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zoom RSS 俗っぽくて上品なもの・≪大衆演劇≫-『リンゴ追分』-

<<   作成日時 : 2012/08/15 23:11   >>

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画像その舞台は、
演歌でジャズで、
男で女で、
死んでんのに生きてて、
俗っぽくて、なのに品があって。
生で、性で、精で、色っぽかった。
ワシにとっては≪THE 大衆演劇≫に見えました。

≪大衆演劇≫って何なんやろう?!
なんでワシらはこんなに魅了されるんやろう?

これ、大衆演劇を観始めた頃から
ワシがずっと考えているテーマです。

思えば7年前、
ふらっと入った劇場で受けたあのカルチャー・ショック!

真っ昼間から客席は大入り満員。
舞台の上には、真っ白・こってりした役者。
キラビヤカな衣裳・極彩色の照明。
この平成の世、不景気な世にも関わらず、
詰めかけたお客さんが魅入り、お札なんかも目の前にいーっぱい!

「なんじゃこりゃ…」

ドン引きしながらもゾクゾク、訳わからなくて、気持ち悪くて。
人間人間したあの感じに、惚れ、ワシは大衆演劇を観出しました。

そんな魅力をつきとめたくって約7年、
飽きたとかもう嫌やとか、ホンマは好きやないとか言いながら追う内に、
幸か不幸か巡り合ってしまったのが一人の役者、とある“おっちゃん”。

なんかキモくて(いい意味)、なんか怖くて(いい意味)、
得体が知れなくて(いい意味)、ヤバいのです(どういう意味)。

そんな“おっちゃん”が、ある日、侍姿でジャジィでムーディーな桑田メロディの中に居ました。

美空ひばりの演歌『リンゴ追分』を桑田佳祐がジャズアレンジした『リンゴ追分』の中に。

若くない人が若い気で踊っていました。
女形だった人が侍姿で踊っていました。

訳わかんなくて、倒錯的で、色っぽい舞台でした。

それは元々、劇団では男の色気溢れるいい男…
“おっちゃん”のきっと親友であり終生のライバルである役者さんが
超カッコよく踊っていた曲なのです。

それを、今…。

ん?「俺もこの曲で…!」?! つまり「俺もまだまだいけるで!」?!
ああ、「負けず嫌い」。それって、まだまだ≪若さ≫…バイタリティ。

そう、実際、普段は、≪ゲンジツ≫、≪しんどさ≫…
きっとどこか≪虚無感≫を抱えながらも、けど、今、自分はここまで立ってきた。
その「見ろ!」という≪プライド≫…「業」…「私」を、今、この舞台で…。

なんてまぁ、どうしようもなく滲む「我(私)」。

「なんじゃこりゃ…」→「凄ぇ」→「面白い」→「ヤバい」→「色っぽい」→「プロや」→「なんかムカつく(くらい凄ぇ)」。

ああ、≪大衆演劇≫だ。ああ、これがワシが思う≪大衆演劇の魅力≫だ。

ゾクゾクしました。

本心か照れか、せやけど満更でもない表情(かお)で、
「この歳で桑田なんて照れくさかったわ」とかなんとか言うてはりました。

何をおっしゃいますやら!

“おっちゃん”は56、桑田佳祐も56。

しぶとく正しく美しく? いや清く面白く逞しく!
まだまだ、どっこい、素敵なほどに生きるやろう。

嬉しかったり、面倒くさかったり、でも…楽しかったり…。

その舞台は、いや、やっぱそのひとは、その色気は≪THE 大衆演劇≫に見えるのです、ワシには。ネ。

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【≪色気≫、≪魅せる気≫、≪役者≫ -『リンゴ追分』-】の書き直し、ってか、別バージョン。
7月28日、浪速クラブ、紅劇団、見城たかし。

うーむ。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
舞台でかかるリンゴ追分は美空ひばりさんの
一人旅〜リンゴ追分入り〜が多いですね
UPテンポから静かな曲調へと
動から静へ、静から動へと変わるのがいい

それから秋川雅史さんのカヴァー曲も好きだし
男性(混声)合唱団もいいですねぇ

でね、私はこの曲は踊り手さんの後姿が好きなんです
全部そればっかりで踊ってくれないかなと思う変な奴なんですよ(笑)
へっぽこおやじ
2012/08/16 10:58
一人旅、飽きちゃった(笑)
だって、なんか、「技見せ舞踊」の見えちゃうんだもん(ヒネクレ桃!)
でも、いい曲ですね。好きなひとつです。

後姿フェチですか。
わかります。
あんまし後ろばっか向かれてもなんか物足りないんですけどね(笑)
桃♪⇒へっぽこおやじ様
2012/08/17 21:31

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