桃花舞台

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zoom RSS 花染められて-プレゼント着物の1光景、1関係-

<<   作成日時 : 2010/12/16 06:07   >>

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画像とてもきれいで愚かな光景を観ました。
きれいでアホウで、きっらきらでした。
そのぴっかぴかに輝く新しい着物を着た
その役者はとてもとても誇らしげでね。
でも、ちょっと、ほんのちょっとだけ
「もう、しょうがないなぁ」
「困っちゃうなぁ。もう、困らせないで下さいよ」
な、表情(かお)にも見えてね。
そんな役者の目はちょっと潤んでいました。
そして、
その着物をその役者にプレゼントしたお姉さんの目も
潤み…ううん、潤むじゃない、涙ぐんではりました。
それはね、とてもとてもキラキラとしていて、
どうしようもなくって、でも、ほんまにきれいな光景だったのです。

きれいな着物でした。

よぉ似合ってはったぁ…。

私は着物に詳しくありません。
なので生地とか柄だとかそんな専門的なことはわかりません。

ちょっと、でも、生地、薄いようなものに見えた。
わかんないけども。

どちらにしろ、ものすごく超高級、とかいうものではないような気がする。

けど、そのぱぁっとした明るい色の、きらびやかでにぎやかな柄の入った
それは、若い彼にとてもとてもよく似合っていてね。

私、その着物、前日の彼の出番(ショーの踊りの際)に
お姉さんが舞台に上げはった(プレゼントした)のを見たのです。

そしてその翌日。

彼、自分の出番でそれを着て、登場し、踊りはりました。

うわぁ。

でもね、私見ちゃったんだ。

そのお姉さんとその若い役者さんが開演前入れ込み(お出迎え?)の際、
なんかわからん、なんかわからんけど、ちょっと口論っぽい、
いや、口論かどうかはわからへん、2人に声はかけてへんからわからへんけれど、
なんか、ちょこっと、お客さんの方が大きめの声出してはった、のを。

で、なんか、なんだか、「んん?」と。

その会話がなんであったかはわからないし、
私、私たちが知ったりわかったりする必要も全くないと思うのですよ。

なぜならそれは2人の関係。
いや、ヘンな意味ではなく、
そのひととそのひとだからこそ、そのふたりでしか成り立たない関係、2人の関係。

私たちは舞台にあらわれたそれを観るのみ。

舞台にあらわれたのは、新しい、ぴっかぴかのとてもよぉ似合う着物を着た若い彼。

と、それをみるお姉さん。

そしてそして、それをみるいっぱい(?)のお客さん。

わぁ。

なんて光景だ。

それまで、そしてその舞台の前のそれに何があったかは知らないわからないけれど、

舞台にあらわれたそれ、そして潤み、きらりと光る目をした2人を見て、

その舞台を観て、

私は、グッと、グッときてしまったのです。

そう、他人からみたら、それはとても愚かな光景かもしれない。

こんな世界なぞ知らない人、もしくは色眼鏡でしか見ない人。

もしくは、この世界は知っている、観ている、好いている、
けれども、そんなことしたことない人、自分とは違う世界と思っている人は。

もしかしたらねぇ、ヒソヒソ話の格好の的かもしれないよ。

そうだ、そうだよねぇ、うわ、あのひと着物あげてはるで、
着物やで、うわぁ、いやぁ家族でもあれへん他人の役者、若い役者にみついではるわ、
何してはるひとなんやろ、どんな関係なんやろ…などなどなどなどなどなどなど。

きゃあ。

その関係はあくまでその2人の関係であって、その2人にしかきっとわからないのに。

目に見える「モノ」やゲンキンな話、そう「おかね」に目が行ってしまって、サ。

まぁもうなんて浅ましい、
こういう世界でそういう光景をみるとすぐにそういう発想しちゃう、
いや、性格悪いとかそんなんじゃなくて、アタマがすぐにそう思っちゃうのって、
もう、嫌ぁね、下世話ね、いやしいわね、私ったら。笑

そんな自分…人間ってヤツの「ナカミ」がもう嫌、キモチワルイ、ああ人間って。笑

けど、そう思ったのは事実で、そう見えたのも事実で、
そう、私たち当事者2人でない他人にはそう見えたからそれはきっと事実。
真実かどうかとか、
本当の本当のところ、その裏は内情はどうなっているのかわからないけれども事実なのでしょう。

わかんないけど、わかんないけれども、
私たちが目にするのは、今、この瞬間、「舞台」上で起こっていること、
「舞台」上で見せられていること。だから、それ、のみだからね。

けど、ああ、その見ている私たちのぐちゃぐちゃな(きたない…笑)想いをのせて、

お姉さんのいっぱいの思い、もう、いっぱいいっぱいの思いをのせて、

光るその着物、ううん、そのぴっかぴかきっらきらの着物を着て
舞台に立つ役者は、まぁ、なんてはちゃめちゃで、めちゃくちゃで、きらっきらなんだろう。

あたしたちみぃーーーんなと、役者本人の“ナカミ”=業みたいなもんを
吸いとり、吸いとらせ、吸い込み、吸い込ませ、今日も、明日も…。

あぁー、もう。

あのそんなに分厚くないきっとそれほど高級ではないだろう着物、

なのに、

なんて熱くて、温かいじゃなく、もしかしたらあつくるしいくらい熱い、

きれいできたない、ええ着物、なんだろう。

うわぁ。

役者、着てて、薄いのに、重たいだろうなぁ。

「もう、しょうがないなぁ」
「困っちゃうなぁ。もう、困らせないで下さいよ」
…でも、きっと、嬉しい。…「ありがとう」…なんじゃァないか。

そして、お姉さんも。

ああ、あれ一枚を送るのって、きっと本当に大変なことなのだろう。

私たちはあの一瞬あの一枚…目に見える「モノ」しか見ていないけれど、

あれを話して、決めて、つくって、送って…までの間には

どれくらいのかたちやきもちが動いたのだろう。

それはきっとちょっとやそっとの話ではないだろう、
きっとむちゃくちゃ…ほんまに大変なことだろう。(特に気持ちの面で)

そんなことをふと思わせるような、あの、2人の潤む目。

それはきっと、2人の、2人しかない、2人しかわからない、「それでも」きっと素敵な関係。

うわぁ。

ああ、人間って。 人間ってヤツは全くもぉ。

けど、あー、うひゃあ、あの舞台、あの着物、彼、お姉さん、

…が中心となったその瞬間の、私たちも含む客席と舞台=小屋(世界)

ああ、うわぁ、「それでも」、キレイやなぁ。とほほ。わはは。…と、ちょっとグッときてしまいました。

あ、誤解のないように言うときますが、
私は別にこの関係を賞賛、推奨している訳ではないんですよ。

こんな関係が一番素敵やとか、これがええとかそういうのでは全くない。

あくまでこれはこの2人の関係。こういう関係。こういう個と個の関係。あくまでひとつの関係でしかない。
それは当事者にしかわからない。

けど、人と人との関係は決して「モノ」やゲンキンな話だけではない、
むしろ、それらについついどうしてもとらわれてしまう私たちだからこそ、
だからこそ、「気持ち」というのが大きい。思い。気持ち。人…「情(じょう)」。

そう、お金じゃないモノじゃないよ、そうだけど、そうだけれども、そうじゃないよ、人って、きっと。

けれど、でも、だからこそ(いっぱい言葉使い過ぎかな?笑)
そんな1関係を見て、それが現れた舞台を見て、「ああ」とグッときたのですよ、私はね。

…ん?きれいごと? ま、いいや、それならそれでどうとられるなら仕方ないやふがいないや。笑

ああ。舞台には、大衆演劇には、「人」、人のナカミがいっぱい、まるはだかです。

狭いところで見え隠れ、いや、見たくなくても滲み見えてくるそれは
本当にあつくるしく、とてもリアルで、虚なのに実、ううん、虚実ぐちゃぐちゃ、
ウソとホントでわけわからない、そんな極彩色の夢芝居花舞台。

そんな大衆演劇が、
いや、「人間」ってものが、
ああ、面倒くさい、ああ、うっとうしい、怖い。
けれどそれでも…愛してもうてたまりません。

あーもう。きったないなぁ、でも、きれいなぁ。おなかいっぱいや。
ワシ、人間なんて嫌いやけど好きや。あーめんどくせっ。笑

そんな私は、
撮ったその着物の役者の写真、今度お会いしたらそのお姉さんに差し上げようかな
なんて、ふと思ったりも、しています。

…え?大きなお世話?かもね!ちぇ。笑

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え?やっぱきれいごとですか?苦笑。

でもね、でも、きれいやってんで。うん。



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