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zoom RSS 封建制度の中咲く、「私」の想い -『拝領妻』-

<<   作成日時 : 2012/11/13 21:58   >>

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どうしようもないゲンジツを堪え、
いや、でも堪えられないのは愛しているから。
想いを通すのは若さゆえ? 
いや、「人間として生きた」から。
理不尽な封建制度の中、生きて愛して散った若い男女の物語。
それは『拝領妻(始末)』。

『拝領妻』はタイトル通り「妻を拝領する」お話です。

元は己が愛した女、
決して口には出さずとも心の底から好きだった女でも
殿の目に止まったからには差し出さねばならなかった。
女は精神を病み、殿は見限る。
そこで殿が考えたことは、「下げ渡し」。
手をつけたけれど意のままにならないからお前に返す、いや、「そちに下げ渡す」
そんな理不尽にも主従関係からグッと堪え、
「殿よりの拝領妻、ありがたく、頂戴つかまつります…!」

封建制度…「武士道」というカッコはよろしいけれども筋の通らぬ道で生きる以上、
守らねばならぬこと、従わねばならぬことがある。
そこで犠牲にしなければならないのは、己の本心。
従者としてではなく、1人の人間としての気持ちなんだよね。

このドラマチックなお話、たぶん、元ネタは東宝映画。
しかし商業演劇(特に、杉良太郎最後の座長公演でのものが有名ですよね)、
そして大衆演劇でも細かい設定や内容は劇団によって変わるけれど、演じられています。

(元は『上意討ち 拝領妻始末』なのかな、ワシがよく観る劇団では『『反逆者始末記 拝領妻』です)

ワシはひとつの劇団のものしか観たことがないですが(もひとつ有名なとこのも観たい!)、
演る方も気合いが入り、また、観る方にもとても人気の高い芝居だと感じます。

虐げられるからこそ愛は燃えるのでしょうね。
抑えつけられているからこそその境遇が泣けるのでしょうね。

≪封建制度の中、咲き、散ったひとつの恋≫

なんてドラマチック!
あ、せやから芝居として成立するのか。で、人気なのか。うん。

なぁーんて書いておりますが、
ワシは、この話に出てくる殿(悪役)を
「別にワルくないやん」「このひと嫌いやないな」と思ってしまう人間です。
てか、芝居としてこの殿の役ってかなりキィというか、好きなんですよね。

…あかんなー、スレとるなー、やっぱ可愛くないなーワシ(笑)


Movie/上意討ち 拝領妻始末

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芝居っておもろいなぁ。
演目によってそりゃ好き嫌いはあるが、でも、どれもおもろいなぁ。
と、思うワシの「これまで観た芝居を振り返って反芻する」シリーズ(笑)

ワシのツボはこの芝居(拝領妻)を演じた役者さんが終わった後、
「愛で病気は治せません!愛で人は救えません!」と言うてたことです。(オイ!そら、せやけども!笑)

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悪役讃歌-『ライオンキング』から股旅・任侠芝居における悪役の重要性-
芝居における悪役って アクが強ければ強いほど 存在感があるというより 浮いているくらいの方がエエと思う! いや、それくらいやないと主役が目立たないどころか 芝居の本筋が死んでしまうと言ってもいい! …と思うのはワシだけでしょうか? 舞台なんですから芝居なんですから 役者の人間性なんてさておき、 客席が引くくらいゾクゾクするくらい 悪くて憎たらしい方が面白い! …と思うのはワシだけでしょうか? ...続きを見る
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2012/11/26 19:13

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ま、確かにそうですけれども、先立つものが必要ですけれども、愛で地球は救えんのかーい
はんつー
2012/11/14 12:59
愛で地球を…救うには、
うーん、ゲンジツ的には
「気持ちからの行動」なんですかねぇ?!
ううむ、ロマンもへったくれもないな、それじゃァ(笑)
桃♪⇒はんつー様
2012/11/19 20:16

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