなっちゃったり、面倒臭くなっちゃったり、しちゃうもん。

何がホント?何がウソ?
誰がホント?誰がウソ?
あったかくて、でも熱くって、もはや、もう、クラクラ、解んない。

でも、きっと全ては皆ホントでありウソであり、コインと同じく裏表。
だって“ちぃさくて”“ぎゅぎゅっと”“いっぱいいっぱい”なその世界は舞台=生活。
夢なのにウツツ、幻なのにゲンジツリアル、
ええことも、悪いことも、嬉しいことも困ったことも、
全て全て、舞台に出る、はっきりではなくても、滲む、匂う、見える、霞む。

ああ、のぼせそうにあっついなぁ。ってときは、うざいなぁ。

でも、そんなあっつさも含め、あったかいなぁ。

体温だなぁ。

体臭だなぁ。

人間だなぁ。

で、そんな大衆演劇って「お風呂」のようやなぁと、ふと、思うのです。

「お風呂(温泉)のオマケ」やないで。

大衆演劇そのものが「お風呂」やなぁ、って思うねん。

極楽は、ちょっと手を伸ばせば届くところにある。
地獄は、うっかりよろけるその足元にある。

(これ、ワシの大好きな杉浦日向子さんの著作『入浴の女王』の中の言葉)

お湯を召しませ、召しませ銭湯。…じゃなかった、大衆演劇。

いろんなカラダ。いろんな匂い。いろんな顔。人生。ドラマ。生き様。舞台。

で、みぃんなハダカ。心、ハダカ。あつい。あったか。あったかい。

私、まだ、体洗って、髪の毛洗ろて、かけ湯して、
さぁ、やっと、この“お湯”に浸かったばっかり。
うん、まだまだ、ノボセナイ。ノボセテない。まだ、いけそう。笑

そんなこの世界に浸かったり、上がったり、しながら、
私もまたぎゅぎゅっと、あったかぁな文で、そのあったかさを、伝えられたならば…。
なぁーんて、ふと思います。

今日も明日もYou に遊を、Youに湯を。
我こそは、いや、我も、入浴の女王なり。いや、目指すなり。ふふー。


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ってなことを感じさせてくれたのは、
前の記事にも書きました鵜飼先生&「なるせ女剣劇団」さんの公演、
その名も「湯上がり艶々女剣劇inニューヨーク錦湯」(このタイトル、好き。笑)「『刀(ドス)とちょんまげと私 あれから20年』」。
京都のちいさな銭湯に舞台と客席を作って、元気な女の子(オバ?…いや、女の子!)ばかりの大衆演劇劇団が見せるあったかぁ〜い公演。
ぎゅぎゅっとした会場、お尻痛くなるようなちいさな席、でも、あったかぁくて、楽しかったのです。

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上野御徒町「燕湯」に行く、大阪の小娘庄助さん。
エェーッ、世間ではよく、 朝寝、朝風呂、朝酒が好きだと身上を潰すと申しますが、 するってェと、どうですかい、 朝寝、朝風呂、昼芝居をしたアタシは、やっぱ、身上潰しますかねぇ? ねぇ、旦那さん方姐さん方? ...続きを見る
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2011/05/28 19:12

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