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zoom RSS 羅生門には鬼(ファントム)が居る―【そのB・明日へ】

<<   作成日時 : 2015/04/02 23:13   >>

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この日、
小劇場関係者中心の客席に
居た大衆演劇関係者は3人でした。
偉大なる御2人、
大衆演劇ルポライターの橋本正樹先生、
そして、興行社「山根演芸社」の若社長で作家の山根大さん、
プラス、おまけの小娘1匹(私)。
伝説の旅役者【ファントム】
そんなワシらと、これからの大衆演劇に、見せてくれたような気がしました、光を!

橋本正樹先生。
とある大好きな先輩の紹介を通じお知り合いとなり、
以来ちょくちょくお会いするようになった先輩です。
3年前の夏の天満座ゲスト出演に誘って頂き御一緒したことが
今回の【ファントム】との御縁になりました。
未だに生意気や失礼ばかりのガキを友とも同志とも言って下さり目をかけて下さる。
有難すぎて申し訳なすぎて、でも有難くて生意気に着いて行っている。
いつか本当に恩返しせねばならぬ人のおひとりです。

そしてもうひとり、山根若社長。
ワシはこの方がいつも気になり遠くから見ていました。
この方の書かれるも創られるもの発される言葉に秘かに注目をしていました。(※
あの言葉遣い!
どこか胡散臭い?
いえいえ、愛の込められた・・・
旅の芝居の郷愁と情けたっぷりで居ながら、
捻りと「(時代への)攻めの姿勢」加わった、いい意味でファン目線(旅芝居への)≠フ台本。
なんだか魔術師(マジシャン)のようだな、面白いな。
で、今回客席で橋本先生から紹介されお調子者はアホみたいに告白してしまいました。
「書かれる物が好きです」「今まで観た中でいっぱい!いっぱい!好きな台本あります!」
「特に好きなのがあって。古今東西オールスター(座長大会)での『次郎長外伝 月見草仁義』!」
(アホみたいやがこんなんしか言えんかった。こんなんじゃ伝わらへんくらい想いあるんやけど)
そんな小娘に若社長は書かれた芝居やこれまで観た芝居についての
いろんな話をクールにも熱く語って下さりちょっとした嬉しい御縁まで下さいました。

そんな御2人とこの日少しやがさせて頂いた
濃いお話の内容は、大衆演劇、今の大衆演劇について。
この世界をずぅっと観てこられ関わってこられた御2人は口にされた。
「僕らはもしかしたら“旅芝居”という言い方が出来る大衆演劇の最後のいい時代を見てきたのかもしれない」
(とある昔の名優(この書き方も失礼かな)についての話が出た時)
更に今の大衆演劇について、
いや、今の時代と人について、芝居や今の舞踊での流行スタイルなどに触れて
「今のお客さんは役者が本当の意味で“大人(オトナ)”になることを望んでいないのかもしれない」
「これまで」を見て、「これから」に思いを馳せ、今関わり、
明日の大衆演劇について考え関わっておられる御2人の心中はこれだけでは図れないだろう。
けど生意気はどの話題にも、首痛くなる位頷いたり、感嘆のため息漏らしたり・・・

嗚呼、大衆演劇、毎日が舞台ということ。舞台で食ってゆく生きてゆくという人生の舞台。
ワシなんて御2人の足元にも及ばないけれど
楽しいことも嫌なこともバテてしまうことも体当たりで見てきた中で、
痛いほど素敵なほど感じるようになりました、
理屈や常識や自分が正しいと思っていることだけでは通用しない世界、
何があっても生きてゆき生きてゆかなくてはならないこの舞台と人間の世界の
面白さ、むずかしさ、素敵さ、ややこしさ、でも、ほんまに面白さ愛しさを。
そんな世界をバテながらも腹から愛おしく楽しめるようになった矢先、
もっと深く辛い事…人、役者が生きてゆく上で「肉体」、
年齢、老い、病や死というものにぶち当たり、考えさせられ悩んだり、悔しがり、
でも人間の力では絶対にどうしようも出来ないことにそれに、
それでも闘いたく、闘おうと決め、
それを含めて「人間のすべてが舞台に出る」この世界を
物書きとして、一人の人間として、覚悟を決めて追っていこう決めた昨今だからこそ、
首痛くなる位頷いたり、感嘆のため息漏らしたり・・・

そんな我々の前に【ファントム】こと伝説の旅役者「美影愛」さんが転がり出て来た。
我々の目の前で、これまでの闘いを、闘ってきた一生の凝縮である『羅生門』、
ぎらっぎらの姿と夢、“見果てぬ夢”を「これでもか!」と魅せつけ、たっぷりと、叫んだ。
「光が、見えたァァ!」
嗚呼、見えたか、見えたんや、見えるんや。
それはきっと一人の人間が生きてく、先の先の光であり、
彼が生きてきて、守って来て、闘ってきた
大衆演劇というものその世界の先の先の光、人生、全ての世界の光に違いない。
見えるんだ。だから人は闘うんだ、闘うって楽しいんだ。

「あそこで「美影っ!」て言うべきやってんよなあ」
舞踊が終わって言い合いました。
かつては追っかけオタクカメラ小憎で、
そのまま苦しさも楽しさも
そのお腹にたっぷりためて書き続け追い続けた橋本先生は
夢みる文士の目そのままキラキラと。
怪人(ファントム)からかなりの影響を受け
魔術師(マジシャン)になったらしい
素敵なクセモノ山根若社長はそのインテリ文学青年のままギラギラと。
そして生意気クソガキきっと一生このままアホガキのワシもなっまいきに、ワクワクと。

まだ、まだまだ、まだまだだと高みを目指し生活と芸術にもがき転がり続けよう。

舞台を、日々を、人生を。光目指して。

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