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zoom RSS 五郎兵衛&役者自身 -How to『喧嘩屋五郎兵衛』2-

<<   作成日時 : 2012/02/05 18:44   >>

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で、先程の『喧嘩屋五郎兵衛』話、ふたたび。
こんどはさらに、もっと、“ナカミ”を感じるの巻。

顔の傷ゆえの超コンプレックスを跳ね上げてヤクザに伸し上がった五郎兵衛。
そんな超自意識過剰で超人間臭い五郎兵衛は、
「縁談、でも人間違い」をきっかけに、自分の中の≪2つの「俺」≫の狭間で葛藤します。

ヤクザの親分である「俺」と人間(しかも若いコ君)としての「俺」。

そんな五郎兵衛(役)って、役者にとって、
演じていて、入り込み易い役(感情移入し易い役)のではないかしらと思うのです。

数ある芝居の役の中でも「演っていて気持ちいい役」なのではないかしら、と思うのです。

だって、役者としての「俺」と、人間としての「俺」。

あの人間だらけの水物世界、よせてはかえす人間だらけ魑魅魍世界、
そこで日々相当な苦労と自分らしさとで戦いながら生きてる彼ら(&彼女ら)は、
それゆえ、自分の中の≪2つの「俺」≫の狭間で葛藤することも多いと思うから。

超自意識過剰な、超人間臭い彼らと、超自意識過剰で超人間臭い五郎兵衛。

舞台に上がる内容(芝居)も、
舞台に上がる彼らも、

「義」と「仁」、「建前」と「本音」、「役者」と「人間」、「虚」と「実」…。

プライドとコンプレックス。でも「情」、「人間らしさ」。

そのバランスは「自分」次第。

画像


それゆえ、『喧嘩屋五郎兵衛』にはきっと演じていて思わず力が入り、
それゆえ、『喧嘩屋五郎兵衛』は熱く、力の入った芝居となるのではないかしら、と思います。

劇団ごとに、その考え方や芝居観、人間観からいろんなバージョンがあり、出来。
同じ劇団でも、歳や経験を重ねることで、いろんなバージョンが生まれ、育ち、出来。

投影や共感から、演じていて、入り込み易く、感情移入しやすくなり。
それを観たワシら客は、熱の入った芝居に、気付かされたり、こちらも感情移入したり…。

うーん、なるほど、テッパン「特別狂言」、テッパン「ゲスト来たときやるよね狂言」ではないかしら。

まだまだ感じられそう、まだまだ広がりそうな「熱い」芝居です。

うん、まだまだ楽しめそう!

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と、言いながら、ワシがこの芝居でどこ観に行っても一番注目するのは、“狂言回し”役である「八百屋」さんなんですがね(笑)

だってこの狂言回し役がうまくいかんと(ぱっとせんかったり、下手だったりするとorそんな人が演ると)、
芝居全体がまわらない。いくら主役が頑張ってもなんも伝わらんと思うからさー。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
五郎兵衛は桃さんがいわれるように子供みたいな人なんでしょう
それは幼いというより純真という言葉がぴったり

人物像なら私は八百屋より兄の朝比奈に惹かれます
劇団によっては上手い女優さんで姉の設定もありますね

五郎兵衛は劇団によっては劇中こんなセリフが↓
二人して西の五郎兵衛、東の朝比奈と
よばれるほどの男になった

でもたまには名古屋の五郎兵衛や青森の朝比奈が見てみてゃぁ〜
へっぽこおやじ
2012/02/05 19:59
朝比奈ですか!
劇団によっては、
最後ちょろっとだけ出てきてエエとこだけ持ってったりする場合も(笑)

姉ってのも面白いし、座員的に仕方ないキャスティングかもですが、
私はあれは姉じゃなく兄じゃないと話のテーマが出にくい気がしますわ。

名古屋や青森の喧嘩屋。いいですね。
やってくれるかも。ありかもありかも!(笑)
桃♪⇒へっぽこおやじ様
2012/02/07 13:57

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