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zoom RSS 存在 -沢田ひろし-

<<   作成日時 : 2012/05/15 03:32   >>

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「春陽座」には「沢田ひろし」サンという役者さんが居ます。
オッサンではなくニィチャンでもない、ちょうどいい歳。
痩せすぎず太ってもいない、ちょうどいい体型。
座長ではなく花形でもなく、家族でもない、あの存在、あのポジション。
嫌味なくらいのびやかに踊り、たっぷりと芝居するその舞台姿は
もう、「巧い?ハイ!巧いですよッ」って感じの“のびのびさ”!です。

先日、ひさびさに観たら「特別出演」とアナウンスされていました。
(※以前は別の肩書き、確か「指導」とか言われていたと思うのだけれど…)

おらなあかん、ここにおらなあかんという「特別」出演。
このひとやないとあかん芝居もあるという、あのポジションにいる、沢田サン。

先日のショーでは、
変な着物に変な鬘(※純・和風じゃないって意味ね)で、
坂本九ではない歌手の歌う『見上げてごらん夜の星を』を踊っておられました。

イントロで、ためて、ためて、舞台上に出てきて、
のびるような所作でまず「見ぃ上〜げて」から踊りはじめておられました。

その姿に、ワシは思わず笑ってしまいました。  

巧いなあ、「満々」やなあ。

なんだかムッとする気もする。でも、嫌じゃない。

その「満々」な姿が、「満々」だからこそ観ていて気持ちがよく、ますます目がいってしまう。

見事なほど綺麗な座員さんが揃っていて、
ヘンテコやブサイクや、「おっとっと」みたいのがひとりも居ないこの劇団で、
綺麗な人ばかりが皆、文句なく綺麗に踊るショーで、
だからこそ待ってしまう、あの違うカラーを敢えて全面的に出しているような存在。
あの「満々」たるステージ。

あのポジションだからこそ、より満々で、より堂々なあの舞台姿なのだろうね。

なんてまぁ、あの「プライド」!

その日、沢田サンがラスト前に踊った女形曲は川中美幸の『二輪草』でした。

かわいい系やぶりっこ系で踊られたり、
相舞踊で頬寄せあったりなんて演出もよくされるあの歌のイントロが流れ、
たっぷりと出てきたこのひとは、なぜか姐さん風の鬘&衣裳でした。

そんなちょいとヴァンプ風(※あのお顔つきもあって)な姿で
のびやかに、何の文句も無い綺麗な所作でひとり、♪ふたりは二輪草〜。

ワシはもう一度、笑ってしまいました。

あんな『二輪草』初めて観たよ。
ええなぁ、もォ。
ニヤケてしまったよ。

「春陽座」には「沢田ひろし」サンという「満々」な人があのポジションに居ます。 

見ぃ上〜げてごらん、張ったロープの上の化け猫を。
春陽座の伝統たるお家芸の猫化けをこの人が演じてるよ。

どこに咲いても春陽座と沢田さんは二輪草なんだね。

あの舞台姿、あの白い顔!(笑) 

ワシは大衆演劇でこういう方がバシッ!と己流に演ってはるのを観ると、
「ややこしやろなぁ」「でもええなぁ」って、ちょっと嬉しくなってしまうのです。

素直に「好き」とは言えないのだけれど、なんだか、ホンマに「ええなぁ」って思うのですよ。

追記)これを書いた翌週?くらいから沢田さんは休演されたそうで…。
    理由はわからず(ケガをされた…という噂も耳にしましたが…)
    朝日劇場でこの月予定されていた猫化けも中止になったそうで…。
    また観られるといいなぁ…。


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5月13日、朝日劇場、夜の部。
この日のお芝居は、新聞などでも取り上げられた初代の一人芝居『拉致 母千里』
これが観たくて行ったのだ。

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