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zoom RSS 五郎兵衛親分or五郎兵衛君-How to 『喧嘩屋五郎兵衛』-

<<   作成日時 : 2012/02/05 17:43   >>

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この芝居の主役は、
幼い頃の事故で顔半分が火傷でただれている若いヤクザ。
喧嘩屋一家の親分、名前は「五郎兵衛」、顔の傷ゆえ超自意識過剰。
コンプレックスから喧嘩に明け暮れ、ヤクザの親分になった俺に、え、縁談?!
この顔だから諦めていた、けれど、せやからこそ嬉しいて!
でもその縁談は人間違い。しかも間違われたのは自分の子分(しかもイケメン)
で…?そこから?どうするどうする?!

大衆演劇の芝居『喧嘩屋五郎兵衛』は、
あっちの劇団でも、こっちの劇団でも、まぁ、よぉぉ演じられる芝居です。

しかしこの『喧嘩屋五郎兵衛」、
この「人間違えでした!」っつう、事件(きっかけ)から、
どうオトす(結論付け幕閉めるか)は劇団次第なんですよね。
せやから、劇団ごとにいろんな(オチ)の『喧嘩屋五郎兵衛』があるんですよね。

ワシは4〜5劇団で4〜5通りの「五郎兵衛」芝居を観ました。

その内容から勝手にタイトルつけるならば…

「なかよしこよし、肩組み合って泣こうぜ五郎兵衛」
「喧嘩屋五郎兵衛〜ヤンキーの恋〜」
「男はかくあれ、ガチでやります喧嘩屋五郎兵衛」
「ヴィジュアルバンド風カッコよくどろどろ五郎兵衛」
「時代と場所替えてみました、主演もこの若手でいってみました五郎兵衛」

なんでもありやな、ほんま(笑)
ほんま、出るよな、劇団のカラーとか芝居観とか、座長(or太夫元)の価値観とか好き嫌いとか(笑)

せやから大衆演劇の芝居は面白い。…ってなことはさておいて。

五郎兵衛は、ポジション的には若いながらもヤクザの一家を束ねる親分、「五郎兵衛親分」。
でも、その“素ぅ”(ナカミ)は「若い兄ちゃん」、「五郎兵衛くん」なんですよね。

ヤクザの親分である「五郎兵衛親分」は「カッコつけなあかん。体裁、スジ通さなあかん。」
でも、人間(若い男)としての「五郎兵衛くん」は「泣きたいよぉ、正直になりたいよぉ。」

ヤクザの親分である「俺」と人間(しかも若いコ君)としての「俺」。

ひとりの人間の中にある、2つの「俺」。

それゆえ、この芝居を、「人間違えでした!」っつう事件(きっかけ)からどうオトすか…。

最後、子分を許すか許さんか、いや、許すことが出来るか出来ないか。
最後、どう結末づけて幕を閉めるか…

それはつまり、五郎兵衛を「ヤクザ」(義)として通すか、「人間」(仁)にするかってこと。

義理と人情。義と仁。というと、なんかムズカしくてワシにはよぉ解らん。
けど、「ヤクザである俺・五郎兵衛親分」と「若い男(人間)としての俺・五郎兵衛くん」
って言うと(考えると)、面白くない?!

「五郎兵衛親分>五郎兵衛くん」(ヤクザで通す。『型』)
「五郎兵衛親分<五郎兵衛くん」(人として生きさす。『ヒューマニズムドラマ系』)

画像


各劇団のカラーとか芝居観とか、座長(or太夫元)の価値観とか好き嫌いとか…
それはつまり「型にかっこよくコダワルか」「人間ドラマっぽくするか」でもあり…
ゆえに出来あがる、多種多様なオチの『喧嘩屋五郎兵衛』。

時代劇的、大衆演劇の芝居的、超「王道」なこの芝居は、それゆえ、深くって、面白いと思います。

さぁ、お次はどんな五郎兵衛に会えるやら!

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