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zoom RSS ララ、逞しく -『長崎物語(「じゃがたらお春」の唄)』-

<<   作成日時 : 2012/05/30 00:55   >>

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「芝居のさいご、十字架に磔になって処刑されるんだよ」
「処刑?!史実ではインドネシアに送られて『日本、恋しや』って手紙書くんだよ」
いえいえ、どちらも違う。
≪じゃがたらお春≫こと「お春」さん、
実在した彼女は、処刑も、送られもせず、逞しく生きたらしい。

≪赤い花ならマンジュシャカ、オランダ屋敷に雨が降る、
濡れて泣いてるじゃがたらお春、未練な出船のあゝ鐘が鳴る。ララ、鐘が鳴る≫

関わっている懐メロ番組がきっかけで、
耳にしたこの歌『長崎物語』、
別名『じゃがたらお春の唄』(由利あけみ)を初めて聴いたとき、ワシはピンと来ました。

「これ、なんか解らんけど、女の人について歌った歌だ!」

じゃがたら、って何か解らへん。
でも≪じゃがたらお春≫って「唐人お吉」とか「暦屋おさん」とか、そんなんっぽくない?
そう、そんな≪曰くある女≫を歌った歌に違いない!

正解。

調べてみたら、
江戸時代、
鎖国制度により、インドネシアに送られた、
混血(父・イタリア人、母・日本人)の女の子のお話でした。

送られはしたけれど、
日本が忘れられず、「日本恋しや」という手紙を書いた悲運の女の子。
「じゃがたら」とはジャカルタのことなんだね。

こういうとき芝居が好きなアホ桃が思うのは、「誰か踊ったらいいのに」。

「誰か」、それはここ数年、ワシの中で、嬉しいことにも嫌なことにも、あゝ、ひとり。

可愛さとおどろおどろしさ、
キモさと色気、
古さと、オッサンやのにブリッコみたいに若ぶったところ、
そんなんを兼ね備えた≪そのひと≫は、
ナカミ的には、「俺!俺みて!俺凄いで!」ぽいねんけど、
舞台上では、「何踊っても俺!」ではなく、
「曲の中のヒロイン」になりきるテクを持つ(※集中力スイッチ、オンの場合)ひと。

だから、「芝居のような曲」が似合う、と思うひと。

元は女形専門座長、今は流れてふつうの(泣笑)、役者な、ひと。

随分前のこと、話せる機会があったときにこの曲について訊くと、
「ああ、なんとかお春ってやつじゃない?!」。

さすが。

「むかし、芝居であったんだよ」
!!
「思い出した。『おかあちゃん、どうしてあたしの髪は赤毛なの?』から始まるんだよ」
うわぁ! 誰の芝居?!!
若葉しげる
!!!!

でも、もう「今」のワシには、観られないだろう。
悔やんで泣いてる、ワシは桃。
そう、泣いても昔は返らない。(天津羽衣の『お吉物語』より。笑)
解っている、けれど、悔しいこと、寂しいこと、あるよ。ねぇ。

先日、ワシの大好きな、
朝日新聞・土曜版別冊『be』の人気連載「うたの旅人」に、
この『長崎物語』が取り上げられていました。(※ここから半分だけ読めるよ!)

画像


それによると、
お春は、インドネシアに送られたあと、
歌の通り、泣いていたのではなかったって。

向こうの土地で、逞しく、幸せに、生き抜いたのだって!

ワシはなんだか嬉しくなりました。
ゾクゾクと鳥肌立たせながら(日本語ヘン。笑)、ニタリとしてしまいました。

素敵だ。
逞しい。

そう、それでこそ。
それが、ワシの好きな「大衆演劇」だ。
いや、「人間」だ!

やっぱり、似合うと思うなぁ。

あ、うん、芝居が。

手紙? 磔?
いや、合い言葉は、「逞しく」。

ララ、「逞しく」!

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ワシが同じく番組絡みでピンと来た曲『島の娘』(原曲・小唄勝太郎/カバー・松尾和子)、
これもむかしの座長大会で踊ってはった。
(入手した市販座長大会ビデオより。「ぎゃあ」と叫びました。笑)

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コメント(2件)

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ララ、「逞しく」‼

最近役者さんに関する記事が続いていたので、興味深く読ませてもらいました。エネルギッシュにあちこちで観劇してらっしゃるようですね(^ ^)
私もちょっくら行ってきます
はんつー
2012/06/03 15:07
そう、相言葉は「逞しく」。
何があろうとも「逞しく」。

いえいえ、それがねぇ、
ここ2カ月ぜんぜん大衆演劇に行けなかったのですよ。
4月に1回、5月に1回半…。
仕事と私事と、そして少し思うところ考えるところがあって。

でも「追いたい」テーマですからね。
座長大会で観た役者さんやこれまで観た役者さんのことを
思い出して、煮詰めて煮詰めて書いた感じです。

うん、ちゃんと書きたくなった、というか。ふふ。ララ。

ずーっと、ずぅーっと深く深くまで追いたいテーマですから、
ぼちぼち参りたいと思います。

一緒に楽しんでゆきましょうね。
桃♪⇒はんつー様
2012/06/04 05:42

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