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zoom RSS 虚実 -『花街の母』@ワシと大衆演劇-

<<   作成日時 : 2012/04/02 22:39   >>

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「厚い化粧に憂いを隠し、酒で涙をごまかして」
は、名曲『花街の母』でワシの好きなフレーズです。
この歌をモチーフにして作られた同名タイトルのお芝居は、
ワシに「大衆演劇のホンマの面白さ」を嫌ってほど教えてくれた“師匠”十八番です。
先月、このお芝居をかけるスーパーな劇団を観に行ったら…。
(今日はちょっと長いよ!って、最初に断っとくよ!笑)

大衆演劇の「本当の」面白さ、素敵さ、格好良さ…「うつくしさ」!
それは「舞台=生活」、「生活=舞台」やからやと思います。

生まれて、育って、学んだり、もがいたり、恋したり愛したり、
若くて持て囃されたり老いてみっともなくなったり、「全ての人生は舞台に出る」。

ある意味、ものすごく“ゲンジツ”です、ものすごく“残酷”です。

でも、だからこそ、大衆演劇の舞台と舞台上の役者たちはキラッキラに輝いてる!
だから、めっちゃ笑えて!めっちゃ泣ける!

そんなことを思うワシは、
まるで「花街=舞台」で「芸者=役者」が「9割笑い、ラスト泣き」で魅せるお芝居、『花街の母』が好きです。

そんなこんなで先月、
リアル母とスーパーな兄弟が演じる『花街の母』を観に行ったらば、
そこに出ていたのは、ワシにこの世界の面白さを教えてくれた「最初」の役者さんでした。

鋭い化粧にたぶん色々隠しているのであろうその人は、どこかの劇団の座員ではなく“フリー”。
大衆演劇を観始めて3回目か4回目に観た、
「元気ですッ!一生懸命ですッ!」劇団で、ひとり、巧すぎて悪目立ちしていた“流れ者”。

大学を卒業したてで学生気分が抜けず、
幼いくせにアタマ(理屈・理論)ばっかりデッカかったワシ、
小さい頃からいろんな「舞台」を「遠く」から観てきて、ずっと「虚」の世界に魅了されてきたワシ、
大衆演劇を観出して間もなく、今よりも何も解ってなく、解ろうともしてなかったワシは、
その姿に、「!」となりました。

今思うに、
当時(その頃)きっと色々あったのであろうその人もまた、
今よりちょっと尖ってて、「剣」…なーんていう名前も、(今よりも)ぴったりだったのです。

だから…
若いバカいワシの「スーパースター」で神でした。
舞台と客席の距離が「近い」世界・大衆演劇だろうと「遠く」ないとあかん人でした。

だから…
観る内に、
あれだけ鋭く塗っていても、
チラりホラり、
素?生活?の面が覗き、漏れる…ような気がしてきたけれど、
ワシは見て見ぬフリをしていました。

見たい「虚像」を追って、己の「スーパースター」にしていたのです。

でも、スターはスターでなく、「人間」。大衆演劇という、「舞台=生活」の役者。

「事実」「真実」に気が付いたとき、
気付かなきゃいけないと気付いたとき、ワシは離れました

今、大衆演劇の「本当の面白さ」が解るようになった今は恥ずかしく思います。
でも当時は当時やからこそハマり、カッコイイカッコイイ思っててんわ、好きやってんわ。

その後、
ワシはこの世界の「どうしようもないからこそ素敵!」「泣き笑える!」という
「本当の魅力」を知り、知ったからこそ惹かれて、今も追っています。

この「どうしようもない素敵世界」で、ホントどうしようもない、
でもだから(それでも?)綺麗なとある老優…
そう、「城」を見て、今は「城」から降りたスケスケの"“師匠”にも出会い、
「舞台=生活」ゆえに、これ以上邪魔出来んと離れたり、でも興味が尽きず諦めてへんかったり(笑)

最近はこの世界でお仕事もさせていただくようにもなり、これ幸いと、やかましゅう書いたりもしています。

考えたり、呆れたり、笑ったり、泣いたり、向き合ったり…やっぱり、書いたり…。

そんな今観た『花街の母』に出ていた“スター”は、いろんな意味でまるくなってました。
でも、変わらんとこ変わってへんかった。

うん、前よりも素敵んなっていました。

あの頃、すべて見透かしていたかのように名言をくれた“スーパースター”(?!)。

「あまり深入りしない方がいい(無表情)」「知らない方がいいこともいっぱいある(ニタリ)」

だからこの日、ニガテな送りだしで、逃げようかとも思ったけれど背筋伸ばして「お疲れー!」

「おおー!!」

「いろいろあったよ〜(笑) 怖いもんも濃いもんも、たぶんこんなんちょっとやけど、見たし見てる気がするよー」

ゲラゲラ&ゲラゲラ!

生活するってしんどい、でもそれゆえ人生は楽しい。

舞台は、人生は、苦しいから面白い。

「厚い化粧に憂いを隠し、酒で涙をごまかして」 

楽しみましょう、笑いましょう。

オッサン好きのワシはどうも、
色気ふりまく若いイケメンたちよりも、
苦味やらなんやらが滲みまくる、それこそ“花街の父”たちが、「それゆえ」、好きなようです。

それは、ワシが “オッサン”だから?!

いやいや、モノカキ桃だからですよ。

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“スーパースター”はしばらく、半年ほど?、スーパー兄弟とご一緒だそうです。
ふふふ、とっても「スーパー」ですね。

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