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zoom RSS 時代-芝居からショーへ、大衆演劇の「今」と「これから」-

<<   作成日時 : 2012/10/02 22:18   >>

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その日、千秋楽、
舞台に流れる徳永英明の『時代』(原曲:中島みゆき)を聴きながら思ったこと。
それは、≪今の大衆演劇は芝居よりもショーに重きを置いている感じがする。
これ、どうなのかな。そして、これから、どうなっていくのかな≫ということ。

ワシは芝居が好きです。

芝居とは別世界、「物語(おはなし)」。
「物語(おはなし)」を生身の人間が生で演じることで伝えてくれる。
役者は別人物に成りきることで「物語(おはなし)」を見せ、テーマを伝えてゆく。
これを観る楽しさ、演る楽しさが演劇の醍醐味じゃないかと思っています。

けれど、今の大衆演劇は芝居よりもショーに重きを置いている感じがします。

ワシが思うところあって追っている劇団も、そうです。

芝居に鬼の執念を燃やすかつての座長から、若く燃える魂を持つ今の座長に移項し6年。
若い座長カラーがいい意味で根付き、今の時代と今のお客さんに受け入れられての結果でしょう。

うん。この劇団のように、
良い悪い、好む好まざるは関係なく、やはり、大衆演劇はショーの時代に移ってきている。

かつての大衆演劇は前狂言、切狂言と云って2本芝居がされてその後ショーだった。
でも今はミニショーがあり芝居がありショーがありの3部構成がほぼ全ての劇団で取り入れられている。

それはきっと
今の客席が望む需要を形にした結果…≪時代≫…「需要と供給」の結果なのでしょう。

“芝居キチガイ”(笑)のワシは、ショーの個人踊りも、
いわば「独り舞台」「一人芝居」という感覚で観てしまい、
ゆえに曲の世界観の中、その曲のヒロイン(女形)に成りきる役者を好みます。

曲が流れる中、舞台上に自己をアピールしているその役者が居るのではなく、
例えば、手代に恋し心中を覚悟した暦屋の女房「おさん」が居る!見えた!ときが幸せです。

でも、芝居よりショーが人気で需要も増えた今、
芝居のように別キャラに成りきるのではなく
ショーで自分自身のまま自分自身をアピールする踊り・役者が増えた今、
そしてこれからは、
より、「成りきる」よりも「アピールする」舞台や役者が増えていく…のかもしれません。

それは、ちょっと寂しかったり、ちょっと(芝居好きには)物足りなかったりしても、
その時代時代に求められてゆく結果なのでしょう。

さ、どうなるだろうね、これからの芝居は、ショーは。
どうなっていくのだろうね、大衆演劇のこれからの≪時代≫は。

変わるもの、変わらないもの、変えていいもの、変えざるをえないもの…。

何が流行り、何が受け入れられ、どう変化していくのだろう。

我が強く、まっしぐらに“芝居キチガイ”のワシは、
どうにもこうにも「好き嫌い」がハッキリ出てしまいます。

でも…
そんな「好き嫌い」や“情”はさておき、
これから、健やかなるときも病めるときも
大衆演劇という世界の「今」と「これから」つまり≪時代≫を、
後ろの方〜の席から、全て、ずーっと、じーっと観てゆきたいな。

その日、千秋楽、
舞台に流れる徳永英明の『時代』(原曲:中島みゆき)を聴きながら、
そんなことをしみじみと思いました。

…ん〜、でも、ワシはやっぱ芝居が好きやなぁ、「成りきる」瞬間、「成りきる」人が好きやなぁ。

(はいはい!桃、落ち着いて落ち着いて!笑)



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ま、でもショーはショーで面白いんだけどね。
選曲、踊り方、客席への意識の配り方…役者自身(のナカミ)がそのまんま!現れる(気がする)から。
そう思うと、ほんに、今の≪大衆演劇≫ってショー!なんだな、面白いな、と思います。

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“ジョージ”と“ショージ”@舞踊ショー -に、みる「今」の大衆演劇-
よく観る劇団のとある若い男の子は 舞踊ショーでよく“ジョージ”や“ショージ”の曲を踊ります。 いわずもがな、“ジョージ”とは山本譲二、“ショージ”とは、小金沢昇司。 男臭〜い容姿とマッチョな声の持ち主である彼らの曲は、 大衆演劇の舞踊ショーでとても頻繁に使われます。 ワシはね、この2人の歌って、 今の大衆演劇のショーですごいいい働きをしている、面白いと思うのです。 更に、大きなことを言うと、 大衆演劇のショーで“ジョージ”や“ショージ”の曲を使った踊りを観ていると、 ≪今... ...続きを見る
桃花舞台
2012/12/04 05:11
「一番凄ぇのは、大衆演劇なんだよ!!」-≪舞台=生活≫の難しさ、せやからこその素晴らしさ-
ワシは「うるさい」 舞台の事となると、 もう己でも嫌になるほど「うるさい」 芝居なら原作や役作り(なぜそこでその演技)に関して、 舞踊なら曲世界に関して(曲に対する格好や仕草)、 黙ってられないし、黙らない。 ワシかて好きな劇団やお気に入りの役者さん達に うるさがられるのは嫌ですよ。 ニコニコ褒めてエエ事だけ言うて気持ちよく帰りたいですよ。 けれどワシは「役者至上主義」ではなく「作品至上主義」だから。 いや、理由はそれだけやない。 ワシはこの大好きな世界の役者さんに ... ...続きを見る
桃花舞台
2014/07/10 18:02

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