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zoom RSS あん時ゃ玄海竜ニ、ひとりしみじみ思い出してる舞台の上

<<   作成日時 : 2011/05/20 00:28   >>

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画像なななな、なんて軽い身のこなしなんだ。
なななな、なんて深い、
ワルそうなのにあったかというか、
深い、受け入れ力のありそうな笑顔なんだ。
あん時ゃどんな舞台でした?
あん時ゃどんな役者でした?
ひとりしみじみ思い出してる舞台の上。
んーん、思い出してる暇なんかもなく、
ひとりにこにこ、たっぷり、踊っていたよ、舞台の上。

歳をくうとそりゃあ体は縮むし肌はたるむし物覚えは悪くなるし
輝きは失われるし若いコには負けるし若いコに譲らなあかんし
あほな若い奴やおばはんまでもが
若いコ若いだけのコにきゃあきゃあわぁわぁ言うし
ほんまもうやってられんわたまらんわもう
でもそれでも舞台せな生きていけんねや
アーンドそれでも舞台に立ちたいんや、
立たなあかんねやけど、それもあるけど、でも、立っていたいんや、

なぜなら俺は「役者」なんや。

ベテラン役者さんにはそんな気持ちがあるんやないかなぁと思ったりします。

ああ、ベテランって言葉、ワシ、あんま好っきやない。

長いこと、長ぁいこと、その世界でやってきはった役者さん、
むかし、時代の寵児となった、なりかけた、そんな時代があった役者さん、
いや、もしかしたらなってことはあれへんかっても、
でも、なんらかの理由となんらかの心があって舞台に立っている役者さん、
もしくは、ただ単に辞め時を失ってずるずるやってきた、
これしかそれしか生きる道がなくなって、立つ、立ち続けるしかない役者さんには、
そんな気持ちがあるんやないかなぁと思ったりします。

ま、そんなの御本人にしか解らないんですけど、
が、舞台ばーっかり観てる、アホウの私は、
そんな方々の舞台を観ていると、ふと、そう思うときがあるのです。

年寄り役者皆がそうだとは言いませんよ。
正直、ほんまほんまにどうしようもない方も居ます。
なんやこの人観たくねぇ〜と脳がシャットダウン本日強制終了になる方も居ます。
これ、ホント。残念だけど、ホント。(ワシの観る力&人間力が足りんのかもしれんがね)

けど、たいてい
彼ら彼女らベテラン役者さんのステージというのは、
ときに、ただ、ただ踊り1曲だけだとしても、
そんな気持ちやいろんな気持ちが滲むような気がして、
すごく、ものすごく、「ドラマ」を感じるような気がするのです。

ああ、ドラマって言葉も好っきやない。
でも言葉が他に思いつかない。「物語り」つったらいいかな。「人生」なんて言いたいけど、ちょい大袈裟やしな。笑

だから、その舞台はときにシンドカッタリスル訳。
重たかったりする訳。暗かったりする訳。これ、正直、事実、ゲンジツ、リアル。

だって、そうじゃん?

私はそれをとても「ええなぁ。面白いな」って思うのだけど、
お客さん皆がそれを面白いと思うかというとそれはどうかわからない。

残酷だけれど、でもそれはたぶん本人さんらがいっちゃん解っているでしょう。
ぴっちぴち、いっけいけの輝きやお肌のハリや、元気さなんて、減っている本人さんら。
同じ舞台に立っている若いコみてたら、そんなの、当人がいっちゃん解るでしょう。

けど、けれど、でも、そんな彼ら彼女らの舞台は、
そんな彼ら彼女ら、今の彼ら彼女らだからこそ、
その当人以外では出来ない舞台、ほんまにほんまの彼ら彼女らの魅力が出る舞台…
恐ろしいほど、嫌んなるほど、「人間性」が出る舞台…と、なってるんやないか。
と、思い、私は私はそれをとても「ええなぁ。面白いな」って思う。

…まだ中途半端な若ゾーやけど、ちょっと歳くってきたからかなぁ。笑

でもな、このひとは、「軽かった」のよ。

ふと、思い出すの。

ほな、その印象は、うん、思い出しても驚くほど、軽かったの。

なんでやろー。

なんなんやろー。

なんて軽い、うっとおしさのない、軽やかな、重っ苦しさのない足取り、足さばき、踊り。

なんて受け入れパワーのありそうな、あの、たっぷり笑顔。

絶対。ぜぇーったい、いろぉーーんなこと乗り越えたり、ぶち当たってきたり、
上りつめて、這い上がったり、飛び越えたり、してきはっただろうに。

軽く…絶対軽くはないやろう。ナカミ、人間性、かるーく、すっからかんでは、絶対にないやろう。

なのに、それでも、カルゥく!
こんなに、あんなに、カルゥく、身軽に!
気持ちええくらい足をひょぃぃっと上げて、
曲にのって、ふと、ひとりしみじみ思いをはせちゃったりなんかしながら、
でも、キメるときはこちら(客席)を、ちゃぁんと、しぃっかり、見てくれて、
で、たっぷりとした笑顔をたっぷり、くれはる訳。

完璧やなぁ。いや、パーぺキやなぁ。(※ちょっと古い言い方。笑)

嫌味なくらい巧いなァ。 ちょ、鼻につくくらい、ええやァン?

きっとね、きっとこれが「スター」ってやつなのでしょうね。

かもしれないね。

いや、てか、きっとそうね。

そりゃ“信者”もつくよね。てか、皆、信者んなっちゃうよねぇ。

うわー、すげー、でっかいなぁ。さっすがだよなぁ、やっぱなぁ。

と、春日八郎の『あん時ゃどしゃ降り』を聞いて、
これを踊ってた玄海竜二さんを思い出し、ひとりしみじみ思い出して書いてみました。

あの日でかい舞台(朝日劇場)で初めて観た玄海さん(コチラ)。

ミニショーで光源氏みたいな格好でよぉ解らん曲でくるくるくるる回って踊ってた姿。
ショーで後ろに屏風立ててお得意の扇子をくるくるくるくる回して踊ってた姿。
もうね、ヒネクレモノには「どや!どや!にこにこ!どや!」って見えて、
「はい!解りました!」ってばっか思ってもてね。
「ははぁ!殿!」みたいに思わされ…いやいや、思ってもてね。ね、性格悪いねワシ。笑

けど、ふと思い出すに、あん時ゃの『あん時ゃどしゃ降り』は格好良かったなぁ、と。

散切りみたいな鬘でね、傘持つ訳でもなく、勿論扇子もなく、でも下駄履きで、

着流し一枚で、あ、一枚脱いでそれを肩にかけたり、それでかかった雨をぬぐったりしながら、踊ってたのかな。

あれは…格好良かった。

そしてあれは…なんか、なんだか、役者の、ひとつの、「答え」のように見えたのです。

と、ふと、今、今思い出して、思うのです。

「答え」って何ぃ?

ははは。ふふふ。あはは。

…やっぱ、出るんだよ、舞台にはきっと。

生き方、ううん、ちゃうちゃう、「今」のその人が。「今」のそのひと、そのひととなり、とかが、サ。

…あ、いや、ナントナク。

ベテラン、いや、どんな年齢キャリアどんな役者さんでも、
そのステージというのは、ときに、ただ、ただ踊り1曲だけだとしても、
そんな気持ちやいろんな気持ちや、今の状況や、思いや、生き方っつうか、そんなが、さ。

ね、すごく、ものすごく、「ドラマ」。 それって、「物語り」。んー、やっぱ、「人生」ってヤツ?ですよね。

わぁ、怖い。でも、うわぁ、面白い!ちくしょうめ。笑

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春日八郎のこの曲、お年寄りには人気。で、ウチの懐メロ番組にもよくリクエストが。
で、先日かけまして、ほんで、ふと、思い出して書いた記事です。笑

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矜持あるEntertainerのデッカい笑顔 -玄海竜二、此処に在り-
「殺人と婦女暴行以外の悪い事は皆してきた」 インタビュー等でニコニコとそう答える 玄海竜二九州演劇協会会長はデッカい。 体型の話ではない。 体型もだがそれ以上に、 役者として、人として、大きいように思うのです。 全国の大衆演劇役者の代表のように 御自らメディアに出まくり、 ≪旅役者≫と云う言葉を誇らしく使う“玄海さん”は、 でも、そう大きく出るだけのデッカさがある。 嗚呼、玄海竜二と云う旅役者が熊本に居る、日本に居る。 嗚呼、日本には旅役者という人々が居る、生きている... ...続きを見る
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2014/06/17 15:33

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