桃花舞台

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zoom RSS What a Wonderful World-おもろいことしよーぜ、おもろいもんみよーぜ-

<<   作成日時 : 2017/06/13 23:11  

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古臭い化粧のじーさんがピンクの鬘に緑の羽織で村田英雄。
バサラな拵えの兄と妹、ロック流れる中兄が目隠しした妹の首を腰紐で絞める相舞踊。
巧くない、だから弟たちが座長、けど長兄が大きく大きく踊る『万里の河』。
オッサン座長がゴスロリバンギャファッションで身をくねらせ踊る平井堅。
羅生門のジジー、そう、私が人生が変わったとまで言う羅生門だってそう。
世の中には「そうしか生きられない人」が居る。
「そうしか生きられない」、それは、それも個性だ。
・・・おもろない? 好きとか嫌いとかじゃなく「ええなあ」ってならない?
そんなひとたちを含むすべてのひとを包み生かす大衆演劇・旅芝居がたまらない。

様々な役者・劇団・舞台を観てきた。
芝居や曲の世界観にうるさくこだわる癖に、なのに無駄に情の深い(決していい意味ではない)私である。
常に苛立ちや失望を抱えながらも大衆演劇・旅芝居を観てきたのは
芸や舞台だけでなく彼ら彼女らの「人間」や「生きざま」に魅了されたからだろうと思っている。

きれいなもの、きれいなひと。器用なもの・ひと、万人受けすもの・ひと。
けれどつい目につき目が追ってしまうのは
しんどそうだったり息苦しそうな役者(座長も座員もフリーも男も女も)、劇団、舞台。
自分がこう≠セからからこそ(嫌だけど)目につくし情が移って目が眩んでいるのだろう(とほほ)。
しかし彼ら彼女ら「そうしか生きられない人」は綺麗や巧いではなく
本当に「そのひとにしか出来ない舞台」をやっているように見えるから胸を打たれる。
「「俺(私)」の感性」の結晶だったり。常識や「かくあるべき」では語れないしろものだったり。
いまだに頭でっかちで能書き癖の治らん私は頭をぶん殴られ心をを土足で踏みつけられ嬉しくなる。
「おまえそんなもんかい」「おまえもそーやろ!なのにその程度か中途半端め」鼓舞され熱くなる。

けれど昨今の大衆演劇界はまるで時代の風潮のように(例・イマドキの大学生・若者)優等生%I。
みんなそこそこ真面目でそこそこ力量もある。平均点は上がってる。不可とる役者あんましいない。
先日からしつこく書いてきているが(※イマドキ恋曼陀羅とかで)は悪いことではないのである。
けれど一方で「そうしか生きられない人」がより息苦しくなっているように見えるのだ。
「そうしか生きられない人」・・・
感性のまま生きる(そうしか生きられない)若い役者、そして若くはない人たち(※この記事なジジーたちとか)。
彼ら彼女らの個性ぷんぷんで自分スタイルGOGOの舞台は
個性ゆえに好き嫌いがハッキリわかれるが好き嫌いを通り越して皆の心と頭にべったり印象を残す。
にも関わらず「なかったこと」「見なかったこと」にもされたり、またはヘンテコな褒められ方をされたりする。

寂しいなあ。

ちょっと、息苦しいなあ。

「そうしか生きられない」
ホメられたことじゃない格好いいことではない。けれど本当に「そうしか生きられない」。
大衆演劇・旅芝居という世界にはそんなひとたちも生きている。
そんなひとたちを含むすべてのひとを大衆演劇・旅芝居は包み生かしてきたと思う。
お芝居の中にも描かれている。
ぶさいくも年寄りも。性的少数者も障害を持つ人(見た目のものもナカミという意味も)も時代錯誤者も俺様も。
みんなが自然に共存している。
特段持ち上げられたり「特別視」されるのではなく、
ただただふつうに、つまりほんまの意味で平等に、「そのまま」生きている。
さらには客席のお客さんも皆、皆。(※少し前の記事旅芝居客席奇譚
すべてが生かされている肯定されている、What a Wonderful World。

優等生的な世界つまりそれは等しく現代ではなにかが偏って。(偉そうに能書きたれてる私も含む)
あったかいようであったかくない、やさしいようでやさしくない。
でも大衆演劇・旅芝居だけはずっとずっと温かく優しくあって欲しい。
めちゃくちゃなものやめちゃくちゃなひとそれも「個性」。
変だったりキモかったり好きじゃなかったりドン引きでもそんなんも生きてる逞しく生きてる、
「私が(は(私である。それでええやん!」な≪舞台≫がある、あり続ける、で、あって欲しい、
みんながみんなお利口さんや平均点以上になったらつまんねーなーと思うのである。

もっと言おう。
私にとって「そうしか生きられない」ひと・ものはつまり「大衆演劇・旅芝居」そのもののようで。
ひとやものじゃない「大衆演劇・旅芝居」というものが「そうしか生きられない」
「それでええやん!おもろいやろ!」な芸能に見えてこの先の時代息苦しくなって欲しくないなあと思うのである。

おもろいことしよーぜ。おもろいもんみよーぜ。
作ってゆくのは役者とお客つまりあなたと私・私とあなた。
面白きことも無き世を面白く。
人生しょせんは夢、人間さいごは華、だからこそ。


【omake】
この記事とも関連するような・・・
【血と矜持-旅役者、その誇り高き≪ヤンキーイズム≫-】
http://momo1122.at.webry.info/201705/article_3.html

そして過去のこの記事からの・・・でもある。
【フルコースは最後まで -舞台=人生を味わうために-】
http://momo1122.at.webry.info/201203/article_15.html

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