桃花舞台

アクセスカウンタ

zoom RSS 私的《本物》の『飢餓海峡』B-ポジションと歳と生き様と-

<<   作成日時 : 2013/03/02 19:42   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 0

さて、そんな『飢餓海峡』にはおそらく3バージョンあります。
【原曲】
【アコースティックバージョン】
【台詞入り芝居仕立てバージョン】
その劇団では、今、座長が原曲を使っています。
そして、後見(前記事、前々記事で書いた役者氏)が、
今、アコースティックバージョンを使っています。
これ、ワシ、「ええな、素敵やな」と、しみじみ思うのです。

よく話題に上がるのは、芝居仕立てバージョンです。
これは石川さゆりの特別公演用にアレンジされて作られたもの。
コンセプトは「歌芝居」、センセーショナルです、ドラマチックです、
ゆえに大衆演劇でもよく使われます。

しかしワシはあれはどうも好かん。
だって力量がない人が演ると曲だけが勝つ。
でも、一見、踊りの力かと錯覚する。
なんかそれ、あんまりよろしくない気がする。
それこそ≪二次構築≫理論で云うと、
もう、あれ、曲だけで芝居として成り立っているから、
だから、やっぱ、曲の力によるものが多い気がする。

でも、この曲は原曲も、相当ドラマチックだ。
イントロからして、壮大だ。ワシ的には、ちょっとうるさくやかましいほど。

でも&だから…
若い役者さんには素敵だ。
だって、勢いと曲の力と、そしてご自身の力がフルに魅せられる。
年寄り向けでは無い。
いや、ベテランは、力あるベテランは、ベテランだからこそ、
使うならば、静かなギターのアコースティックバージョンが似合う。

座長、原曲。
後見、アコースティック。
ああ、「いいな」。

ってところで終わると綺麗なんだけれど。ヒネクレ桃ゆえ、もう1エピソード!

以前までは、座長も、アコースティックで踊っていたんだよ。何度も、観たよ。
が、先月、先々月(※そんなに観に行っていないのに2度も当たった…)、
彼は原曲を使っていた。
幕がいったん閉まり、
あのちょっとやかましめのドラマチックなイントロがかかり幕が開くと、
彼が居た、そして踊った。

あれは最近また踊るようになったベテラン氏への素敵な心遣いか。
それはワシの推測でしかないが、それって素敵。

そして彼のその原曲バージョンの舞台は、「悪くない」のだ。

これくらいドラマチックな方が、
若さと、「これから」な彼の勢いには、きっと、「今は」、合っている。
だってほら、お客さんも、引き込まれてる、吸いこまれている。
その笑顔に。
その力に。

画像


画像


そんな彼を観て、
「『飢餓海峡』にしてはその笑顔は可愛すぎるや〜ん」
なんて心の中でツッコミ入れながらも、ワシ、「いいな」って思うのです。

これ、大衆演劇、ならでは。
大衆演劇という、生活=舞台=人生という旅である
この世界の役者さんたちだからこその舞台、その力。
≪二次構築≫かもだけど、≪二次構築≫を通り越す。

そんな『飢餓海峡』は若い彼、そして、若かった彼、どちらもの、「今」の『飢餓海峡』。
≪本物以上に本物≫の『飢餓海峡』。

「連れてって」、くれるよ?!

ああ、いいなぁ。素敵やなぁ。 ねぇ?

人気ブログランキングへにほんブログ村 演劇ブログへ
にほんブログ村
【二次構築】ネタからえらい引っ張りましたが、以前から書きたかったネタ&
先先月1月、一か月の間にこの2人の、2種類の飢餓海峡を観ることが出来、グッときたもので。
長々お付き合い頂き、感謝。

書きため中のネタ、次は若いコくん記事2本、いきます予定です。いぇい。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
私的《本物》の『飢餓海峡』A -その「目」-
暗い目が光る。 出の瞬間にギラリと光る。 その目が表すものはまさしく「飢餓」なんじゃないだろうか。 それは空腹による飢餓ではなく、心の飢えによる飢餓。 漕いでも漕いでもかつての時代には戻れぬ岸ない飢餓。 それは一番上を見て、今、下に降りたた人間だからこそ噛みしめる飢餓であり 一番上を見て、今、下に降りたた人間にしか解らぬ飢餓なんじゃないだろうか。 それは、寂しさに負けるほど頭が悪くはない人間が 舞台という職場で、今、それでも己の矜持をかけて魅せる生き様なんじゃないだろうか。... ...続きを見る
桃花舞台
2013/03/02 20:04
私的《本物》の『飢餓海峡』@ -その理由-
『飢餓海峡』は元は小説です。 水上勉が書いた暗い暗い小説です。 恋愛小説ではありません、社会小説です。 そこから映画化もされました。 暗い暗い、よく出来た映画でした。 『飢餓海峡』という曲はそれをモチーフに 作詞家吉岡治が石川さゆりに賭けて書けた一曲です。 よく大衆演劇で使われます。 けれど、その中で、ワシには≪本物≫と思う『飢餓海峡』があります。 ...続きを見る
桃花舞台
2013/03/02 20:05

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
私的《本物》の『飢餓海峡』B-ポジションと歳と生き様と- 桃花舞台/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる