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zoom RSS 生きてる生きてく -『森の石松』-

<<   作成日時 : 2012/05/08 18:25   >>

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画像清水次郎長の子分、
血の気が多いお調子者、
情に生きて突っ走って死んじまった「森の石松」。
バカだからバカゆえに
愛され続けてきたこんなニィチャンは今、居るでしょうか?
居ないかなぁ、ここまでのお人よしでお調子者なんて。
いや、でも…居ると思うねん。
≪その瞬間≫、「生き返り」、「生きる」と思うねん。

ワシらの知る石松のお話は、
元々、“虎ゾーさん”(あ、二代目広沢虎造のことね)の浪曲から、
映画だったり芝居だったりに広がっていったお話です。
大衆演劇でも我が愛しの“忠治さん”(馴れ馴れしい!)、
こと国定忠治のお話と並んで、
昔から人気のお話・人気のキャラクターだったようです。

しかし、さいきん(昨年〜今年)、
流行っているというと言い過ぎですが、
西の小屋で東の小屋で、
あのベテラン座長もあの人気若手座長も、
特別狂言として『森の石松』を手掛けていたようで…。

この“プチ・石松ブーム”というか
“今、改めてまたあっちゃこっちゃで石松芝居”を、ワシは「面白いなぁ」なんて思っていたのですがね。

(※結局観れたのは昨年11月に大阪であった誕生日公演の1本だけなのですが…泣)

この石松というキャラクター・石松のお話は、
同じく大衆演劇でよくかかる五郎兵衛(『喧嘩屋五郎兵衛』 その@そのA)のお話みたいに、
「(役者が)演っていて気持ちいいんやないかなぁ」と思うねん。

「自分に正直」な石松を、
「自分に正直」な大衆演劇の世界の役者さんたちが気持ち良さそうに演じる。

ね?こりゃ、たぶんさぞかし、気持ちいい(笑)
それを観ると、うん、だから、こちら(客席の私たち)も、気持ちいい。

不器用なくらいにまっすぐな姿。
「それってどうなんッ?!」てくらいに「義」(親分命!)に生き、
阿呆なくらいに人が好きで、それゆえ生き急ぎパァッと散る石松。

なんでそんなに「まっしぐら」やねん?!
なんでそんなすぐにキレやすいねん?!
待て待て、ちょっと待て、抑えろ、そこは堪えとけ!
コラ!ちょっと!石松!オトナになれよ!

観ていて思わずツッコンでまう。「おいおいッ」ってなる。「もォ〜!ほんまに、もォ〜!」ってなる。

ツッコミながらも…愛してもうてしゃあなくなる。

ワシは、ワシらひとりひとりの心の中に石松はいると思うのです。

人によって多かれ少なかれ、その割合はちゃうと思うのですが、でも確かに居る、要るし居る、住んでいる。

そんな自分の心の中にいる石松を、
リアル石松みたいな彼らは、舞台の上に表現することで、呼び起こしてくれる。

向こう見ずでお調子者で、
ツッコミどころの多い本能のまま生きる石松たちは
客席にいるワシら、ワシらの石松的な部分に、舞台から「これでもかッ!」と訴えかけてくる。

そのとき石松は、閻魔堂で死んでもた石松は、生きて、生き返る。

舞台に、ワシら客の心に、役者の中に、生きて、生き返る。

生きてる、生きてく…。

クライマックス。
閻魔堂からバーンッ!と飛び出して、
ぱぁーっ!と立ち回りして、
ドバァーッ!と血糊大量に流して
大の字になって気持ちよぉ(笑)死ぬ石松。

でも、死んだと思ったら、すぐに起き上がって「はい!ありがとうございましたぁ!」(笑)

ワシは、あれが、嫌いじゃない(笑)

「もぉ〜(笑)」とか「あれ、ぶっちゃけ血糊使いたかっただけとちゃうーん(笑)」なんてトホホ・ワハハと笑う。

笑いながら…また、愛する石松たちに会いにいくのですよ。

らぶ(笑)

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そしてそして、でっかくて四角い座長が石松芝居で突然歌い出した記事はコチラ

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