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zoom RSS Dear, 小野小町 -「関寺小町」×「メランコリー」-

<<   作成日時 : 2011/06/13 15:03   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

画像小野小町をご存知?
めちゃめちゃべっぴんさんやったんですってね。
いや、会うたことないですけどね。
めちゃめちゃべっぴんさんで、めちゃめちゃモテたんですってね。
で、めちゃめちゃモテてはったから、
きっと、すごくめちゃめちゃ感じ悪くて、きっと友達も少なくて、
実はそりゃある程度はアタマもよろしかってんやろうけれど、
モテとる自分に酔うてるうちに、
時代とか、歳とか、気付けば、老いてゆき、あらら、あーぁぁ。

絶対、絶対コンジョワルやったと思いません?

めっちゃ、めちゃめちゃ調子乗ってたと思いません?

若い頃。

ちょっとべっぴんさんだったことを鼻にかけて、鼻、高々で、
「アタシ一番」と思ってて、

「は?アタシ抱きたかったら、通ったら?」
ほいでもって通ったら「いや、そんなん、勝手に通いはっただけでしょー?」みたいな。
で、「惚れさすアタシが悪いのよねぇ。アタシって、ワルイ女よねぇ(酔い酔い)」みたいな。

せやけど、巧いねんな、歌詠むのな。

ほんでもって、べっぴんやのな。調子乗ってええくらいにな。
(まぁこの時代のべっぴん、っつうか、顔は、会うまで解らんかったようですが)

さぞかしまぁ、小憎たらしい女だったでしょう。
ですが、きっと、そんな「調子に乗った」「勘違いも含めてノリに乗った」のも含め、
いやぁー…さぞ、ええ女だったのでしょう。(え?ワシの考え方、おかしい?笑)

そら、会いたい(この時代の会うはつまりイコールそういうことだ)ことでしょう。

が、そんな小野小町のなれの果ては乞食。

というのは、お能やら、なんやらで、よぉ描かれていますよね。

「花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに」

「女は愚かで可愛くて恋に全てをかけられるのに…メランコリー、メランコリー」
(関係ないけど思い出したので書いてみた梓みちよの『メランコリー』。笑)


http://youtu.be/OVoUbniQXAc

でも・・・乞食になっても、シャンとして、綺麗かってんてね。

いや、誰も会うたこともないし、これは創作のおはなしですが。

「我死なば焼くな埋むな野に捨てて 痩せたる(飢ゑたる)犬の腹を肥やせ(よ)」

なーんて詠ったりね。いいね。かっこいいね。かっこいいってなんか言葉軽いけどね。

お能の面で「姥」というのがあるそうです。

と、新聞記事で、能楽師(?)さんが紹介されていました。(『能面は語る』)

『関寺小町』というお能の、最奥の秘曲、で、使われるんだって。(観たい!!!)

「姥」…小野小町のなれの果て。

でもね?

「口元を見て下さい。口にほのかなピンク色の紅がうっすらと差してあります」

「かつては絶世の美女だった小野小町。
老いてますます色気があるような気がします。
表情に理知的な雰囲気もあり、
和歌の道を極めた知性、理性のような空気も漂う。実に立派な風貌です」

花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに。

綺麗ね。

めっちゃ、めちゃめちゃ調子のってて、イキってて、
ハッキリ言うてアホウやった小野小町。

でもきっと小野小町はアホウやない。

なぜなら己がアホウやったって気付いてるから。いや、気付いた、から。

そんな小野小町の顔は、若い頃の調子乗った顔から、
老いて、いろいろ積み重ねて、穏やかな顔んなって、
でも、でもって、老いてますます色気を増した、その顔が、面になって、

今も、お能の最奥の秘曲(この表現すごいよなぁー)で使われる。

って、なんか、ゾクゾクしませんか?

うおーい、小野小町っちゃん。な、あんたのこと、ワシ、けっこ、好きやわ。

鼻ッぱしらの強かったその頃は、ワシ、きっと、大嫌いだったと思う。
けど、大嫌いって言いながら、すげぇ好きだったと思うし、

今、死んじゃった今も、ワシ、実は、めちゃ、あんたのこと、ムカつくけど、大好き。

「コイツ(あんた)、アホやなー」「でも…ええ女やなぁー」って思う。惚れてる。

え?惚れたもん、負け?いいよ、別に、それでも。笑

お能の、この曲(関寺小町)はすごいデカい曲なため、
「生身の人間である老女を演じる曲のため、写実ではとても太刀打ちできない」のだそうです。
(記事より。能楽観世流宗家 観世清和さんのお話)
(※お能あまり詳しくないので勉強します)

だから「日々の稽古で、この姥に我が身を託すしかない。背水の陣で挑みます」と。

うわぁ。どうよ、小野小町っちゃんよ? あんた、しあわせもんね。

そしてこの記事を読んだとき、ワシも…。(以下、いろいろ省略。笑!)

「一世一代の覚悟で演じます」だって。

うおーい、なんか、ゾクゾクしたぞ、そしてガッツも貰ったぞ。

ワシ、小野小町です。あ、ウソです。全然ちゃいます。小野小町が、好きです。笑

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メランコリー…ずっと前にNHKのラジオ深夜便で聴いて気に入ってたら、舞踊ショーでも聴いた。ぴったり合うてた曲。笑
梓みちよは「こんにちは赤ちゃん」とか言うてたのに、だんだんスレたキャラになってスレた歌を歌い出したことは有名な話。笑

お能、今、とても興味があります。
「姥」以外にも「深井」という面の記事も別日に読みました。

能面の深いは人の世の哀しみをした女の顔。人生の深い井戸をのぞきこむ、顔。

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