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zoom RSS Dear, 愛しきコアな大衆演劇ファン-明日の大衆演劇と自身の為に-

<<   作成日時 : 2014/06/10 15:56   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 8 / トラックバック 4 / コメント 2

画像大衆演劇のお客さんが嫌いになる、
そんな事が結構あります。
全てのお客さんではありません。
けれどコアなファン、
いわゆる通ったり追っかけをしたりするような
お客さんが鼻に付き、嫌になるのです。
通い、観、大入りを作ったりたまに花付けたりもする、
大衆演劇が大好きな
彼女ら(※以前の記事)と彼らの存在は
劇団と役者の生活を支え大衆演劇を活発化する
≪良き要因≫にもなりながら、
同時に大衆演劇をダメに安っぽくする
≪悪き要因≫も作っているように感じるからです。

乱暴な分け方をすると、
コアな大衆演劇ファンは2種類に分かれると思います。

@「大好き!最高!ラブ!!」
  大好きすぎて自分の中の理性越す、ハートが勝つ純粋ファン
A「この役者は●●である」「この劇団のこの芝居は○○である」 
  大好きすぎて演劇論振りかざしたくなる、アタマが勝つファン

@には「好きすぎるという罪」があるんやないか?

好きになりすぎる。
ほな盲目的になり、その役者の芝居・舞踊、どれ観ても何観ても「素敵」「最高」になり、絶賛する。
盲目とまでならなくても、身内気どり気分から「好き」と絶賛ばかりになる。
また例えば芝居や舞台に付いて役者から訊かれても
好きやから、好きな人(劇団・役者)に嫌われるのが嫌で「イエスマン」になったりして、
観ていて何か感じてもお腹の中にグッと納めて言わなくなったりする。
(そのくせ仲間内のご飯や飲み会の時は陰で裏で「あれさー…」って言う)
それらは全て、さて、長い目でみたとき、ほんまに好きな劇団、好きな役者の為になるやろか?

また、好きになりすぎる人の中には
好きやから、好きすぎて、今の自分の身の丈に合わないお花とかしちゃってる人も居たりする。
それは結局自分も&相手もしんどくさせてはないやろか?

で、@はいずれフェードアウトしたりする。
疲れちまったり、病んでもうたり、
金銭的もしくは気持ち的な理由で行け(行か)なくなったり。
またはフェードアウトするも時が経って別の劇団や役者にハマったりする。
でも自分は何も変わってないから同じ事を繰り返したりする。

Aには「自分の理想・理屈ばっかで自分しか見てないという罪」があるんやないか。

そうして自分と、その近しいもの以外を良しとし、褒め、
その他(役者・劇団・客)を「違う」「間違い」と思いたがり、思い込み、
悪く言ったり、見ないふりしたり、殊更に否定する。
または自称「見る目のある」自分の意見を
役者の考え(解っていても仕方なくて出来ない事)よりも重視して押し付ける。
それも長い目でみたとき、ほんまに好きな劇団、好きな役者の為になるやろか?

また、彼らプチ評論家はわりと視野が狭いゆえ、
現実が見えてくると、アタマの良さから自分にうまい言い訳をするも、意固地になる。
けど、こちらもだんだん観るのがしんどくなって、結果、
フェードアウトしたり、意地だけで観続けたり、そのしんどさからより否定的排他的になる。
で、こちらもフェードアウトして時が経って別の劇団や役者にハマったり…。
または劇団付きのマニアや超身内気取りの濃いファンになったり…。

@はAを嫌い、Aは@をバカにする。(気がする)
でもワシは思う、@Aは表裏一体、コインの裏と表なり。
どっちも長い目でみると自分も他人もしんどくさせるし、
大事な者の為にも、刹那的にはなるかもしれんが長い目でみるとなれへんのやないやろか?

@Aの要素はこれを読んで下さってる方にも多かれ少かれあると思います。
ワシ自身の中にも、気は付けていても、
たぶん、@もAもどちらのカケラもありました、いや、今も、どこか、どこも、あるでしょう。
大好きやけど、大好きやから、長く観ているファンにはきっと、絶対、皆にある。
大好きやけど、大好きやのに、大好きなものを長い目でみてダメにするのは悲しすぎる。

全ては大衆演劇の安さ、気軽さ、役者さんとの距離の近さゆえに出てくる弊害やと思います。
で、結局、大衆演劇のファンは回転が速く、入れ替わるのも早く、
長く見ている人は良くも悪くもかなりの曲者になってきたり、すごいオーラを発していたり、
また決して腹の底100%楽しそうでなかったり…。
こうして一見さんや初心者がなかなか入り込みにくい空間が
役者ではなく客によって作り出されたり、
長く観る客も客同士が気になったり気を遣い合ったり、
そんなんで、楽しいのに、楽しくなるなる事があったり…。
でもお客さんをそんな風にするのは大衆演劇そのものの魅力…
良くも悪くも大衆演劇の魅力そのもの。
だからワシは鼻に付き、嫌になりつつも、嫌やけど嫌やないし、皆、皆、嫌いやない。
嗚呼、ややこしやややこしや。嗚呼、どうしたらいいんやろ。

という事で、ワシは改めて呼びかけたいのです。
己にもカケラがあると自覚しているからこそ、
己が一番努力していかなあかんという前提で、皆に。
以前からずっとそう言うてるし、今は以前よりも強く呼びかけたい。

「ずっと、ずっと観て行きましょう」

「娯楽だから」、「楽しみだから」、
「自分はただの1ファンだから難しい事考えたくない」、「観る目に自信ないから大したことは言われへん」
そんな逃げ口上はズルくない?
「私は他の客とは違う」「私のやってる事は他と違って役者&劇団の為になってる」
それ、たぶん、思い込みちゃう?
日々舞台で自分自身を向上させている役者さんたちに負けないよう、
彼ら彼女らを見習って、≪自分自身を成長させながら≫、
≪本当の意味でいいお客さん≫とはどういうお客さんか考え、目指し、
≪本当の意味でいいお客さん≫になり&あり続けるよう努力しながら、
ずっと、ずーっと、長ーーい事、観てゆきましょうよ。
自分のアタマと「心」の両方を磨きながら、「人間力」を上げながら、ずっと、ずーっと。
大好きな大衆演劇を、舞台を、人を、ダメに&安っぽくしないために、
しないように、この狭い「一体感」が魅力の世界で、己に出来る事、己の客としての在り方を考えながら
この舞台と人間いっぱいの世界をずっと、ずーっと。
いい舞台を、いいお客さんとして。

皆、皆で上がっていこうね。高め合っていこうね。

うん、勿論、そんな事言う己自身が一番、頑張ります。



■omake■
あとね、こんな記事もね。よろしければ。

【Let's 大衆演劇的“見巧者”-距離感と≪愛しながら戦う≫事-】

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桃花舞台
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして。五十代にして大衆演劇のファンになったオクテです。よく劇場でおばさんが言ってますけど、こんな世界があったんやという喜びがあります。で、KAZUMAを観てはまり、都若丸、美山、はる駒座、紫吹、たつみ演劇boxなど楽しくて仕方ありません。
おんな値段で楽しめるなんて信じられません。生活と一体となった世界の面白さ、これからもずーっと楽しんでいきます。最初からの記事も読ましていただき、ほんとにためになりました。これからも書き続けてください。お願いします。
マコト
2014/06/11 21:01
またBlogも書いてこか…
いや、書いていかねば…
そんな気分で気合いを入れ出した時、
こうして新しくファンになられた方に
熱く、嬉しいコメントを頂いて、とても嬉しいです。
ありがとうございます。本当に嬉しいです。

楽しいですよね。面白いですよね。
最初5年くらいは色んな劇団をいっぱい観たい!と
ワクワクとドキドキと新鮮さと発見でいっぱいで
本当に楽しいと思います。
今はネットが盛んな為情報も仕入れやすく、
観劇中だけでなく観劇前も観劇後も楽しめる時代だと思います。
でもその最初の何年かを越えて、
もしかしたら好きになって追いかけたい劇団や役者さんが出来たりして
特定の劇団の役者さんやお客さんの色々が見え出したとしても
また、同じ地域に年ごとに同じ劇団ばかり乗るという現実に気付き、
ちょっと熱が冷めたりしても、
でも、ずっと、ずぅーっと、色んな観方で、
前よりも今、今よりも先、回と年季を重ねるごとに楽しんでいければ…
そんな色〜んな楽しみ方が出来る「演劇世界」「人間世界」やと思います。

私の書く物はただただ綺麗ただただ凄いただただ面白いだけではなく、
もしかしたらお考えと合わない事、合わなくなる事が出てくるかもしれませんが、
今後とも、ずぅっと、お付き合い頂き、こうしてやりとり出来ましたら
こんなに嬉しい事はありません。

コメントを励みに、また、ぼちぼち、「読み物」書いて参ります。
今後ともどうぞ宜しくお願い致しますね。
桃♪⇒マコト様
2014/06/12 04:41

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