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zoom RSS 大衆演劇≪虚実皮膜≫ヤンキー論 -クレイジーケンバンドをBGMに-

<<   作成日時 : 2013/10/11 17:15   >>

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“紅さん”(紅あきら同魂会会長)が最近クレイジーケンバンドを踊っている。
『ドクロ町ツイスト』だ!それも『河内遊侠伝』(津田耕次)から『ドクロ町ツイスト』だ!
「任侠でござい!」な演歌から「♪チンピラに絡まれた恨みでチンピラになった」!
ステップ踏んで「♪ツ、ツ、ツイスト〜俺のツイストNo.1」だ!
初めて観た時ワシは涙流して爆笑し、思わずツッコミました、「ヤンキーやん!」。
そしてワシは思いを馳せます、舞台の上の“虚”と“実”の “ヤンキー”達に。
そして更なる愛を募らせるのです、この愛すべき“ヤンキー”だらけの大衆演劇世界に!

大衆演劇の役者さん達が日々演じる股旅・任侠芝居の主人公である渡世人(旅人)、
あれはまさに、江戸のヤンキーです。

渡世人とはいわゆる世間から外れる日陰者、
外れることとなったそのきっかけは様々だけれど、
そこからは敢えてハズれて、ハズれた自分に誇りを持って意地を張り通す。
張って張って、言いたい本音も言わず笠で顔を隠して表情(かお)隠し背中で風を切る。
そして道にハズレた己を自嘲しながらも誇りにし人生と云う旅を歩き続ける。
…のが、カッコいい≪美学≫とされる。理想的≪人間(おとこ)≫像なのだとされる。

そんな江戸のヤンキー達を日々演じる役者さん達は
なんだか、ちょっとヤンキーに近い臭いを感じさせます。
ヤンキー大好きブランド「ガルフィー」(※あの犬柄!)を好むあのファッションセンスだけではなく、
ブランドやドンキホーテを好むからでもなく、考え方や生き方、
そしてあのいい意味で過剰すぎる盛り過ぎる舞台に…。

元々、そういう「血」と「美学」のある人々だから股旅世界の住人が似合うのか?!
それとも、股旅世界を演じてき続けてきたから、より似た性格や美学になってきたのか?!
どっちなのかな。わからないな。どっちもかな。うん、どっちもだろうな。
旅人、ヤクザ、ヤンキー、旅の役者…まさに、虚実皮膜の面白さ、
これが、これぞ、大衆演劇の本質的面白さ―

正直その美学は時に理解不能なこともあります。
だって「よろしく」を「夜露死苦」と書くのがカッコええとでも言うような独特の美学なのだもの。
でも彼らはその「道をハズれ」、「ハズレたことに矜持を持ち」、歩み、生きてきた。
それらはきっと古くから今も根強く残る「(たかが)大衆演劇でしょ?」みたいな偏見を
脈々と流れる「血」によって意識し続けてきたことにもよるだろうけれど、
矜持ある美学はそうしていつしか「型」となり、
独特の進化を遂げ、時代をも越えて受け継がれ、これからも絶対絶滅することはない。
そう、大衆演劇は、無くならない。ずっと逞しく生き続ける。
とてつもなくケッタイで、元気に、逞しく、人間そのものの面白さをプンプンさせて、ツ、ツ、ツイスト!
うん、ツイストするのだ、No,1―

ってな事を感じるワシに、クレイジーケンバンドで踊る彼らの姿はグッと来ます。

ちょっと昭和感を敢えて出し、平成の今の世で受けているクレイジーケンバンド。
彼らのコンセプトは永遠にヤンチャな大人ロック!
「今!」ではなく、古き良き「昭和」オマージュの「あの頃」感と、
そしてオトナやねんけどオトナになりきれぬオトナのちょいワル感…
それはまさに大衆演劇そのもの、役者さんそのもの!
江戸も昭和も越えて平成の今、生きて、踊る、 素敵な“ヤンキー”たちがツ、ツ、ツイストだ!
そんな時を越えた永遠の旅人達にワシらもまた自分達のヤンチャなところをも引き出されるのだ、
ツ、ツ、ツイスト!…No.1だ!

先月、久しぶりの東京十条に殴り込み…じゃなかったゲストの際も“紅さん”は夜、これを踊っていました。
ワシは嬉しくなって、二階席で握り拳グーにして一緒に戦うようにノッテしまいました。
そして、送り出しにてつい「先生!ツイスト最高でした!(笑)」。
ほな、天下の一大ヤンキー(←褒めてます)紅大先生は
少年のようなガキのような…いや、でも、ヤンチャなオトナ笑顔で「けーっ!(笑)」!

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全く、もう、役者ってやつぁ、人間(ひと)ってやつぁ、まさに、「イイ〜ネッ!」!

ワシ、そんなヤンチャでヤンキーなこの世界と役者さん達が、大好きです。

うん、貴方のツイストNo,1。貴方も、貴方も、俺(あなた)の舞台はNo,1!!

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劇団炎舞@篠原演芸場、9月22日にて。 勿論、“エア・ガム”(ガムを噛むフリをする仕草)で!

嗚呼、そういや、里見要次郎親交会会長もいつぞやクレイジーケンバンド踊ってた。
得意のリズムに乗った腰振りで♪ミニスカート… ぶん!ぶん!(※『ミニスカハコスカヨコハマヨコスカ』)。
あ、東京の虎部長・林友廣演劇部長も芝居のアドリブで、ステップ踏んで、『た・す・け・て!』ってチョケてた。
龍美麗(スーパー兄弟・座長)君もスケスケ衣裳で『プレイボーイ・ツイスト』!スケスケ嫌い。でも、あれは、スケスケだからこそ良かったのだ。

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カラスたちの『男酔い』-旅役者の「血」-
白鳥はかなしからずやなんとやらという歌がありますが カラスたち旅役者もまたかなしからずや否か。 厚い化粧に憂いを隠す旅役者とその日々の舞台たちは 私にはかなしたのしく見え、たのしかなしく見え、だからこそ魅了されてやみません。 なんて舞台なんだ、なんて人間≠ネんだ。 面白い、切ない。嗚呼やっぱり永遠に離れられない。 なんだかワルい男にハマってしまったみたい。 微苦笑します。そんなとき頭の中に流れるのは吉幾三の『男酔い』です。 ...続きを見る
桃花舞台
2017/01/31 19:15
血と矜持-旅役者、その誇り高き≪ヤンキーイズム≫!-
敬愛するジャーナリストに都築響一さんという方がいる。 彼がライフワークのひとつとして目をつけているのがヤンキーたちの独特のセンスだ。 改造車、バイク、特攻服、「夜露死苦」的フレーズ。 「ヤンキーは文化だ」「全身全霊の生き方から生まれた心からの叫びだ」 なのに編集者たちは眉をひそめるという。毛嫌いするのだ。 「僕たちはそういうやつらの爆音に耳を塞ぎながら必死で勉強して今ここに居るんです」 都築さんは言う、書く、叫び続ける、「それでもヤンキーは文化だ、芸術よりも芸術だ」 熱くなる... ...続きを見る
桃花舞台
2017/05/06 10:29

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