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zoom RSS ≪女≫の戦い ≪女≫の本音 -「嫁姑系喜劇」から-

<<   作成日時 : 2012/07/27 15:51   >>

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大衆演劇の古くからの芝居と言えば、
≪男≫の生き様を描いた男臭い芝居が主流。
けれど、それとは正反対の、≪女≫の、生活感あふれる芝居もある。
それは、いわゆる、「嫁姑系喜劇」…。

今月半ば、『孝心五月雨傘』という芝居を観ました。

この芝居、大川一門ではこのタイトルなのかな。
別の一門(団体)では『雪と墨』というタイトルで観ました。
なおかつ、別の劇団では『孝行出世桜』というタイトルでも演じられているそうです。

内容は、
コンジョ悪の嫁と一緒になってからおかあさんをイジメる息子を、弟らがこらしめる話。

ちなみに、これの逆バージョンのような芝居もあるよね。

それが、こりゃまた結構ウケの良い芝居、『お種と仙太郎』(千太郎)。

これ別の一門(団体)では『嵐山』という芝居に当たるのだと思う。

内容は、
さっきの逆バージョン、
つまりおかあさん(姑)が嫁いびりをしているのを改心させるべく、こらしめる話。

ワシは正直、この「嫁姑系喜劇」があまり好きやありません。

どちらも「目には目を」的「こらしめ」が、ドタバタの(※テンドン様式の)喜劇。

ワシ的には「それ(こらしめ)ってなんだかなぁ」…という優しい心と、
「こらしめ」はええねんけど、この話が終わった後、
「お前私に何しやがった!」とまた≪嫁姑戦争≫が続くのではないか、
というヒネクレ心によって、考えすぎてしまうため。

でも、これら「嫁姑系喜劇」って結構、客席のウケもいい気がする。
そして、どの劇団でもよく演じられている。

と、気付いた時、「ふふふ」と、なりました。

痛快なんかな。

大衆演劇の客席にはおば、主婦やおかあさん、なんなら、おばあちゃんもいっぱい。

そんな女性のお客さんにとって、
これら≪嫁姑問題≫というのはうん、そう、避けられやしない超身近なテーマ。
そして、きっとこれからも永遠に続く未来永劫のテーマ。

現実ではなかなか言えない・言いにくい・本音。
舞台上ではそれを痛快にヤッツケテくれる。

だから「わかるわぁ!」「よくぞやってくれた!」。(※たぶん深層心理)

そういう意味では「義理だ!男の道だ!」っていう男臭い陶酔的な芝居よりも
とっつきやすく、共感しやすく、胸がすくのかもしれません。

本当に笑えるのかもしれません。

≪男≫が外で、「主従だ!」「これが男の道だ、生き様だ!」などと立ち回る。
それが男の≪戦い≫とするならば…。
≪女≫は家で、お父さんのため・子どものため・安泰平和にと家を守る。
それは男にゃ解らぬ女の≪戦い≫。

そこにあるのは、男にゃ解らぬ女の「本音」。

だから今も昔も変わらずウケるのかもしれませんね、
大衆演劇における「嫁姑系喜劇」ってのは。

それでも「THE ヤクザ!」(特に忠治!)って芝居が好きなワシは、
やはり、オッサンなのかもしれません、いや、モノカキというヤクザなチンピラなのだろうなぁ!(泣笑)

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7月16日、浪速クラブ夜の部、『孝心五月雨傘』。
ホントいろんな芝居があるよなぁ、面白い大衆演劇の世界。
ワシ、時間と財布の余裕があったら毎日昼夜観るという贅沢をしてみたいよ。笑

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