桃花舞台

アクセスカウンタ

zoom RSS 悪役讃歌-『ライオンキング』から股旅・任侠芝居における悪役の重要性-

<<   作成日時 : 2012/11/26 19:06   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

画像芝居における悪役って
アクが強ければ強いほど
存在感があるというより
浮いているくらいの方がエエと思う!
いや、それくらいやないと主役が目立たないどころか
芝居の本筋が死んでしまうと言ってもいい!
…と思うのはワシだけでしょうか?
舞台なんですから芝居なんですから
役者の人間性なんてさておき、
客席が引くくらいゾクゾクするくらい
悪くて憎たらしい方が面白い!
…と思うのはワシだけでしょうか?

先日、劇団四季の『ライオンキング』を観たワシは、
主人公「シンバ」の敵役である
叔父「スカー」に始終目が釘付けでした。

『ライオンキング』の筋立てって、
≪二代目が父の敵である悪い身内(叔父)を討って王座を取り戻す≫
という、まさに股旅・任侠芝居のノリ。
この敵役である叔父がまあ、とことん腹黒く、とことんエゴイストに描かれており、
マスクや化粧も黒い、まあ、もぉ、たまらんキャラで…!(笑)

悪役に目が無いワシは劇中彼の登場ばかりを待ち、
出てくるたびゾクゾク・ワクワク・ニコニコしていたのですが、
そんなスカー@ライオンキングを観てしみじみ思ったのは、
いやはや、≪芝居における悪役の重要性≫です。

主人公というのは芝居(ストーリー)の中心に居て、話の渦に巻き込まれます。
彼を巻き込む主なる者は、何と言っても、悪役、これは大きな渦でなければなりません。

せやからさ、
極端に言うと、ちょっとやりすぎ演技だったり、ちょっとキモいくらいだったり、
他の皆の芝居とちょっと浮いてるくらいの方が、面白い場合も多いんちゃうやろか!
そう、芝居なのだから舞台なのだから、役者の人間性はどうか知らんが、
観ていてちょっと引くくらいの方がドラマチックに盛り上がるのもあるんとちゃうか!

私事で申し訳ありませんが、
学生時代芝居をしていた頃、ワシが最後に演じた役は
不老不死を求めるワガママ・ワル・女帝でしてね。
ありえんくらい濃いアイメイクをし、
野田秀樹芝居にも関わらず
一人だけ劇団☆新感線のノリのキャラ芝居で演じたところ、
非常に好評を博しました。
(本物ver.では『百物語』の白石加代子さんが演じた役なのだ。笑)

また前回このブログにも書いたドラマチック大衆演劇芝居『拝領妻』
ワシが好き、いや、面白いな凄いなと思う役者氏は、
得意(?!)の流し目で、どろぉりとした目で、
悪いエゴイストな殿様を演じ、異様な存在感を見せておられます。
(ワシはこの人の殿様がとても好き。怖くて!エロくて!)

そしてそして、先日の劇団大川で観た芝居『男の人生』。
(他劇団では同じ筋で『雪懺悔』とか『兄弟分』とか『武士道残酷物語』というタイトル)
ゲストで出演していた“反骨の名優”同魂会 紅あきら会長は
主人公に恩義を着せ、目隠しさせた自分の子供を斬らせるという
悪極まりない役を演じ、さすがの存在感を見せておられました。

終演後やたらと「あんな悪い役をするとイメージが…」とか
「子供を殺させるなんて、なんという役だ!」的なことを言っておられた会長に、
ワシは言うてもた、
「紅さんは悪役が似合います!紅さんの悪役は最高です」。
「そのいい意味でのアクの強さは悪役にぴったりです。やっぱり、≪芝居の鬼≫です」
これ、最大級の敬意なんです! (伝わってへんかったらどうしよう……笑)

面白いお芝居を観たい。
大衆演劇の芝居、特に股旅芝居・任侠芝居は基本、「勧善懲悪」な筋が多い。
そんな芝居では絶対に、悪役って重要。
とてもつもなく、引くくらい、キモいくらい、強烈な悪役を楽しくすら演じてほしい。
なぜならそうなることで芝居は、主人公は、座長は、若手はもっともっと目立つ、盛り上がる。

悪役って、ほんまに大事。悪役って、ほんまに面白い。
それは芝居でも。そして、もしかしたら、ゲンジツ社会でも…。

悪役好きのワシは心からそう思います。

で……、余談なんですが。
ワシ、『ライオンキング』のスカーは是非、紅さんに演じて欲しいと思うねやけど!
似合うと思うねんけど!
いや、ほら、絶対!(笑)

人気ブログランキングへにほんブログ村 演劇ブログへ
にほんブログ村
11月18日、オーエス劇場、劇団大川、『男の人生』。
この芝居は大日方さんが作ったとされているそうですが、
専門の方によると、美里英二さんが作ったものが最初?だとか。さてさて。

で、ぷらす、11月24日、『ライオンキング』@大阪四季劇場。(※身内からのお誕生日プレゼントに頂いたチケで観劇。笑)
初演で有名となった下村尊則ver.のスカー、観てみたかったが、ワシがこの日観たのは、下村ismの継承者、道口瑞之ver.スカー!わーい!

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
ワル -悪者讃歌、それは桃的人間讃歌-
とは言うものの、ワシは悪役を悪いと思わない人間です。 お人よしでしょうか。 アホなんでしょうか。 悪い奴に騙されてしまうクチでしょうか。 いや、それでもかめへん。 いやいや、そりゃあかんが(笑) 世間的にワルと思われている人間、 実際ワルいことをした人間、 でも、それにもそれで理由があり、 一概に「ワル」とは言えないと思うのです。 …好きなのです。 …えぇー?! ...続きを見る
桃花舞台
2012/11/26 20:02

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
悪役讃歌-『ライオンキング』から股旅・任侠芝居における悪役の重要性- 桃花舞台/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる