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zoom RSS “チャラ爺”のススメ -舞台とゲンジツと役者気と、ベテランさんと-

<<   作成日時 : 2012/12/14 06:20   >>

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先日、ワシはとある場所とある劇団で、幕間、
劇団のお客さんが若い役者さんに話しているところに遭遇しました。
「なぁなぁ、“チャラ爺”ってモテるん?(薄笑)」
また別の日、ワシはとある場所とある劇団で、
歳くった謎のお爺ちゃん役者が
真っ赤っ赤に真っ赤っ赤の着流しで踊っているのを観ました。
客席のお客さんは1人、席を立ち、また1人、席を立ち、
そうね、その踊りの間、なんと、4〜5人が、
トイレかタバコか電話か解らないけれど、
舞台で踊っている赤い人の前を悠々と横切って、出ていっていました。
さて、この2つのエピソード、あなたは、どう思いますか?

まず、ひとつめ。
“チャラ爺”って!(笑)
ギャルちゃん&若く見えるお母ちゃん、
上手いアダナ付けましたなぁ!
うん、ワシはその役者さん、好きなのですが、
まさにそうというか、いい意味でそうというか、上手いなぁと思い、笑ったよ。

そして、ふたつめ。
いや、舞踊中やで?!それにしても!
解るよ。めっちゃ気持ち解るよ。
ワシもお爺ちゃんが真っ赤っ赤で出てきたとき、
一瞬、「わぁ!」&「ひぃ!」ってなったよ。
そういやこの人はいつぞやピンクの鬘で袴踊りしてたなぁとか思い出したりしたよ。

けれどね?
どちらの場合もね?
その「気」って、格好良くない?!
その「気」って、役者として、「現役」、格好良くない?!
ワシは、思うねん。「うわぁ。エエな。格好エエな」って、
優等生ぶって言うのではなく、ましてや同情とかでもなく、ホンマに、
「ひぃ!」からの「ほぇ〜!」を一瞬で通り過ぎ、ニタッと喜び笑いしながら、
「エエなぁ。んもう。素敵やなぁ。格好ええなぁ」って思うねん。


舞台だもの、「見せ」て「魅せ」る仕事なのだもの。
そりゃあピチピチだったりイケイケだったりの方が「商品」としてはいい。
けれど大衆演劇という世界は舞台=人生、
生きてゆく様がそのまま滲む、現れる、見せてくれる。いや、嫌でも晒される。
彼ら彼女らが舞台で見せているのは、「見た目」やけれども「ナカミ」だ。
ほな、年寄りが己の年齢というゲンジツに戦いを挑み、
「オレはまだまだイケる!」って若い曲若い格好で踊る、その「気」って素敵やん。

もし、それが「オレ、まだ若いねんぞ、モテるねんぞ」とか
「オレ、まだまだモテたい(から若作り若向き演出)」だったとしても、
それって「きゃー。」「ひー。」「元気やなー。」やけども、
でも、素敵や、ほんま、素敵に格好ええやん。

それって役者の、人間の、プロの矜持やん。イケる気ってイケてるやん。

ワシは、そう思います。

先月桁が変わり30になったワシ、
30になって、プロとして人間として焦りやら何やらいろんな気持ちやなんやらで、
気合い入れと阿呆なジンクスと称し、髪の毛を赤紫にしてきたワシは、そう思います。

いや、ぱっぱらぱぁのワシはともかく、
「人に見られる仕事」ゆえに、
きっと人より美意識が高い役者さんたちはね、
きっと誰よりも、そうきっと客より
自分の歳や歳によって生じる自分の見た目を誰より意識している。
解っていて、解っているからこそ、戦っている、戦いたい。の、かもしれないよ。

冒頭の真っ赤っ赤鬘に真っ赤っ赤着流しのお爺ちゃん役者氏は、
若いコに人気の劇団にご夫婦でゲストされていました。
嫁はんもわりとお歳のオバチャンでしたが、
若々しい格好で、ポップスなんか踊っておられました。
「エエな。素敵やな」(ひゅう!)、ワシはニタリと微笑みました。

また冒頭のチャラ爺と呼ばれていたベテランさんは、
若いコと三人舞踊で漁師系の歌を踊っていたとき、
若いコと張り合うようにジャンプして、笑われていましたが、
後から「なんでオレ笑われてんねやろー?」と言っておられました。
「なんでやろねぇ(笑)」、ワシは心の中で笑い泣きしました。

≪子供叱るな来た道だもの、 年寄り笑うな行く道だもの≫
こんなんがぜぇーーーんぶ観られるのも、大衆演劇、だからこその、楽・し・み。

負けるな、“チャラ爺”たち。
皆、だって、ほんまに、男前。

髪の毛の赤紫がちょっとハゲてきてピンク茶色になり、
なんか十代のヤンキーみたいになってきたワシは、
若いコも好きですが、戦うおっちゃんや爺ちゃんたちが、大好きです(笑)

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誰や!桃さんはオジサンに甘いってツッコミ入れてるヤツは!
ワシは古典の出来るイケメンが好きです。(うーん、誰やろ。思いつかん。笑)

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
舞踊中に席を立つのは失礼です
まぁ確かにショーの途中、トイレタイムはわかるけど
前を横切って、ライトを遮っては非常識であり得ない

ならマイクの次のステージは〇〇
あるいは曲のイントロで感じて
暗いうちに出なきゃ(笑)

そういえばラストショーの一つ前が
そういった人が踊る場合が多い
ラストショー準備のつなぎの時間なんですが
ラス前役者と呼ぶ人もいるみたい?おいっ
でもこれがねベテランだけにとっても素晴らしい時がある

お芝居も一緒ですね
そこまで役になりきっって汚さなくても・・
なんてのもあるけど私はそういうのが好き

【汚れの中に美はありき】
注:踊ってる方が汚れてるという意味ではありません
へっぽこおやじ
2012/12/14 14:27
おやじさん、同意していただけて嬉しいです。

そうですね、
「この人が居ないと劇団が成り立たないんだぞ!」
とか
「全員しっかりちゃんと観な!」なんて
優等生的な発言をするつもりはありません。

でも≪人生≫がいっぱい覗き見られる大衆演劇やのに、
せっかくお金払って観てるねやのに、
おもろいもん逃したら勿体ないやん!
てか熟成してたり発酵してるもんの方が巧いし、面白いで!
と、思うのですよね(笑)

ワシはラストショーのひとつ前や座長の後など、
落語でいうところのモタレ的な役割で踊る人が出るとき、
座り直します。だって、絶対、エエねんもん(笑)

桃♪⇒へっぽこおやじ様
2012/12/15 06:49

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