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zoom RSS 「白」と「黒」 -『男』とワシ@大衆演劇-

<<   作成日時 : 2013/09/13 19:36   >>

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その日の『男』は「白」くって。
白くて茶色の長髪を束ねてた。
前観た『男』は「黒」くって。
黒に袴に侍チョンマゲだった。
「(他の役者さんと衣裳と鬘が被らないように)仕方なしやねん!」
そない笑う『男』に、でも、ワシは返したよ、「ううん、面白かった!」。
だって、まるで白と黒。嗚呼人間って「白」と「黒」。
偶然目に出来たそれは、まるでこの舞台世界を表しているかのよう!

大衆演劇、この舞台世界っつうか人間世界では
その全てが座っているだけで舞台から滲み、漏れ、聞こえ、見えます。
観出した最初の内、ワシは舞台の上だけしか観ていませんでした。
観たくなかったし、見えてきても見るのが嫌だったから見て見ぬ振りをしていたのです。
ワシは美しいもの「虚」のものが好き。舞台の「虚(つくりごと)」に酔いたかったのです。
けどそうじゃない、そう思いこむのは勝手だけれど、世の中はただ美しい綺麗事じゃない。
こと大衆演劇、「生活」=「人生(旅)」=「舞台」であり、
さらに舞台と客席・舞台と舞台・客席と客席…
人と人の距離があまりに近すぎるこの世界からは大衆演劇と云う舞台人間世界からは
嬉しくも悲しくも楽しくも面倒臭くも、嘘もホントもどっちか解らん事も漏れてくる。
美しい芸とそれを演じ見せる生身の人間の両方が混ざり合った魅力が見えてくる。
ほんにもう「白」と「黒」!(笑)

2004年末からだからもう、いや、やっと10年弱?!
この身ひとつと筆を武器にいろんな役者さんお客さんを見て、
追ってバテて転んで起き上がりながらこの世界を追う内に
世間知らずのアホウな小娘も少しはオトナになり(お前いくつやねん。笑)…
いや頭でっかちにアタマでばかり賢ぶってエラそーにカッコつけて観る癖のあった阿呆も
≪心≫で、≪本能≫で、この本能本音の舞台ワールドを観られるようになりました。
そう思うとね、ただ舞台だけではない「生活」、
人間ワールドな大衆演劇という舞台世界が、より沁みるようになってきました。
本当に、バテはするけれど(笑)、とんでもなく、面白いと思うようになってきました。

そう、全ての物事は人間は「白」と「黒」、
「善」と「悪」、「明」と「暗」、「陰」と「陽」…
全てひっくるめて喜怒哀楽愛欲悪を持っていて
せやから深くてせやから面倒臭くてせやからめっちゃ面白い。
この人間舞台からはそれら全てが見えてくる!
ああ、ワシゃ、やっぱ一生追っても追い切れない、おもろいもん、見つけたなぁ(笑)

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先々月、偶然『男』(白ver.)を観たワシは、そんなことを思い、ニヤリと喜びました。
以前にも書いた、これ、シャキッと背筋が伸びる美空ひばりの曲『男』、その白バージョンです。
うん、ストイックじゃなさとストイックさが同居する“おっちゃん”の素敵舞踊です。
ああ。≪敵≫は果てしないな、途方もないなぁ。うんざりしながらも、楽しくて嬉しくて。
うん、この≪敵≫とは人間一匹とかではなく、もっと、大きなもの…。

白い『男』を観て、しみじみ思いました。
格好いいな、酸いも甘いもその身ひとつで潜り抜け、いや体験し、
舞台と云う場で己の体で食うていってる「大衆」演劇の役者さん達って。
下世話で高尚で、上品で下品で、汚くて美しくて、ホント、人間そのものなのだね。と。

そう、思わせてくれた「白」と「黒」…。

しかし、天使な色である「白」い方がチャラッとしてて、
悪魔な「黒」の方がビシッとしているように見えたのはただ単にワシの好みの問題か?!
ワシは黒が好きです。あ、別に、特に意味はありませんが(笑)

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7月26日、松山劇場にて。我が私淑し、勉強させてもろてる「お徳」さん…こと「紅劇団」、「見城たかし」後見。

今週末、9月15日の昼夜、なんと7年ぶり(?!)くらいに東京・篠原演芸場に特別ゲスト出演されるそうです。
わぁ、凄ぇ!と、ワシ、客席の1人として勝手にテンション上がってます(笑)

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“嵐”林火山-北城嵐-
「うわ! 動いた! 山が動いた!」 その飄々とした人はぬぅっと踊る。 踊りと云うか、長身をぬぅっと動かす。 身を屈めて、下から見上げるようにメンチ切る。 あ、でもヤンキー(小者)のメンチやなく、余裕ある男のメンチ。 どんなんや。でもそんなんや。軽くない。でも良くも悪くも重みが無い。 そんな山は、東京から(小岩から。笑)、基本的には動かない。 どっしり飄々自由気まま、≪動かざる事“嵐”の如し≫。 しかし動けばその独特の飄々さは注目の“嵐”を呼ぶぜ、ザッツ「北城“嵐”」だぜ! ... ...続きを見る
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