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zoom RSS それは「情念」…にほんじん -千さま舞台は≪にほんの心≫

<<   作成日時 : 2013/08/15 18:44   >>

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≪演歌はにほんの心≫などと言われる事がありますが、
その理論でゆくとワシはこう言いたい、
≪市川千太郎さんの舞台はにほんの心≫。
≪にほんの心≫、日本人そのもの、うん、それはもう恐ろしいほどに!

ここ4か月(4〜7月)、毎月、千さま≠アと「市川千太郎」さんを観る機会がありました。
4か月(つってもワシが観たのはその内2日ずつくらいだけど)観た千太郎さんは、
様々な大御所歌手さんの曲で踊っておられました。
例えば石川さゆり、小林幸子、天童よしみ、八代亜紀、美空ひばり……などなど、などなど、もっともっと。
全て演歌界の大御所、テッパン、日本を代表する歌手さんばかり。
それらの歌手の歌で踊る千太郎さんは、それらの歌の世界どころか、
歌手の持つ魅力すら浮かび上がらせました。

石川さゆり表現するところの「にほんの、おんな」の業!
にほんの女、男に世間に耐え忍び尽くす女のマゾヒズム的なエロさ、美しさ…強さ。
小林幸子表現するところの「郷土」、「母子」の温かさ、強さ!
越後新潟、雪の国の女の情の強さ、北国で生きる人間の強さ逞しさ、母と子というテーマ。
天童よしみ表現するところの、人情、ど根性、と、懐かしさ、あったかさ。
八代亜紀表現するところの、民族臭、ソウルフルさ、そして聖母のような明るく強い母性。
そしてそして美空ひばりの歌全てが表現する伝えてくれる、
古き良き日本の郷愁とか懐かしさとか、にほんの、ソウル。

ニコニコと、そしてあの時折見せる強いキッとした怖い目と表情で、
ゆ〜っくりご自分の世界で踊っておられ…ながらも確実にお客さんを意識したあの踊りで、
千太郎さんは匂わせてくる、≪にほんじん≫のナカミを、
千太郎さんの舞台からは匂って来る、≪にほんじん≫が≪にほん≫が!

なんなんだこの役者さんは。
イタコなんかヨリマシなんか、いや、やっぱ狐か狸か。
にこにこグフフぅってスマイル浮かべた、もしかしたら霊能者、人間越えてるんやないか。

そんな千太郎さんが主演した『狂乱の舞』(『島帰り』ってタイトルの劇団もあり)、
≪罪を犯して帰ってきた女が後妻によって不憫な扱いを受ける我が子愛しさ悔しさに
後妻の子を殺す決意をする、のだけれど間違って我が子を殺してしまった!≫という、
あの超にほんてき超土着的なあの芝居で演じた女役は、
ワシがこれまで観た他のどの役者さんより怖く、哀しく、ほんま、めっちゃ、≪にほん≫でした。
と、巧いこと伝えきらんのに伝えたら、「ぐふふぅ」と笑顔で謙遜されながらも
その目はどこか、ギラッと目が光っているように見えました。

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(↑『惚れて候-北のどこかへ-』(石川さゆり))

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(↑『大川流し』(美空ひばり))

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(↑『写真(アルバム)』(天童よしみ))

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(↑『傘ん中』(五木ひろし))

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(↑※曲名不明。春團治を歌った、台詞入りの唄)

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(↑『惚れたが悪いか』(石川さゆり))

優しかったり怖かったり柔和だったり鋭かったり。
真っ白な顔、一見能面みたいな白い顔にありとあらゆる表情と雰囲気をを浮かべる千太郎さん。
この役者さんは踊りで芝居の演技で、≪情≫を、≪情念≫を、表現することの出来る役者さんなんですね。
そこからは女が、情が、ううん、≪にほんじん≫が、≪にほん≫が、滲み、浮かぶんですね。

凄いなぁ、怖いなぁ。

勿論、この「怖い」はスペシャルに、いい意味で!


■omake■
最近の千太郎さん記事はこちら。
「千さまッ!」 -市川千太郎、これまでも、これからも- 】(2013年5月)
「千さまッ!」、なう! -市川千太郎、これから- 】(2013年5月末)


■omake(最新情報、追記)■
そんな市川千太郎座長は、市川叶太郎(きょうたろう)座長と名前を改め、
「劇団十六夜」として、2014年1月、四国健康村で新たに劇団を旗揚げするそうです。待ってました、ですネ!


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4か月も連続で観ることが出来、ついつい調子に乗って声までかけてしまい、
絶対内心ウザかったり「お前誰のファンやねん調子ええなぁ」と思ってはると思う(笑) けど、その魅力に唸りまくった事は事実です。

しかし6月の『惚れたが悪いか』(ラストの写真)はゾクッとしたよ。
これ、前の前の記事の「お徳」の次の出番だったんだ。
で、深読み&勘繰りかもしれないが、互いの素敵な“役者スイッチ”感じたんだワシは。

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『惚れ神』にみる大衆演劇のちょいワル楽しい魅力
『惚れ神』と云う曲があります。 超かいつまんで言うと、 ≪パッとせぇへん一人の人間が惚れ神≠ノ会った≫って曲です。 超要約して言うと、「ヤバい!惚れちゃった! ヤバい!ハマっちゃった! わー、この先辛そう面倒くさそう! でも楽しい!…たまらない!うふふ!」って曲です。 これ、ドMの快楽? いえいえ、これはオトナの高尚な遊び。 ハマり、惚れ、落ちて堕ちた己を客観的冷静に眺めてニヤリ、翻弄される事を「楽しむ」。 なかなかデキたアソビ方やない、精神的ちょいワル男女のアソビ方ホレ方... ...続きを見る
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内 容 ニックネーム/日時
長く応援していた千さまですが、「マスター」になってからの(爆笑)の舞台は
一度も観ていないので、桃さんのお写真で様子がわかり、元気そうでなにより。
千さまが東京公演の度に、1本ずつ新らたにチャレンジし続けた新派狂言。
(なんと最初は「黒蜥蜴」だったのですよ〜衣裳も度胸もでした)なかでも秀逸だったのは、花柳十種のひとつ「佃の渡し」です。
千ちゃんの演じるおきゃんな佃っ娘に、いつかまた逢いたいなあ
孝玉ばあさん
2013/08/16 11:30
またまた素敵なコメント、嬉しく拝読致しました。

『黒蜥蜴』!!観られたのですね!
私は当時その様子を『演劇グラフ』で知り、
わーわーキャーキャー羨ましがって想像したのを覚えています(笑)
『佃の渡し』もされていたとは!!観てみたい!!です。

私も、
役者をお休みされる前の大阪・浪速クラブ公演の際
どうしても観たくて、時間もないのに芝居だけ観に行った
『花街の母』と『残菊物語』だとか
それから大衆演劇を観出して間もない頃朝日劇場観た【怪猫劇】だとか、
いろんなお芝居、今でも頭の中に残っています。

「マスター」(笑)になられてからは、
商売柄?!でしょうか、ちょっとふっくら…
いや一回りデッカくなられましたが、
今舞台に立たれる姿は以前に比べて
また一段と魅力が増されたように感じました。

来年旗揚げ(?)というお話も耳にしましたし、
これからの御活躍が楽しみですね!
桃♪⇒孝玉ばあさん
2013/08/22 23:35

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