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zoom RSS Not「大衆」、But「体臭」演劇?! -「虚」と「実」…近さとか匂いとか?!-

<<   作成日時 : 2010/12/28 08:20   >>

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画像大衆演劇は「体臭演劇」。
と、以前、若手カリスマ座長が
新聞のインタビューで答えていたのを
読んだことがあります。
が、正直、もひとつ、ピンときませんでした。
ただの語呂合わせ?!っちゅうかサ。笑。
けどね、さいきん、「巧いなぁ」というか、
「ふむふむ、あー」、
「なんとなく、そうなのかなぁ。
そんなものなのかなぁ」なんて。
そう、大衆…体臭というか、
人間臭いを通り越して、
体臭なのかなぁ、と。ナントナク。

狭い小屋(例えばココ)。
舞台。客席。

舞台には役者。
客席にはお客さん。

近さ。

んーん、どんだけ近かろうと役者とお客さん。
舞台上の人と下の人。
だから物理的距離がどんだけ近かろうと、
ちょっと、いわばちゃう世界同士の人だと私は思ってしまう。

けど、近い。

例えば他の商業演劇だったり演劇と比べると、やはり、近い。

近さゆえの倒錯感ってものは確かにある。と、思う。

手をのばせば…ううん、手、のばさなくたって、
舞台が終わり、帰り、送り出し、こちらからではなく、
向こう(舞台人)が見送ってくれる、手を差し伸べて握手してくれる…という環境がある。

写真?うん。オッケイ。2ショット?どうぞどうぞ。携帯写メ?オールオッケイ。

うわぁ。嬉しい。

私はいまだにこの「送り出し」が苦手なのですが、
(ただでさえ観終わってアタマいっぱい。
なのでどうしても伝えたいときでもアタマいっぱいすぎて訳わからんで、
結果思いっきり握手強く握ったりしてアホみたいになったり。笑
もしくは逃げかえったり。笑)

が、この送り出しによって、気に入った気になった役者さんと喋れたり、
写真を撮れたり、感想を伝えられたり、などなどなど。

舞台を降りた役者さんの素(なのか実際のところは知りませんが。笑)に
少しなりとも触れられて、サ。

これが魅力って面もきっと大きいと思うのです。

他の演劇ではこれほどまでのはあまりないだろうなぁ、と。

それくらい、近い。

近いと…見える、匂う。

…「人間」が。

好きなあなたのシワまで見える。
好きなあなたの汗まで見える。
好きなあなたの、あれ、遠く後ろの席から見てたらエエ男に見えてたけれども
こんだけ近寄ってみたら、あれ、結構老けてんねやor結構顔のカタチ良くないんやor
結構化粧濃ゆいんや、などなどなど。笑

近いからこそ見えて面白いもの。
近いからこそ見えてびっくりするもの、
逆に幻滅するもの、舞台上という虚構やのに、やのに「現実」が見えちまうもの。

ありますよね。

あんだけ塗ってるのに、シワは、老いは、ブサイクは、ダメなとこは、ごまかせない。
あんだけ塗ったって、「素」は、きっと、たぶん、滲んでくる、見えてくる、
近ければ、近いほど、きっと、より、もっと、もっと。

光る汗。熱演による汗。美しい汗。
けど、汗、放っておいたら、決してエエ匂いじゃァない。むしろ、逆。

きれいなお化粧。きれいな衣裳に鬘。
それらは舞台という虚構、うつくしいウソの世界…を構築するのに必要不可欠、
ケなのにハレ、私たちにハレを見せてくれる小道具、素敵な道具、
例えば男が女に、男がより凛々しく、よりかっこよく「変身」するためのモノ。

けど、近づけば見える…「あ。」「んん?」…発見、気付き。笑

…わぁ
…匂ってきた。見えてきた。近さゆえ。この、嬉しく、他にない近さゆえ。

もしかしたら見なくてもいいものまで。もしかしたら匂わなくてもいいものまで。

…うわぁ。むせかえる!

…あー、臭い。人間臭い。大衆、ううん、「体臭」演劇。人間、人間!



これ、結構、きついでしょう。
だって、ただただただただ夢みる、きれいなもんだけだけそのウワズミだけを
味わうだけじゃないもの。

でも、それっくらい、人間臭いの。てか、人間なの。
だって、これ、ただの舞台じゃなく、生活直結なの。生活=舞台なの。
きれいごとの舞台なの、でも、きれいごとじゃないの、でも、でも、うわぁ、
びっくりするほどきれいなの、何この逆説逆説。

でも、だって、あんな綺麗な花魁になってるあのひと、ホンマは男やでぇ。
ってのと、一緒やん?

って、よくよく考えるとちょっと眩暈してきそうやけど。笑

その眩暈は倒錯の眩暈。うわぁ、むせかえるような、倒錯感、
堕ちるか堕ちないか、ああ、くっそ、うわぁ、たまらん、惚れちゃった、
そんな、ヤバァイ、けどうれしぃぃ、倒錯感。

わー!もう、何がホントで何がウソなんだかわかんねぇー!
舞台って「虚(ウソ)」、でも、彼ら生活って「実(ホント)」、
え?でも舞台=生活でしょ?じゃあ、虚も実もどちらも「ホント」で、でも「ウソ」で、
ん?んん?笑

生きていくためには、生きていっている間に、
いつの間にか人と関係だけでじゃなくて自分自身…
自分の中にさえ虚と実が生まれていって、
その虚実からまた新しい虚実が生まれていって、
結局、虚と実は入り混じり、ごちゃごちゃ(笑)

うん、たぶん、物事の本質(って書きながらも何かよくあんましわかってないけど!笑)は虚と実のあいま、
ハザマにあるのだろうけれど、
でも、それすら訳わかんないから、なんしか、とりあえず、

「今」「現実」「目の前」のそれを信じるしかなかったり…わはは。
(※これが一番単純だけれど難しいのだろうけどね。笑)

そんな今、現実、目の前に見えて匂っているのは、
夢見たい見ていたい「美しい汗」ではなく、え、ええと、
近いからこそ、ちょっと、匂う、人間の、人間臭い、ううん、たぶん臭い、汗。

白く塗っていたって、それらは見える、匂う。
ううん、塗っているからこそ、余計にリアルに見える、匂う。

でも、向こうだって、「プロ」だ。

生活=舞台、そんなケもハレもまとめて自分の中で処理(?)して、
それでもお客さんに夢を見せてくれる、この一瞬の間だけは
お客さんに極上、極彩色、眩暈するほど甘く官能的かつめくるめく夢を見せてくれる、

「プロの中のプロ」だ。
(と、私は思っているのですけどね。
だから彼ら役者さんって凄いなって思うのですけどね)

そんな、「近いからこそ見えてしまいそうなもの、匂ってしまいそうなもの」なんて、

見せない。ちょっとやそっとじゃ見せない。

…ための、工夫をする。

もっと白く塗る。もっと美しく着る、描く、かぶる、芸力で、魅せる。…オトす!

お面。お面って奥深い。好き。


画像


今夜こそこの昼こそ、ウソ、今夜もこの昼もオマエをおとしてみせる。笑

匂い?

フン、そんなの、そんな夢見させる魅させる邪魔になるものダメ、

と、ばかりに(想像)、例えばつける、ほれ、香水。うわぁ。

で、送り出し、握手したら、香る、あの、帰りの電車の中まで手につくあの香り。

メロメロくらくらになっちまいそうな、記憶に残る、あの香水の香り。

うわぁ。きゃあ。オトされたぁ。

…プロ。

でも、そうして、やりとりやりとり、
いい意味での気持ちいい素敵に大人なやりとり…
これを「駆け引き」という言葉にしちゃうとちょっと汚いから良くないかもしれない、
けど、そんな、素敵なやりとりが…もう、なんというか、

それも、まわりまわって、「人間臭く」は、ないだろうか? なんて。笑

ああ。人間だ。

生きてるんだ。

生きてるっつうとなんだか大袈裟か。

生き生きしてるんだ。

この瞬間、この瞬間、なんて生き生きした表情(かお)で、輝いているんだ。

この舞台のあいだは。

お客さんも、役者さんも。

…うわぁ。

なんてまぁ、人間臭い、いや、「人間」なんだ。

…なぁーんて。

アホ(私)はひとりでそんなことに感動してグッときてたりなんかするのですよ。

…ん?意味わからん?すんません。。

だから私、
そんなどこまでもどこまでも人間臭…いや、「人間」を見せてくれる(ような気がする)
「プロフェッショナル」なこの世界の役者さんらと、

それをグチャグチャうにゃうにゃやけれどもそれでも純粋な(?)気持ちで
愛し、応援し、夢見たり現実見たりしながら楽しみ愛すお客さんたち、

そんな、この世界が、

ああ、観とってしんどなりますけれど、近づけばよりしんどなりますけれど、

たまりません。

…ヘンタイなのかしら。笑

けど…それでも、ああ、キレイやねん。キレイやと思うねん。

…ヘンタイですね。

…それとも、酔うてる?ううん、一番、誰より、この世界に酔わされてる?

んー…、「酔って候」(コチラを参照)なのかしら。

わはは。

ああ、でも。
まだまだ足りない。もっともっと。あーん。(そんなキャラじゃないですが。笑)

いろんな「ウソ」と「ホント」、「ケ」と「ハレ」、「素」と「酔」…

口とアタマの片隅ばかりがナマイキなワシではありますが、
器を上げながら、もうちょっと、もうちょっと、魅せられ、追って、

「人」、観てみたいな。なんて思います。

わはは。とほほ。しんど。たのし。ああ、臭い。ステキだなぁ。笑

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
なんてしびれる記事…!!
そうそう!人間が匂うんですよね、そしてさらに臭う。けして「香る」じゃない(笑)
シャネルの向こうで汗を流してる人間が見える、隠す、でも覗く。客のこちらも臭ってそうで怖いですが…。
前記事の「カラス」も素敵な表現でした。立つ鳥後を臭わす…(笑)
夜鴉に誘われて、来年もふらふらしてしまいそうです。
蓮本
2010/12/28 12:24
いやぁーん、しびれさせた、
いや、しびれてくれはった。嬉しい。
ありがとうございます。

そう、見える、隠す、覗く、さらに隠す、塗る、着る、飾る
…あー、「裸」にしたい、「裸」をみたい。変な意味じゃなくて。

てか、あれ?、もう、裸じゃん。
舞台上の人も、それ観てる人も、

なんちゅうか、「裸」、「素」…ああ、匂うなぁ、臭うなぁ。

これがきっと、たまらない魅力なのだろうなぁ、なんて。

あぁぁ、私も来年もカラスさんたち、
そしてお気に入りのカラスさんなんかに、
ふらふらさせられそうな予感がしています。

気力、もつかしら。

私たちも、汗流して、でも、そんな汗隠して、
追っかけちゃいましょうね。笑
桃♪⇒蓮本さま
2010/12/30 00:08

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