大衆演劇は生活! そう声高に主張してはおりますが、 せやけどワシは≪作品至上主義≫。 生活ということを考慮はしても、 でも、 ≪役者至上主義≫ではなく、 ≪歌(の内容)至上主義≫≪芝居(のテーマや内容)至上主義≫。 今日はそんなアタマカタイ小姑なワシの話、 大好きで大嫌いなこの世界を観ているときの “やかまし話”にお付き合いください(笑) 観出して、8年くらいか。 観たのだよ、ワシは。 例えば… 桑田佳祐歌う『白い恋人たち』でウチワを持って踊っていた10代の男の子! 石川さゆりの『風の盆恋唄』を振袖みたいなヒラヒラで踊っていたイケメン座長! 菊池寛の『藤十郎の恋』から出来た島津亜矢の『お梶』を茶髪の鬘で踊るベテラン座長! ちあきなおみの『喝采』をなぜかニコニコ笑顔で踊ってたイケメンさんや女優さん。 (※全てどの劇団の誰とは言いません。それぞれに事情があるやろし、そんなん書いたら営業妨害やしネ) いいねんけど。 きっとそれはコダワリなんかもしれんけれど。 でもアタマの堅いワシは観出して数年間はそういうのに出会うと ひとりで勝手に客席でキレていました。 今ではキレません。 何に出会っても。 例えば、いわゆる“スポンサー”、 つまりは相撲で言うところの“タニマチ”的な大きなお客さんが来てはって、 そのひとから頂いた衣裳を着ようというサービス精神だとか、 そういう人と人とのお付き合いによる「作品<今日」によるものだったり そういう幕内の事情があるのかもしれない。 だって、これは舞台であり生活だから! と、知るようになったから。 でも≪なんでもありが魅力の大衆演劇!≫ ≪舞台(演者)と客席(お客さん)≫の距離が近いこの世界だからこそ、 ここ、大事に出来たらいいな、と思ってやみません。 漁師踊りのときにちゃんと、裾めくるからこそ、ほんまの褌はいている役者さん。 島津亜矢歌う“ヒロインシリーズ”の原作をちゃんと読んで、ちゃんと知って、 映画化されたのも観て、衣裳決めてる役者さん。 など、など、など、そんな“ほんまもんのコダワリ”を持っている役者さんも いっぱい、居るのだもの。そういう人、そういう舞台に出会えると、ホンマに嬉しいもの。 そんなワシは、原作も映画も好きな『飢餓海峡』に異様な想い入れがあり、 「なんで『飢餓海峡』で面使う人とかニヤッて笑ったりとかする人多いん?!おかしい!」 「あのさ!皆が桃サンみたいに原作知ってる訳ちゃうやん!」 「せやけどさ!」 なぁーんて、めっちゃ仲の良い友人とも 呑みの場でマジ喧嘩をしかけたアタマの堅いアホでございます。 (彼女はワシより観劇歴長いのに、あのときは、すまぬ。) ま、そう、ただ単にアタマ硬いだけの小姑の呟きなんですが、 そういう「勉強」を舞台上も客席の我々もしていくことが出来れば… って、うーん、これは理想論かな。 でもそんなデカい口叩く生意気小姑は、せやからこそ、毎日、 ほんま、このでっかく面白く人間だらけの舞台世界を もっとちゃんと! もっとオトナゲと、でも譲れぬ正直さも持ちながら 観る力を養うべく、勉強勉強です、まだまだですけどね、ああ、しんど(笑) ![]() ![]() にほんブログ村 そんなワシは先日「(海モノ演歌だったから)着流しの下に、褌しめてたん気付いたか?」と訊かれましたが、 気付きませんでした。負け。勉強不足観る目不足。まだまだまだまだ。 |
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