桃花舞台

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zoom RSS 役者、「美しさ」はきっと「強さ」-≪女優“諒ちゃん”≫の「お玉」から-

<<   作成日時 : 2014/07/04 03:39   >>

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画像幕があき、
凛と立っていたのは
お玉でした。
ガラシャと名を変えたお玉でした。
明智の娘でありながら細川様に嫁ぎ、
戦国の世でキリスト教を信仰し、
女性として最期まで凛と生き抜いたお玉。
で、ありながら“諒ちゃん”…!
ああ、またこの場を借りて
慣れ慣れしく「ちゃん」とか書いてしもたけれど。
女として、役者として、
大衆演劇の世界を凛と気丈に生き抜く
≪女優“諒ちゃん”≫・・・「三河家諒」さん(フリー)でした。

5月“玄海さん”のゲストの博多にて。
同じくゲストだった“沢田さん”
並々ならぬ気合いのほどは前記事で記しました。
が、その日、一か月特別ゲストとして出ていた“諒ちゃん”の「気」、
これも特筆もの、記しておかねばならぬとワシは思いました。
その日のゲスト“玄海さん”は舞台挨拶の際
「諒ちゃんから電話を貰って…」出演する事になったと言ってたけど、
その誇りと、責任と、一九州の役者として、
男女関係なく九州誇りの血を引く旅役者としての誇らしいプライドもあったんかなぁ。
ミニショーからピシャンッ! と云う気配を漂わせながら
「玄海版・田原坂」を踊った“諒ちゃん”の姿には
いつもに増してピシャンッ!とした「気」が満ちているように見えました。

でも、中でも圧巻は『細川ガラシャより「お玉」 』(島津亜矢のあれ。あれシリーズ)でした。
幕が開いた瞬間お客さんがウワァッ!
声には出さないが確かに息をのむ音が確かにしたんだ。

あの凛とした、気のきつさすら感じさせるシャンとした白い御顔で。
まるでホントに戦国時代からそのまま抜け出てきたようなお玉の姿。
幕が上がると、表情をほとんど変えることなくスッと立っておられた。
その静かな姿には静かな静かな覚悟のような、闘志…
他人にではなく自分と戦う人の闘志のようなものすら透けて見えました。

―お父上、お玉はなぜ女に生まれてきたのでしょう。
  お玉は明智の誇りを胸に、魂まで渡すつもりはございません。
 わたくしも花のように、潔く散りとうございます。―

画像


ワシがいつもこの人の舞台に感じるのは“そういうもの”です。

凛と。シャンと。でもその凛とシャンとからは秘めたる、ただならぬ想いが滲む。
名家の嬢というプライド、そのプライドを通り越し強くきついくらいの「気」。
私はこの道で生きてゆくのだ、生きているのだ。
白い御顔、気と技術で汗ひとつ隠す滲ませないようなあの美しい顔からは
静かに静かにメラメラと燃えるような想いと
自他共への苛立ちのようなものと、
女でも、女だけど、女だからこそ覚悟決めた本気が見えてくるよう。

このひとは、いつも凄い気で、いつも伸び伸び自由で。
と云う風に見えながらも高い志で、きっと「今」に満足していられない。
もっと上へ。もっと高みに。
女だけど女なりに男以上に、
女であることを誇りに思うと同時にけど時に悔しく歯痒そうでもあって。
いつも、常に、ずっと、戦っておられる。
誰と、どこと、とか云うのではなく、自分と、きっと、一生。

だからいつもハッとするほど美しいのかなぁ。
近寄りがたいくらい、強さきつさすら感じさせるほど美しいのかなぁ。

うん「美」ってこういう人の事を こういう事をいうのではないかなぁ。
本当の美って。あ、いや、本当ってどういう意味なのか。
それはワシにもまだ解らず、きっと一生かけて考えてゆきたいものなのだけど。

一心に神にすがり、高みを目指した孤高のお玉。
ワシ、宗教はよく解らないし、あまり解りたくもないけれど。
後世まで語り継がれるその真の美しさはその心ゆえなんだね、きっと
≪女優“諒ちゃん”≫を美しくさせ、美しく見せるのはその心なのだろうね、きっと。

ガラシャ。ガラシャ。他でもない≪女優“諒ちゃん”≫のガラシャ。
きっと、これ、絶対、ほんまもんの“ガラシャ”。
嗚呼、ほんまに、綺麗でした。うん、美しかった、いや、今、美しい。

役者さんって、ほんま、綺麗やね。強くて、綺麗。皆、美しい。



※5月24日、博多新劇座にて。


■omake@(過去記事案内)■
今回はこの記事の続きのような感じかな。
【女優、“諒ちゃん”!-三河家諒-】

■omakeA■
ずぅっと書きたかった「大衆演劇のフリーの役者さん」記事、
いや、フリー役者さん・・・から大衆演劇について考える(前の前の記事)。例、そのAは諒さんでした。
役者さんって、皆、「皆違って皆いい」、皆、格好いいね、綺麗やね。

■omakeB■
「フリー」について3記事続けました。(やっと!)
次はまた数記事、次に書きたいテーマを続けます。
ホントは気楽な劇場案内を3記事続けたいところですが(笑)
うん、まずは、ちゃんと。えー、なるべく、早く。

あ、ちなみにワシはお徳が好きです。お梶じゃなくおさんじゃなくお徳が好きです。島津亜矢にかこつけて(笑)

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