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zoom RSS 紅・無法松 -『無法松の一生』-

<<   作成日時 : 2012/08/30 15:44   >>

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画像「紅あきら」(同魂会・会長)の
『無法松の一生』を観たことがありますか?
ワシは先月初めて観ました。
大衆演劇の芝居を観ていて、
ひさしぶりに本気でゾクゾク・わくわく、
本当にいいなと思い、痺れました。

会長、いや、“紅さん”は、九州の役者さんです。

あの泥臭いようで、なんだかモダンな香りの漂う芸風は、
いい言い方をするとキザでニヒルでダンディー、
好きじゃない人に言わせるとクセが強い、
それくらい、ハッキリとした「俺」カラー。

泥臭くて、芝居命の九州役者特有の血に加え、
そこから俺流に築き上げ、形にした「個性」。

何度も言うけど、
座長を降りる最後の月の朝日劇場での舞台、
花道を白コートでキザに歩き、
最後はポケットから出した指輪を小指に光らせた
『もうひとつの土曜日』(浜田省吾)は、そういう意味で、最強でした。

でも“紅さん”の魅力はそれだけじゃないとワシは思います。

“紅さん”の魅力、
それは、そうして超男っぽくキマっているのに、
なのに、めっちゃ人間臭いところやないやろか?!

遠いようで近い大衆演劇の舞台、その客席で、
“紅さん”の見せる、いや、滲ませる、あの表情(かお)、あの呟き(ボヤキ)?!

“ほんまに嬉しそうな笑顔”、“思わず見せるヤンチャな表情(かお)”、
そしてそして“ええときも悪いときも本音でトーク”…。

≪男のダンディズムの中に、子供のような可愛げ≫
≪つっぱって一本気に生きてきたけれど、せやからこそ、こぼれる“素”≫

あれは「カッコイイ!」彼だからこそ、とてつもない魅力「人間臭さ」やないやろか?
それって「男の可愛げ」、女には、いや、客にはたまらない魅力やないやろか?

そんな“紅さん”が、十八番にしている芝居のひとつ(らしい)が『無法松の一生』です。

ご存知、小倉生まれで玄海育ちの松五郎は、
純粋に純粋に吉岡の奥さんを愛し、
まっすぐまっすぐゆえに不器用でうまいこと生きられへんで、死んでゆく。

ばか!ばかなくらい!歯がゆいくらいにピュア!まっすぐ!かっこつけ!

…ぴったり!!

やと、思わへん?!

こればかりは
きっと、いや、絶対、
他に敵う人は居ないし、観たいとも思わないのですワシ。

そして、こればかりは
きっと、いや、絶対、
若いときよりも、今の方がいい・合う・凄ぇんじゃないかと思うのですワシ。

だって歳老いて、歳老いてもブレることなく、
ブレない故に損や誤解を受けることすら多いだろうに、
それでも自分を曲げずに歩いてきた“紅さん”、いや、松五郎。

その「老い」からの「死」を、
カッコよさだけではなく説得力をもって演じ切れるのは
このクセすら感じさせるほどの我の強い、
まっすぐ・まっしぐらの“紅さん”だからや、ない?

老いてゆく姿、死んでゆく姿、
ゲンジツ・実際、格好いいとは言えないそれらでも
舞台で演じると、ひたすらにキマり、格好いい、それは歳をとった今だからや、ない?

格好つききっているのに、どうしようもなく滲む人間臭さ。
それが似合うのはやはり、もう一声、今のこのひとなんやないかとワシは思います。

ま、ワシのポジション的には、伝わらないかな。
目ぇ曇ってるとか、「あんたは俺を観てないくせに」でも仕方ないよなぁ〜(笑)

でも、この芝居は、いや、この人が演じるこの芝居は、本当に、素敵やと思います。

ワシが大衆演劇で心から「面白かった!」「(全方面から)凄ぇ!」と思わされた
芝居のひとつ、ベスト3かベスト5以内に入る芝居、と、それを主演する人、です。

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7月28日、浪速クラブ、夜の部にて。
あ、写真は、7月前半に愛犬と共に客席後ろから登場され、踊った『時代』(中島みゆき/徳永英明のカバー・バージョン)

やはりワシはここの、この劇団の芝居を面白く思うみたい。あ、いや、好きゆえに腹立つ日もあるけれども。

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無法松≠ェ好きな訳 -大衆演劇における『無法松の一生』-
無法松、こと富島松五郎は、あほ≠ナす。 旅役者、こと大衆演劇の役者は、あほ≠ナす。 それを愛してやまないワシも、あほ=Aいっちゃん、あほ≠ナす。 ...続きを見る
桃花舞台
2013/02/19 15:53
まるで、やはり、無法松-紅あきら、なう-
≪紅さん≠ヘ無法松≠フようだ≫ 十八番狂言『無法松の一生』を初めて観た時思ったその気持ちは 今、改めて、更に、強くなっています。 紅さん=Aそれは「同魂会 会長」、 そして今は「紅劇団 責任者」という肩書きになった「紅あきら」さん。 無法松=Aそれはかの有名な富島松五郎(『無法松の一生』)…松っちゃん=I ...続きを見る
桃花舞台
2013/08/14 00:49

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
「好きゆえに腹立つ」(笑(笑(笑(笑
桃さんの愛の深さを感じます。

会長はまだまだ進化しそうですね。楽しみですね(*^^*)

はんつー
2012/09/02 12:40
会長は今の若くてイケてる役者さんたちにとても意識される存在だと思います。
(あ、若くなくても、ベテランさんたちからも!)
好きな人も嫌いな人も、憧れている人もそうじゃない人も。
それくらい、個性でのし上がり、突き進んできた方だと思います。

え?好きゆえに腹立つ?愛?
うん、押し付けがましいですよね。ダメですね。

どうでもええもの、ま、そっかそんなんかと思うものには何の感情もわきません。
好きだったり、嫌いだったり、ナンラカの心に触れたものには、
本気で愛を感じたり、本気で腹立ったりします。

…せやから何しても何観てもバテルのかもなぁ、私(笑)
桃♪⇒はんつー様
2012/09/02 17:00

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