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zoom RSS 歴史(変わるもの、変わらないもの)-劇団美鳳-

<<   作成日時 : 2012/06/18 04:18   >>

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32歳のお誕生日公演。
その舞台にかかったのは、
人気少年漫画をベースにした芝居!
ラストは花魁ショーでゴールデンボンバー!
関東の大衆演劇劇団でまず名前の挙がる「劇団美鳳」の
穏やかな中にも熱い雰囲気を秘めた“白鳥さん”と、
ちょっとワルっぽく毒っぽい魅力の“黒鳥さん”は、
関東で王道に、昔を踏まえながら、
今も、「あたらしいこと」に笑顔でジャンプ、いや翔んでおられるようです。

「劇団美鳳」は、いろんな意味で(笑)、
ワシの色んな意味で最も観てみたい劇団のひとつでした。

静かな中にもアツさを秘めた白鳥さん(総座長「紫鳳友也」(弟・32歳))と、
ちょいワルの色気を持つ、「動」の魅力の黒鳥さん(座長「一城進悟」(兄・38歳))。

2人は、この劇団の前進となる劇団の頃から、
関東で、かなり若い頃から、長い年数、「座長」としてトップでやっておられる。

皆が確かな安定感と確かな実力、何の文句もない舞台を見せはる。

全然変なトコない、絵的にきれいな劇団さん。

ワシはその2人とその舞台に、
いい意味で「若く!」「勢い!」という時代を過ぎたような雰囲気を感じます。
悪い意味ではなく、いい意味で
「一番の旬の時期は過ぎて、落ち着いた」ような、そんなカラーを感じます。

うんと若い頃、自分たち(2人)の
若さや個性、持った魅力培った魅力でパーッとハジケて、ハジケ終わった後のような…。

その劇団が、さいきんは、(※さいきんって変だな。ここ数年ってしとこか)
ファンタジーっぽい芝居、ファンタジック時代劇、新感線っぽい芝居を手掛けているそう。
トシでもなく、でも、若い(だけ)でもない彼ら2人が引っ張るこの劇団が
関東で、王道に正統に、古風を踏まえながらも新しいことをどんどこやっておられるそう。

古いものが流行らないから、
古いものじゃやっててつまらないから、と、
逃げのように新しいことをするのは、ナニカ違うとワシは思う。

けれど、昔を踏まえ、若くして芸を重ね、
ちゃんと、しっかり、落ち着いたこの劇団だからこそ、正面から、堂々と…。

それってとても格好いい。

きっとこの劇団は昔からそうして新しいものに取り組んできたんやないやろうか。
そうして、関東の地に、関東の大衆演劇界に、どっしり、根を生やしてきたんやないやろうか。

そんなこの劇団の総座長“白鳥さん”こと、紫鳳友也総座長の、
32歳の誕生日公演で披露されたお芝居は
あの人気少年漫画『るろうに剣心』をベースにした『人斬り抜刀斎』でした。

主人公の緋村抜刀斎(友也総座長)が、
愛する者のため、自分のため、覚悟を決めて敵・縁(エニシ・進悟座長)と向き合う。

その覚悟のひとり道行きシーンのバックに流れたのは、近藤真彦の、『ざんばら』!

かつて、ぱっぱらぱぁの若きアイドルで、
ものっすご迷走もしたけれど、
今や大人の男的色気を武器に、
ジャニーズでもドン的存在となった近藤真彦の、曰くあり付きで売り出された曲、『ざんばら』…。

大人の色気やしんどさ寂しさを歌いあげるマッチの声が響く中、
大きな健康ランドの花道を、
静かに、
穏やかにも熱く歩く総座長の姿は、
若さと落ち着き、気合いと心意気、「不動」の心を感じさせました。

格好良さと、
そして、大袈裟ですが、
この劇団の魅力、昔から変わらずも変わってきたスピリットに触れた気がしました。

さらに、そんなお誕生日公演のラストにかかった曲は、ゴールデンボンバーだったんだよ!

皆が、花魁姿の総座長を囲んで、『女々しくて』を“完コピ”!

皆、すごい、いい表情で!
舞踊中あまり笑顔を見せない総座長も、
あの花魁姿であの振付で、めちゃいい笑顔で、ジャンプしてて!

画像


嗚呼、この劇団は、ちゃんと、地に足付けて、ちゃんと今を生きてるんだね。
それゆえのあの人気、あの盛り上がり、そして、あの廃れなさ、落ちなさなんだろうね。

変わるもの、変わらないもの。変わっても変わらないもの。
受け継がれているもの、創ってゆくもの…。

あの花魁ゴールデンボンバーは、ちょっと忘れられない舞台になりました。

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6月8日(金)、つくばYOUワールド、昼の部にて。

昨年5月、記念の大会で観て以来の、美鳳さんです。

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