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zoom RSS 色気- 虚無感とバイタリティの『東京発』(見城たかし×堀内孝雄)-

<<   作成日時 : 2012/03/05 04:47   >>

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“ジャジャン!ジャーン!”から、サビが始まる、ドラマが始まる。
歌の中の女は「東京発」、北国へ行く。
東京発、いや元・東京大衆演劇界発、
今は九州とか関西とか地方廻りのおっちゃんは歌い出す。

堀内孝雄の『東京発』は、歌詞も、それを飾るメロディーも凄くドラマチックでムーディーな歌です。

チョビヒゲオヤジの堀内孝雄は、歌い終わると、必ずポーズをキメて「サンキュー!」と陶酔します。

そんな堀内孝雄じゃないけれど、
堀内孝雄のこの歌を得意とするおっちゃん、
「見城たかし」(「紅劇団」)も、この歌を歌うとき、よく、ポーズを決めています。

サビ前の“ジャジャン!ジャーン!”ってリズムのとこ。

ただ首でリズムをとるだけなんだけど、その仕草は妙に色っぽく。
いや、色っぽいなんて上品なんではなく、なんだかエロい、エロティック。

その何気ない仕草は、
歌が巧い人、いや元・歌手、
これまで生きてきた中でいっぱい歌ってきた人の何気なさゆえの「色気」?

それもある。

けど、スケスケきらきらの面白衣裳と面白帽子姿だから、より倒錯的で、「エロ」く見えたのかも。

過剰な自意識がスケスケに滲むような衣裳、かぶったら薄い頭が見えなくなるのであろう真っ黒帽子。

そんな格好で、
ひとり、
マイクが割れそうなほど美しく熱唱しているのに、
立ち位置は舞台の中央ではなく、どこか遠慮するように奥の方。

プロとしての美意識的に自分的にはもうしんどい? けど、生きるため…。

そんな面白オジサンの舞台に、“ジャジャン!ジャーン!”。

また“サビ”が始まる。体はリズムをとる。今日もドラマが始まる。

歌の中の女は「東京発」、北国へ行く。

東京発、いや元・東京大衆演劇界発、元「見城劇団」座長、
今は九州とか関西とか地方廻り、現「紅劇団」1座員のおっちゃん・「見城たかし」さんは歌い出す。

大阪発、ワシ、モノカキ桃は、その姿にどうにも惹かれて追いかける。

この曲と同じく、
どっかから北国へ、
こちらは思いを断ち切るのではなく、
断ち切れんから追いかけて追いかけて追ォ〜いかけてゆく吉幾三の『雪國』
も、得意(※女形)なおっちゃんを追いかける。

追いかけて追いかけて追いかけて、ワシもしんどなりました、ゲンジツ色々バテました(笑)

でも、モノカキ桃は「断ち切ることは出来」ません。断ち切らないために、いったん断ち切った。

だから、「焦がれる思い」はありませんが、まず、目の前のものを「ひとつずつ」。

画像


“ジャジャン!ジャーン!”と首でリズムをとるとき、
あの自意識過剰な帽子はすげぇ映えます、あの時代錯誤な衣裳はよりギラギラ光ります。

なんてまぁ倒錯的でナルシスティック。
笑えて泣ける、どうしようもないエロティシズムなんでしょう。

ああ、だからワシは魅せられてしまったんだね、あのおっちゃんに。

虚無感とバイタリティ、まるで大衆演劇そのもののような、あの「色っぽい」おっちゃんにね(笑)

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写真は2年くらい前、今はなき静岡の健康ランドにてのステージ

ま、こうしてニヤニヤゲラゲラしたりしてるから伝わるもんも全然伝わらないんですけどネ(笑泣)

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