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zoom RSS 白赤黒からの赤橙黄緑青藍紫 -それは『雪國』の女-

<<   作成日時 : 2011/07/01 02:33   >>

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画像ゴテッと格好はシャネルっ!
でも音は格好はアコースティック!
着物の白に裏地の赤。
白塗りの白に紅の赤。
簪も、髪飾りも、白と赤。
真っ白なのに赤。
オッサンなのに赤。
真っ白なオッサンなのに赤。
真っ黒かもしれないでも真―っ白なその女形は白と赤。
だから綺麗。それでも綺麗。

その白はおしろい、お化粧の白。
純粋無垢の白?まっすぐ芸の道一直線の汚れなき白?
何年もその世界で女形役者として
矜持を持ってやってきたまっすぐな白?
それとも私、シロですよの白? 私、城ですよの白かしら。

そしてその赤は火の赤、情念の赤。
燃えるような赤。赤姫の赤。娘のような赤。
情熱の赤?情念の赤?もうアカンの赤?
火の赤、血の赤、女の垢、あ、じゃなかった、赤かしら。

無の白、知の白、善の白、全の白、に、血の赤、火の赤、痴の赤。

まっすぐな白と燃える赤。

そこに、お化粧の黒。

お化粧の白と黒。黒いけど白。白いけど黒。

三色の色とりどりなそれは、
オッサンでもオバハンでもなく、
男でも女でもなく、
生娘でもなければヤリテでもなく(笑)、
でも、ぜーーーんぶ持った、
ぜーーんぶその身ひとつで表現した、
…いや、したって言うたら言い過ぎや、そんなことないわ…
でも、そんな風に見えた、白くて赤くて黒い、「女形」でした。

ウソ。

なんか、訳のわからん白くてゴテッとした妙なシロモノでした。
もうそこまでここまであこまで来たら品があるのかないのか、解りません。

まず思ったのは「綺麗」なんて安っぽい簡単な言葉ではありませんでした。

「綺麗」「カッコイイ」そんな簡単な言葉しょうもない。
し、ワシがほんまにそない思うものはそんな簡単な言葉では言い表せない。

「出たぁ!」「うわぁ!」「化けもん!」

はい、化けもんです。

塗って、化けて、こんなにケからハレへ化けるなんて、凄ぇ、めっちゃ凄ぇ、化けもんや。

うわー、もう、なんて気持ち悪い。なんて気持ち悪いくらい凄い力、面白い、力。

これ、男じゃないよね、でも、女でもない。これが…「女形」ってヤツなのかな。

うん、せや、きっとこれが「女形」ってやつの行き着くところのなのかもしれない。

うわぁ。

赤くて黒い、でも真っ白けっけの女形は美醜で言うたら、そりゃ、どうか解りません。

だって白いけど、透き通るようなぴっちぴちのお肌なんかじゃないもん。

当然じゃん。歳だもん。「人間」だもん。化けもんだけど、人間、だから、化けるくらい、人間だもん。

鬘も、ちょい、浮いてるって言うのかな、なんて言うのかな、
なんやろな、歳的に、歳の割に、そんな格好、そんな鬘?!
って、ワシ、正直違和感よ。うお、おおっとぉって、なったよ。
でもそれも当然じゃん。ええ鬘、目立つ鬘、綺麗な鬘、かぶりたいじゃん。見たいじゃん。

けど、これ。

このちっこくてでっかい、
真っ白な、訳のわからん、得体のしれん化けもんみたいの…
男か女か解らん、いや、男でも女でもある≪女形≫…めっちゃ…綺麗やん。

ばりばり、かっこええやん。

だって…「化け」もんやもん。これ、「プロフェッショナル」やで。

ね。ね。その白さ、その赤さで、「追いかけて追いかけて追いかけ」られてきはりました?

うわぁ、かっこいい。赤いね、燃えるようね。

いやいや、赤だ、白くて真っ赤な、女形だ。

今、ワシがこの目に見える今その姿は真っ白けっけだけど、きっと、中は、真っ赤だ。

ゾクゾクする。

このひと、ほんまに、女形だ。

ゴテッとそんなに簪やらつけて。
お誕生日のその日に、そんな派手に、見栄っ張りに、
きっれーな格好きっれーな顔で、
じゃかじゃかやかましいただ無駄にセンセーショナルな、
曲だけがデッカく余分なほどドラマチックになってるオリジナルバージョンではなく、
アコースティックバージョン(ブルースバージョン?)の『雪國』を、ぶわぁっ。

しかもカンペキ…に近い(なんて解んないけど雰囲気的に)所作で。

品があるのにどっか色っぽい、色っぽいを通り越してエロい(これいい意味)。
でもエロいのに、下品じゃなく、でも下品でエロすれすれきわきわの、
うひゃあ、それ、ちょ、なんでや、露骨な所作仕草なんてせぇへんのに、
ぶわぁっと、色気、なのに、下品じゃない、所作で、表情で。

…なんか書いてて腹が立ってきたのはなぜでしょう。笑

国境の長いトンネルを抜けると、そこにおったのは、化けもんみたいな女形であった。

「城」を「見」て、城を降りて、
でも何年も何年も役者をしてきはった長いトンネルを抜けると、
そこだから、そうだからこそたぶんきっと見せられる魅せられるのは、白い、白い白い女形であった。

そんな白くて赤くて黒い女形の、帯紐は何色も色を使った、レインボー!だったんだよ。

…「ギャー」。笑

黒いなぁ。白いなぁ。赤いなぁ。

いいえ、赤橙黄緑青藍紫。男は白い色から女になり、そして赤い色になりました。

ねぇ、お姐さん、じゃなかった、お嬢さん、けど、オッサン、見城サン、「雪國の女」サン、あなた、綺麗。

白くて、赤くて、黒くて、七色に光る(ときがある)。 

赤橙黄緑青藍紫、喜怒哀楽愛欲悪…それって、まさしく、大衆演劇の魅力だと思うんだ、ナントナク。

老いかけて、追いかけて、雪國から、Somewhere over the rainbow。

ワシも追いかけて、追いかけて、魅せたいよ書きたいよ。いえす、レインボー!笑

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ワシが最近バテながら追ってる(?!)お姐さん、んーん、大衆演劇、というもの。
人間って素敵だなぁ、面白いなぁ。

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