桃花舞台

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zoom RSS 女の強さ、役者の強さ -めっちゃ役者で、めっちゃお梅で…-

<<   作成日時 : 2014/01/10 16:35   >>

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彼女はいつもの泣き眉憂い顔で『明治一代女』を踊り出した。
正直、まだまだ力は伴ってへんかったかもしれへん。
けれどその顔その姿はとても絵になっていて登場した時からワシは見入った。
しかし途中から「???」、花が付かないのだ、大会なのに。
歌の1番が終わっても、舞台に誰1人寄って来ない。2番が過ぎても、誰も来ない。あれ…?!

彼女は『一代女』を最後まで踊り切った。誰も寄って来なかった。
しかし、曲が終わったらお囃子(新内?)、笛や太鼓がドンドンドンドンドン…。
するとね、一斉に舞台に押し寄せたのです、彼女の“お客さん”が花をつけに。
うん、まるでこのタイミングを知っていたように、
皆が、このタイミングでドンドンドンドンドン、花、花、花、花、花。
舞台上の彼女は、アタマを下げ、アタマを下げ、「ありがとうございます、ありがとうございます」、
あのいつもの憂い顔で、あの色っぽさを通り越していい意味のエロさすら感じさせるあの憂い顔で。

見事でした。

これをどうとるかは観た人次第です。

大衆演劇を演劇として芸術として見たい思いたい、
そんなような人はこれを絶賛するかもしれません、「立派や」と、舞台として。
一方大衆演劇をもう長い事観慣れている、
そんなような人はこれに思うかもしれません、「よくやったな」と、いい意味で。
ワシは両方です。
かつてなら前者でした。
けれど今は前者だけの考えはもう出来ません。
公私共にだいぶこの世界に浸った今は
そんな識者ぶっていながら実のトコロ夢見る夢子ちゃんでは居られません。
どちらかだけではありません、「どちらも」です。そして「どちらも」だから、「うわぁ!!」と胸いっぱいになりました。

彼女の所属する劇団はワシには「今風」に見えます。
勿論座長が父(&母)から継いできた古典をとても大事にしている、
けれどその巧みすぎる「今」の取り入れ方があまりに巧みな為、ワシはそちらに目が行く。
正直「舞踊(日舞)をがっつり!!」ではなく、それよりも「今に合った」ことを巧く取り入れる。
だから古典が好き(もぉ〜)なアタマカタイワシは、だから正直あまり足向かん。
けれど最近、人に聞かれたり、人にオススメする時はこの劇団の名前を真っ先に言うてきた。
「観とくべき!」「好きとか嫌いやなく、絶対。「これから、絶対!」な劇団やから」と。
嗚呼、やはり、この劇団、凄い。改めてこういう点からも思った。これからも、ワシ、真っ先に挙げるやろう。
「好きじゃないけど。まだまだな気もすんねやけど」とか余計な一言添えながらも本気で。

「劇団美山」(※以前の記事) 、「中村ミカ」の『明治一代女』。
“あれ”が彼女だけの考えなのか、劇団の方針なのか、その真相とホンマのところは解りません。
けどお梅でした。そして同時に役者でした。めっちゃお梅でした。めっちゃ役者でした。
まさに、大衆演劇の役者、のお梅でした。めっちゃ、素敵でした。

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12月11日、なでしこ会、羅い舞座京橋劇場、夜にて。
お梅、明治一代女、ええよねぇ。
けど、こういうのがっつりやる人、今はもう少ないし少なくなっていくねやろうね…だからこそ。

以上3記事、写真無しの大会記事にして失礼しました。
(※縁あって珍しく前の席だった為(仕事絡みじゃないよ!)、ドギマギして撮れませんでした。笑)
次はがっつりお花について考えたい(!?)記事の予定。予定。予定は未定。笑

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