桃花舞台

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zoom RSS 舞台と目と、その役者(ひと)と -『酒きずな』 -

<<   作成日時 : 2012/09/19 00:48   >>

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画像≪酔い醒めのゾッとするとき世に帰り≫
酒好きのワシは、「舞台」とはまるで酒のようだと思います。
呑んでも醒める、醒めてはまた呑む
…ように、閉まった幕がまた今日も幕があく。
≪酒なくてなんの己が桜かな≫
ワシが面白いと追っている役者さんは、
酒をテーマにした歌が似合います。
二度惚れ酒、人恋酒、妻恋酒、涙の酒…
中でも、特に「ええなぁ」と思うのが『酒きずな』です。

3年前、
いや、ホンマはもっと前、
ワシが目をつけたその人は
舞台上でよく素の目をしていました。

ゾッとするほど冷めた目。

舞台上というテンションの高い場所で、常にどっか冷めている。
眩しい照明の中にいるのに、なんか入りきれてへん、客席をみている人をみている。

それは寂しいけれど、寂しいほどに、「プロ」の目だとワシは思いました。

ワシらのバトル、いや、モノカキ桃の一方的な追っかけはそこから始まりました。

もう何十年も
東や西の舞台の上で、
城の上に立ち座長をやってきたり、
また自ら城を降りて後見になったりしながら、
≪厚い化粧に憂いを隠し酒で涙をごまかして≫生きてきはった役者さん。

職場もプライベートも、
夢も現も朧な「大衆演劇」という世界で、
毎日毎日、冷めているのか・楽しいのか、
醒めているのか・シラフなのか、酔わせているのか・酔わされているのか、
ふらふら、ふわふら、ゆらりゆらりと、キメて微笑む舞台上…。

『酒きずな』はそんなベテランさんがよく立ち姿でゆぅらりと踊っています。

しかし、今月は、え、え、え、女形で?! 
うん、お得意の、女形で踊られるのを観ました。

画像


決して“スイッチ・フル・オン”ではないように見えました。
80%以上入り込みきれている踊りではないように見えました。

お客さんからのプレゼントにニタッと微笑んだり。
でも、また、曲の世界に戻り、女になったり。
客席を意識し、曲の世界も意識し。

ラストのキメでは、ワシが今まで見たことないようなエエ笑顔を見せておられました。

「酒を呑んでも強いらしいそのひと、あの「目」の役者、この数分間だけは、どっか、イケたんちゃうか」

舞台ってシンドイな、でも、舞台って、エエな。

そんなベテラン氏の舞台をシンドなりながらも勝手に追いかけまわして約3年です。

観ているだけで、呑んでなくてもフラフラになり、なかなかとらえることが出来ません、敵いません。

ええい、そんないろっぽい舞台でワシを酔わせてどうするつもり?! 

いや、その姿、全て、いつか書かせて頂きますよ!

いいえ、モノカキ桃の(勝手に)大衆演劇の“師匠(せんせい)”、見城たかし後見。

この舞台と客席という勝手なワシの≪酒きずな≫、どうぞ続けさせてもらえますように。

ほんまにそう思わされる今日この頃です。

いや、ダメでも勝手に絆結んでついてゆきます、この怖くて色っぽい、“おっちゃん”に、ネ。

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9月6日、オーエス劇場、夜の部。女形大会。

写真は9月3日の『二度惚れ酒』。
ヒネクレ桃が、でも、ひさびさに「うわぁ!」となった、綺麗な3分間。

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