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zoom RSS 「女形」考 -きっかけは え?! 古田新太?!-

<<   作成日時 : 2010/09/06 21:59   >>

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画像女形が好きで。
なぁーんでこんなに好きなんだろうなぁ、と
よく考えるに、
あ、、ワシ、
ワシ自身が女だからかなと思う今日この頃です。
だってワシ、女、女やから男が好き。
いや、そういう意味じゃなくて、でもそういう意味で、
残念ながら同性愛の傾向はありませんので男が好き。
そんな「男」が「女」になる。
無理がある、
その無理をナントカして女になる。女よりも女になる。
その“ナントカ”にまつわる眩暈のしそうなほどの
…倒錯!
ああ、ワシが女形が好きなのは
この、「倒錯」のよるところが、大きいんじゃないか。
そんなことを思う今日この頃です。

何度も書いていますが、
ワシが女形というものの存在を知ったのは小学校6年生のとき、
歌舞伎、市川猿之助のスーパー歌舞伎『八犬伝』(滝沢馬琴!)を見て。

ブラウン管越しに会うた、びっくりするほど綺麗な伏姫。
その伏姫をうっとりと眺めていたら、その喉に喉仏があるのを発見し、
「男や!」…これが、きっかけ。笑

ですが、
ほんまの意味で
「女形」「女形の役者」というものの面白さ、その魅力にとりつかれたのは、
思い返すに、古田新太という役者さんがきっかけなのです。

古田新太ぁ?!

そうなんです、あの今や超人気劇団になった劇団☆新感線、
その看板俳優でありちょっとおかしなオジサンである、あの古田新太。

女形の役者さんでは、ありません。

絶対に、ありません。

が、でも、ワシ、最近そう気付いたのね。

ワシが初めて観た新感線の舞台は『西遊記』(1999、近鉄劇場)。
http://www.e-oshibai.com/shinkansen-box/

画像


今やこれも人気役者となった筧利夫が孫悟空を熱演、
新感線がホリプロさんと組んで大劇場に進出し出した記念(?!)作。

そこで出会ったのが、古田新太という役者さん。

演じていたのは幻奘という役でした。

幻奘?玄奘じゃなくて?西遊記なら三蔵法師、玄奘でしょ!

ちゃうんです、「幻」なんです。

新感線版西遊記は、悟空が、
お経の化身である3人の女のコを救いに行く物語。

お経(経典)を取りに行くんじゃないの。
お教の化身であるかわいいオンナノコたちを手に入れて
不老不死かつ大いなる野望を達成しようとする悪いヤツ…の悪の手から救うのん。笑

むちゃくちゃ。でもザッツ新感線テイスト。ラブ。

その悪いヤツの名前、それが幻奘。大いなる幻と書いて幻奘。

宦官という設定です。

宦官…あ、そう、そういう男の人ってことね。

だから最初は女喋り、女所作…オカマチックというか、
ミステリアスかつセクスゥイ〜な役作り。
…が、悪行がバレてからは男の性丸出しでドスをきかせて男キャラ。切り替えっ!

この幻奘が…たまらんかった。ほんまに、たまらんかった。笑

普段からモテてモテて仕方がない古田さんのまま(?!)、
女好き、自信満々、ナルシスト、極悪非道…が立っている姿から
プンプン、ムンムン、匂い立つくらいの色気、い・ろ・け!

「ん〜ン、結構結構ゾクゾクしますわぁ〜」なんて言いながら
くねくねと、ふわふわと、でも、鋭い目で立ち回ったり、
まっすぐに向かってくる女剣士をその槍で笑顔でぼっこぼこに弄んだり。
たっくさんの女性をおいしくいただいたり。(千年人参=女性という設定。懐かしい)

登場シーンは女性ダンサーに囲まれながら、お花を撒きちらしながら登場、
「歌いながらこの花はワタシです」なーんて、
絶対梅沢富美男を意識していたと思う。
(古田さんは梅沢さんのファンだと昔から公言してはります)

メイクも紫のアイシャドウ、なんだか“不気味セクシー”(どんなんや)でね。笑

が、後半、「男」んなったら、
同じ顔のまま、同じ衣裳のまま、声と動きが、変わる。

「女だからって容赦はしねぇよ?女に失礼だからな」

…むっちむちの白いオッサンなのになぁー。

なのにね、

その所作、演技、客へのアピール…破壊的なほどに色気があったんです。

びっくりして。

メロメロになって。

ちびっこには、刺激が強すぎて。



女んときも、男んときも。

ん?

どっちなんだ。

いや、どっちでもあって、どっちでもない。

それが、台詞にもあった。

「男でも女でもない。名前も無ければ過去も無い、
すべてはうたかたすべては幻。大いなる幻と書いて幻奘」

これだ、この台詞だ、ワシが好きなのは、今でも好きなのは。
そして、今でもふとしたときに思い出すのは。

…うん、やっぱ、あれ、“女形”だ。

画像


女形の芝居だ、女形の役者の芝居だ。
あ、いや、古田新太は女形の役者じゃないけど、でも。
古田新太はぶくぶくの白いむちむちのオッサンだけど、でも。
でも、女好きの、
芝居してへんかったら、
人間的にはたぶんちょっとどっかおかしいオッサンなんだろうけど。



不気味セクシー。

倒錯の魅力。

男が女らしく、を、女が見る。女が惚れる、男が惚れる。

舞台の上の虚と実と嘘・ほんと。

そんな『西遊記』の幻奘から舞台を観出したワシは、

やはり、虚実、嘘ホント、役者の“素”…

そんなんがより見える、見え隠れするから、「女形」というもんが好きです。

んで、だから、だからこそ、女形にうるさい。(うるさいってか、観て勝手にやいのやいの言うことが多い)

誰でも女形やったらいい、女形が観られたら満足オッケイ、という訳ではない。

“きれいなおんながた”ってなんじゃ、どこじゃ、とぎゃあぎゃあうるさい。

だって女だからね、ワシ、

ま、オッサンでもあるんだけどもね。わはは。笑

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きのう、あ、今日か、夜中関西テレビでやってた新感線の番組が嬉しくて。
番宣、いや、公演宣伝やと解っていても、かつ、内容おもんなくても、嬉しくて。

しかし皆、ええオッサンおばはんになりはったなぁ。なんて感慨深し。右近センセ、ええ顔ならはった、痩せはったなぁ。
そんな右近先生は女形ではなくオカマ役がお得意です。笑

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梅乃井の人形は良い人形@メトロポリタン大衆演劇
民謡調(元曲は『最上川舟歌』)の、 なので日本人であるワシらの体内リズム… 生まれたときから 体ん中にもう刻み込まれているであろう リズムとか気持ち良さとか、そんなメロディに、 しっとりと、 それこそ、日本の、この国でこれまで理想とされた女性像? 男を立てる、やさしい、耐える、 そんな女性の気持ちを乗せた歌、『紅の舟歌』(北見恭子)。 …を、え? 誰これ?!何これ?! どろぉっとした声のオッサンが歌ってる?! 汚い声、あ、うそうそ、 枯れた塩辛ボイスのオッサンが歌う... ...続きを見る
桃花舞台
2011/06/02 04:04

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
新感線、なんやかやとタイミングがあわず、まだ観たことありません。
ヅカファンだったので(またそれいう?)、
新感線のお衣装さんがヅカ好きでそれ系の衣装に気合入ってるらしいとか情報は知ってたんですけどネ〜。その後10年くらいたって、宝塚が新感線さんに衣装デザインお願いしたり、最近では天海さんとかOGがよく新感線に出演してるようですね。いまや、席取るのも大変らしいしこのままご縁はないかもなぁ・・・
(大衆演劇の料金になれると、それ以外の芝居のチケット買うのにかなりオクテになる。これ本音。笑)

先月、某座長さんから
「女性はいくつになっても女性に生まれたことに感謝して、
きれいにする努力を惜しまないようにね」というありがたい?お話を聞き、
さすがにこれは効きました。それから毎日パックを欠かしません!

仕事とはいえ大変な努力と工夫で、それこそ無理をナントカして、
どこにも存在しない、理想の「女」になる日々を送っている
正真正銘の男性(それもオッサン)にそう言われちゃあね・・・
大年増だけど、ガンバルわっ。
ひつまぶし
2010/09/06 23:30
竹田団吾さん。
新感線初期では役者もしておられましたよね。
ビデオで観ただけですが、結構好きでした。笑

宝塚といえば、
森奈みはるさんは新感線準劇団員みたいによく出られていて、
大好きになってしまいましたよ。

席取るの、そんなに大変じゃないと思うんですがねぇ…。
そういう噂だけが流れて、
変な風にだけとられているような気が…。
そんな噂と先入観を持って観られている方が多いような気が…。

ちなみに私は去年平日なら普通にラクラクとれましたし、
縁がないと決めちゃう前に是非ご覧になって欲しい、
そんな私の大好きな、影響を受けた劇団です。

大衆演劇のお客さんや役者さんもどうやら
流れてきている、というか最近観ておられるようですよ。
役者さんが雑誌なんかで好きって言うてはるからかな。
音楽やお芝居や演出なんかを使ったり真似したりしている劇団も
あって、私はちょっと怒ってるんですけどね。笑
桃♪⇒ひつまぶし様
2010/09/07 03:14
>席取るの、そんなに大変じゃないと思うんですがねぇ…
流石に薔薇とサムライの時はけっこう・・・。高い席なら取れたのですが。
確かに噂を頭から信じ込んでる方おられますからね、ヅカも席あるのに、そういう風評ありますから・・・。

今度観てみます。

>役者さんが雑誌なんかで好きって言うてはるからかな。

勉強熱心ならいいんですけど、そっくり真似るのはアウトでしょう。
私は気づかないけど、気づく人はいいように思わないですよね。

みさるちゃん、いや、みはるちゃん、大好きな女優さんです。

ひつまぶし
2010/09/07 07:09
新感線は勿論観てませんが(笑)、夏目雅子さんの、ちょっとなまめかしい三蔵法師思い出しました。

女形は人気ありますよね。入りの悪い劇団も女形大会は入るみたいで(笑)。
綺麗を観たいもあるだろうけど、やはり潜在的に
桃さんの言う様に、倒錯の美に惹かれるのかも。
だって、梅沢さんなんて、前にも出たけど、明らかに明らかにでしょ(笑)

だから私は、女形大会はあえて観ません。わからない(笑)
まの
2010/09/07 10:11
高い席だからこそ価値のあるものって、あります。
安い値段のもの、高い値段のもの、
どちらも知り、どちらの面白さも感じられるようになりたいものです。
是非観て下さいな。

大衆演劇にはまっておられるのなら、
観れば、気付くでしょう。で、また、考察してみて下さい。笑

みはるさん〜。
みはるさんの新感線での役は好きな役ばっかり!
桃♪⇒ひつまぶし様
2010/09/07 14:07
勿論だなんて言い方なさらず!笑

夏目雅子さんの三蔵法師、
リアルタイムで観てはいませんが綺麗ですよね。

梅沢さんのあの化けっぷりは犯罪。
「え?素顔とそんなに変わるの?!」も倒錯。
(私は「変わる人」が結構好きなようです。笑)
明らかに明らかって。…だから、面白いんじゃないですか。笑

大衆演劇のお客さんでは
女形、その倒錯の魅力というよりも
いわゆるベタな「立ちの男っぽさ」に惹かれて、
男らしい色気・魅力を求め、ハマる方も多いですものね。
そういう方は別に「変身」「倒錯」にはあまり興味がないのかなぁ。

私は、でも、観方的に、やっぱ、女形、面白がります。
そういう、観方です。笑
桃♪⇒まの様
2010/09/07 14:14
見た見た〜公演宣伝番組^^
めちゃくだらんしバカバカしいけど、笑うてまいました^^
私も新感線☆症かしら!?
次の鋼鉄番長観に行くんですが、ネタもの観るのは私初めてやから覚悟してます(笑)

桃さんの芝居各論、私の中のもや〜っとボンヤリとしたものをスッキリさせてくれていつも気持ちいいです♪
mai
2010/09/08 23:33
見た見た?笑

症ですね、きっと。
私なんて何年あの症にかかってるか。笑

チケットとれたのねん。
私…どうしよう。笑
『西遊記』を観たあと『ドラゴンロック2』を観て、
ぱっかぁーん!となってしもた私…のように
さらに「症」がますに違いありませんわ。笑

芝居論ってほどじゃないですよ。
ただミーハーが吠えているだけです。
でもその遠吠えが届いているなら、とても、嬉しい。
にゃおーん。笑
桃♪⇒mai様
2010/09/08 23:39

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