父と息子。 父と息子って、やっぱ、やっぱ「父と息子」なんだなぁ。 体型も、芸風も、雰囲気も、選曲も、 そして勿論、年齢もちゃうけど、 けど、やっぱ、やっぱ、父と息子って、うん、「父と息子」なんだなぁ。 なんのこっちゃという感じですが、 そんなことが、目に見える「舞台」というカタチで感じられるのって、 大衆演劇の魅力(のひとつ)だと思うのです。 とある日の、息子(『暁月夜』)。 と、 その前日の、父(『吉野に風が』)。 同じような鬘で、着流しで踊っているのを目にして、しみじみ、「うわぁ…」。 体型も芸風も雰囲気も選曲も、付いてるお客さんも、全然ちゃうよ。 アクの強さも違えば、得意とする芝居の役も全然ちゃうよ。 でも、こうしてみると、 ああ、「父と息子」だ。 似てへんけど、 似てへんけれど、似てる。 …ふふふ。 息子はきっと意識的にも無意識的にも、ずっと、ずっと父を意識してきたのではないか。 そして、父もまた、息子として、役者として、息子を意識してきたのではないか。 今、座長として5年経ち、名実ともに立派な座長となったそんな息子。 せやからこそ、これまで以上に、嬉しく、意識してたりもするのではないか。 それって、愛情だよなぁ。 父と子の、愛情。 んでもって、役者と役者の、愛情。 そしてワシらは、 そんな、目に見えない気持ちを、通い合う気持ち、愛情(みたいなもん)を、 客席で、目に見える「舞台(姿)」というカタチで、見せてもらえるですね。見せてもらえるようですね。 それって…なんだかもう、嬉しく、しあわせなことですよね。 で、ずっと、ずっとずっと観ていきたいと思わされるんですよね。 父と息子って、やっぱ、永遠のテーマやと思います。 お芝居でも、そんなテーマの芝居、多いけどさ、 お芝居の中だけでなく、 そんなお芝居を演じる彼ら役者さんたち自身のドラマも、舞台上に、出る、あらわれる、漏れる、滲む。 父と息子。 2人は、これから、 歳や芸歴や、芸の肥し(?!)を重ねて重ねて、これからも、ますます刺激し合ってゆくのでしょうね。 2人とも、ますます、今より、もっと、魅力を増してゆくのでしょうね。 父と息子、そのどちらもの魅力的。 似てるけど似てない、似てないけど似てる、その素敵さ。 父と子ならではの、魅力。 こういうのが観られるから、大衆演劇って、いいね。面白いね。 こうして舞台を毎日毎日重ねていくのが観られるから、「人」が観られるから、大衆演劇って、いいね。面白いね。 こんなんも、大衆演劇の魅力(のひとつ)やと思います。 春も夏も秋も白く染まる冬も、 昼の部も夜の部も暁月夜みたいな曲で踊るときも、 父と子は刺激し合い、情、交わし合い、もう一度観たくなる役者に育つ! …あ、最後、ちょっと無理矢理コジツケでしたね。笑 ![]() ![]() にほんブログ村 ま、ワシがこういう格好で踊ってるんを観るんが好きなだけかもしれませんが。笑 |
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