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zoom RSS 「ジャーンッ!!」という役者気 -その日の沢田ひろし@『望郷じょんがら』から-

<<   作成日時 : 2013/10/03 18:12   >>

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仰々しい三味線のイントロに乗せて跳ぶように現れ、サラシを振る!
そして、キメポーズ、「ジャーンッ!!」
細川たかしのド派手な『望郷じょんがら』に負けてなんかない。
「アア…ア…」からの「ジャーンッ!!」
サラシを置いたかと思えばまた「ジャーンッ!!」
扇子を開くと≪沢田ひろし≫!
その舞台はまるでこう言うかのようでした、
≪俺は沢田だ!≫≪俺は役者だ!!≫、≪これを観よ!!≫!
いつもよりもデッカい舞台で行われた他劇団座長の特別公演に
ゲストで出られていたフリーの役者「沢田ひろし」さん(※前回記事)の舞台です。

沢田さんと云えば、まず興味深いのがあのちょっと独特な顔立ちです。
白い白い謎のポーカーフェイス、いや、謎のホワイトフェイス(※以前の記事)、
あの顔に加えて、何を演じても何を踊っても巧すぎる、だからどこに立っても目立ちます。
前の劇団の時からなんかいい意味でも悪い意味でも浮いているようにすら見えました。(※当時の記事
いや、むしろワシには意識的無意識的に「私、ここの(劇団の)人ちゃいますよ」感を
アピってるようにすら見えました、いや、見えます、なう。
≪役者一匹、己一匹、俺、俺が沢田ひろしですが何か?!≫
いや、そんなこと言うておられませんよ念の為。
けれどワシは観ていていつも勝手にアテレコしてしまうのです。

そんな沢田さんが
大舞台のゲストで、一回きりの出番で、
出してきた個人舞踊が、「ジャーンッ!!」!

デッカい劇場の客席にはたくさんの人が座ってる。
自分のことを知らない客も多いやろう。
また誰か特定の役者を目当てに来ている人も多いやろう。
てか、前の方の席ならほとんどせやろう。
けど自身のお客さんやファンも勿論少なからず来ているやろう。
でも与えられた出番はゲスト、勝負の、この1本。
しかも幕開き華やかな座員総揃いの『夢芝居』の後、2番手、勝負のこの一本。
そこで跳んで、跳ねて、大きな舞台を駆け回って、
サラシ振って扇子回して、「アア…ア…」「ジャーンッ!!」。
あれ、一旦木綿を振り回すぬらりひょん?! いや、人だ、役者だ、俺が沢田ひろしだ!

ワシは爆笑して、めちゃ、めっちゃ拍手しました。
爆笑したのは、小気味良かったから。感服し、嬉しく、誇らしくすらなったから。
なんていう男気ならぬ役者気なんだろう。
役者根性、過剰な自意識とサービス精神=プロ意識!
妖気すら感じさせるほどの人間臭さに観入る、「いいなぁ、このひと、役者だなぁ」!

大衆演劇の役者さんは毎日常に「俺」が商品、舞台の上で「俺」自身を見せ生きています。
いや、「見せている」ではなく「見せてやる」くらいの心意気を飛ばしてきます。
そのスペシャルにプロフェッショナルなサービス精神は
「俺」そのもの、日々人生という旅を生きる「俺自身」そのものなのでしょう。
ワシはそんな彼らの舞台に、いや、彼らの生き様に惚れて、惚れて、たまりません。
面倒臭くもうっとぉしくも大好きで、笑って泣いて忙しい、たまりません。
だから大衆演劇という舞台とそこに生きる「俺」達の舞台が好きなんです。

この日の「ジャーンッ!!」な舞台はそんなんをしみじみ感じさせてくれました。
≪観よ!!!≫ ≪俺は役者だ!!!≫、と、うわぁっと。
やっぱ、この人、妖怪だわ。役者さんって皆、素敵な妖怪ばっかだわ。
今日も大衆演劇と云う舞台も客席も魑魅魍魎=人間だらけの世界を、飛んで!跳ねて!魅了する!
これ、茶化してるんやない、ワシ的最強最高の賛辞です(笑)


↑ジャーン! ちなみにこの動画では細川たかしもテンション上がりすぎたんか音盛大に飛ばしてる!(笑)

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紅あきら特別公演@国立文楽劇場、9月4日〜6日にて。(※ワシが行ったのは5日夜と6日昼)
この公演いろいろ感じて面白かったよ!(書くか書かんかはわからんが)

『望郷じょんがら』は曲がド派手やからか袴履いたり、傘(なんで?)振ったり、いろんな趣向で踊る役者さんを観ますね。
けど大舞台でサラシ&扇子&袴で飛びまわっていたこのステージは強烈でした。写真撮れずだからお見せ出来ぬのが残念でなりません。

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フリー、その「引き出し」と「スイッチ(気)」 -とある2日間の「沢田ひろし」-
「沢田ひろし」さんを観ると唸ります。 引き出しから自由自在に バラエティ豊かな演技と舞踊を出して来る! しかもこの役者さん、 頭で自分のスイッチを調整しておられるように見える。 「強」「弱」「上品」「ノリノリ」「控えめ」「MAX」 バラエティ豊かな芸にかける己の「気」を 舞台上で切り替えているような。 そんな凄いテクをお持ちなのに、 いつもクールな顔で淡々と。 無愛想ではなく、しれっと、ほんに淡々と。 「やるな!このテクニシャンさんめ!」 その舞台から目が離せないの... ...続きを見る
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