桃花舞台

アクセスカウンタ

zoom RSS 漁師と役者、海と舞台、“遠洋漁業”の『あばれ玄海』

<<   作成日時 : 2011/10/24 01:26   >>

面白い ブログ気持玉 2 / トラックバック 3 / コメント 0

画像着流しに、鉢巻きに手甲脚絆。
プラス、帯も前で結んでで、足元は草履ではなく素足。
毎日命がけで海に出る漁師の仕事。
毎日舞台に出る役者の踊り。
せやから、『あばれ玄海』は格好いい。

天童よしみの歌う『あばれ玄海』は女歌やと思うんです。

夫を亡くした妻の歌。
漁に出ていったまま
波にのまれて亡くなってしまった夫を想う女房の歌。
帰らぬ夫を想い、意地と涙で生きてる女房の歌。

でもそれを踊られる時は立ち(男)での踊り。
(わざわざ女形でこの曲ってのもなんかちゃう気もするしね。笑)

そのときの姿、
簡単バージョンではなく、
フルセット・バージョン(都合により、簡単バージョンのときもあり。笑)は、
着流しに手甲脚絆、帯も前で結んでて、足元は素足。

以前その姿でのその踊りを目にしたとき、
「お!」とか「あ!」とか思ったのは、
そのおっちゃん(失礼)がいつも、立ちの踊りの際はほとんど、
着流し一枚にシンプルな鬘…のイメージがあったからかもしれません。

あ、そして同じ曲でも簡単バージョンも観ているからかもしれません。笑

でも、そのフルセット・バージョンでの踊りは、「あ、いいな。格好いいな」と思ったのだ。

漁師っぽいねんもん。 漁師っぽく見えるねんもん。

手に付けたり、頭に巻いたりすることで。

うん、「漁師っぽく」。

そして漁師っぽくみえる…それは、つまり、ワシには「仕事」っぽく見えるのだ。

うん、「仕事」。

『あばれ玄海』は男歌じゃなくて女の歌、
それを立ち(男姿)で踊る のは、ちょっと不思議な気もするけれど、
そしてその姿で舞台に現れた漁師は、いや、役者は、今日も海に出てる、いや、舞台に出てる。

夫を亡くしても意地と涙でぐっと胸を張って生きてる、
けど、酒なんか呑むとき、ふと、夫を思い出す…そんな女の歌を、
そう若くはない役者が、女房(&子供)と離れて、単身赴任で、仕事してる…踊ってる。

元女形で一世を風靡した役者が…立ちで、漁師っぽいの格好で、男らしく。

元座長で一世を風靡した役者が…立ちで、
皆との兼ね合い的に手甲や鉢巻きが他の役者とかぶったときは付けず巻かず…
というちょっと気遣い(?!)をしながら、でも矜持を持った役者らしく。

ちょっと、格好よくない? (ちょっと?笑)

以前、同じく漁師の歌である『江差恋しや』での踊りを観て「ええな」と思ったけど、あれは、男歌。

これは、『あばれ玄海』は女歌。

女歌やけれど、“おとうちゃん”は、今、鉢巻き締めて、手甲付けて、踊ってる、仕事してる、生きてる。

たまに締めてへんし付けてへんけれども。笑

ちょっと、格好ええやん。(うん、ちょっと。笑)

『あばれ玄海』…あまりあばれすぎたらあかん(しんどなるで!笑)と思いますが、
漁…“遠洋漁業”を終えて、お家に帰る帰られるその日まで、
ええ感じにまだまだあばれてほしい、いや、生きに生きてほしい。

(んでもって、それをワシはもっと観たい。笑)

と、「今」の見城たかし@紅劇団、その『あばれ玄海』を観て、ワシは思います。

だって先月、これ、2回当たったたんだもん。…「簡単バージョン」と「フルセット・バージョン」。

わはは!

人気ブログランキングへにほんブログ村 演劇ブログへ
にほんブログ村
遠洋漁業って!笑

と、「泳いでいないと死んでしまう、止まったら死んでしまう」マグロやカツオのように、
「書いていないと死んでしまう」「なんかおもろいもんを見たり追ったりしていないと死んでしまう」
「じっとしていることの出来ない」ワシは思います。笑

9月、和歌山ぶらくり劇場にてのステージ。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
面白い
ガッツ(がんばれ!)

トラックバック(3件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
荒くれ漁師から香水の匂い -大衆演劇は≪生≫の魅力-
例えば、ハチマキに手甲脚絆に裸足の漁師から香水の匂い。 これ、大衆演劇の魅力(のひとつ)やと思うのです。 おかしいよね。 漁師やのに香水の匂いって。 そして、 日舞をちゃんと習ったことある(たぶん)人が、ちゃんと踊る姿から、色っぽい匂いって。 でもこの「おかしいやろ!」という≪倒錯感≫が、 「おかしいやろ!」やからこそ、ワシは「素敵やなぁ」と思うのです。 だって、 ただ踊ってたらいいんじゃない。 趣味でやっている日舞の発表会ではない。 これは毎... ...続きを見る
桃花舞台
2012/07/08 07:48
ごんぞの舞踊はヨイトマケの唄 -『若松夫婦駒』-
かあちゃんのためならエンヤコラ洞海湾の船人足! 妻と子供と孫のためならエンヤコラ大衆演劇の役者! 昨年末の紅白歌合戦、シャンソン歌手・美輪明宏が “原点”、“黒一貫”で魅せた『ヨイトマケの唄』、 あの「ヨイトマケ」とは言わずと知れた土方… 日雇いの労働者のことですが、 栃若清光(ん? 一節太郎?)の『若松夫婦駒』で歌われる 「ごんぞ(ごんぞう)」は、 北九州は若松港・洞海湾の船人足(沖仲士)。 ワシが勝手に私淑するベテラン役者氏の、舞台です。 ...続きを見る
桃花舞台
2013/01/08 21:51
エンヤコラ!の美しさ -かつての女形座長が今、漁師姿で網を引く-
海モノ漁師系舞踊が好きじゃない。 そもそも男男した感じに興味がない。 棒やら櫂を振り回したりそんな男アピール舞踊は、 ワシにはあんまし合わんのだ。 裾をまくったり肩脱ぎしたりとか別にいいのだ。 そう思うワシが最近よく当たるのが、 師匠と勝手につきまとう役者氏の海モノ舞踊(笑) 角刈りにネジリ鉢巻き、 曲のキメでは裾をばっとめくって 足を出してどっかと座り込んだり、 男・男・男! ...続きを見る
桃花舞台
2013/05/07 18:15

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
漁師と役者、海と舞台、“遠洋漁業”の『あばれ玄海』 桃花舞台/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる