桃花舞台

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zoom RSS ピカレスク!-大衆演劇と『座頭市』-

<<   作成日時 : 2012/09/14 05:30   >>

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ヤツは決してスーパーヒーローではない。
超明るいヒーローどころか、
おてんとさんに背を向けて歩く、
つまり裏社会を生きるお尋ね者。
そう、ヤツは目が見えない按摩。
按摩だけれど、仕込杖を持つヤクザ。
金で雇われ、金で動く、メクラ。
その名は、座頭市。

時代劇って基本、ヒーロー芝居です。

勧・善・懲・悪!

ジャーン!っと出の音楽が鳴って主役が現れ
ジャジャーン!っとカッコイイ音楽に乗って、
悪人を斬りお嬢さんを助け、
時に人の罪までかぶって、カッコよろしく去ってゆく。
舞台で言うなら、ラストシーン、花道を歩いてチョーン!カーン!

ヒネクレ桃にはカッコよすぎてつまらないくらいですが、
これはカタルシス、悪は滅び善は栄えて幕が閉まる、これでいい、いや、こうやないとあかん。

でもワガママ桃・オトナゲない桃には、なんだかムズガユいのです。

だってヤツらは格好が良すぎるのだもの。
そんなのワシにとったら「人間」じゃないんだもの、「超人」なんだもの。

そこに登場するのが、「座頭市」という男でござい。

ヤツは、黒く暗い、金の匂いがする血の匂いがする、虚無の匂いがする。でも生きている。

ひたすらに、人間臭い。

この決してキレイキレイじゃないメクラのオッサンは
でも、もっとアコギなヤツらをシメてゆくんだよね。
例えば表向きは十手持ちだけれど実は女郎屋の主してるヤツだとかさ。

さらに、金で動く金無いと生きれぬ身だからこそ
心の友となった平手造酒とも一対一の斬り合いをしてその手にかけることになったりさ。

そして、それでも、歩いてゆく、生きてゆく。虚無感を抱えながらも、己の花道を…。

そんな座頭市、
ひたすらに人間臭い座頭市は、
生活=舞台…
舞台の上はこれ以上ないほど綺麗やのにせやからこそ
決して綺麗事だけでは生きれぬ≪大衆演劇の舞台(芝居)≫で観ると、
痺れる、楽しい、たまらないのです。

特に、先日観た“紅さん”(※同魂会 会長/紅あきら)の『座頭市』、
暗いオーエス劇場で、スポットライトに当てられて
ラスト花道を歩いていく座頭市(BGMは『おてんとさん』)の姿は、
せやからこそせやからこそ、痺れるほどにカッコよく見えました。 

(※『座頭市千両首』@オーエス劇場、9/9夜)

スーパーヒーローではない、
決して表舞台のスーパースターではない、
でも己の「技」を持ち、諸国を歩き、生きてゆく…。

ああ、そういえば、北野武の『座頭市』も大衆演劇とはとても縁のある、
いや、ある意味近年の大衆演劇がちょっと注目を集めるきっかけとなった作品でしたね。

おてんとさん、おてんとさん、座頭市はね、生きてるんだね、舞台の上に、たくましく…。

万歳、ピカレスク!

と、思うワシは、ワシもまた、ちょっとワル? いや、やっぱりヒネクレ者でしょうか?

んーん、ワシもまた、フリーのライターという、カタギではない生業のヤクザ者です(笑)


座頭市千両首


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決してスーパーヒーローではない、でも、たくましく格好よく生きてる愛しさ…
そういう意味で、この女版はというと、
ワシは、『花街の母』の“奴ちゃん”を挙げます。
大好きな役者さんと、その終生の親友でありライバル(?!)様、おふたりの、十八番芝居、ふたつです(笑)

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