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zoom RSS 矜持あるEntertainerのデッカい笑顔 -玄海竜二、此処に在り-

<<   作成日時 : 2014/06/17 15:33   >>

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画像「殺人と婦女暴行以外の悪い事は皆してきた」
インタビュー等でニコニコとそう答える
玄海竜二九州演劇協会会長はデッカい。
体型の話ではない。
体型もだがそれ以上に、
役者として、人として、大きいように思うのです。
全国の大衆演劇役者の代表のように
御自らメディアに出まくり、
≪旅役者≫と云う言葉を誇らしく使う“玄海さん”は、
でも、そう大きく出るだけのデッカさがある。
嗚呼、玄海竜二と云う旅役者が熊本に居る、日本に居る。
嗚呼、日本には旅役者という人々が居る、生きている。

第一印象は最悪でした。
4年前、朝日劇場での「玄海一座」の公演。
関西での一座公演は珍しく、
先入観前評判をアタマに観に来た客が多いから?
それともワシが行ったのが月半ばで一座が土地と小屋に馴染んだ頃行ったせい?
客席はなんだか宗教の教祖と信者一行のような異常な雰囲気に溢れていました(※当時記事)。
そこに登場!ミニショーから 座長っ! 玄海っ!
まるで光源氏のような扮装でインストの曲に乗り拍手喝采の中くるくるくる!
これ見よがしなほど華麗な技と華にワシは正直「お腹いっぱい・・・」。
それ以上に目と鼻に付いたのは合同公演メンバーである座長や座員まで超どや顔な事!
なんと!同じ板に乗る同業者にかんちが…いや意識させるほどの存・在・感!

そんな“玄海さん”の舞台を先日久々に生で観ました。
相変わらず、めっちゃ、くるくるくる!
はいはい、わかった、くるくるくる!
扇子片手に、気流し一枚。
別に歌詞にそった振りをする訳やない。
なのにひたすら『暖簾』(五木ひろし。昼の部。夜は同じ五木の『献身』)が染みる。
それはどこまでもひたすらに魅せる「舞踊」でした。

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画像


そう、あのくるくるはきっと確信犯。
怖いくらいのキッとした目でひたすら見せる、くるくるくる、
お客さんの視線を全て集め、集めて集めて、「ここぞ!」の時に「ニカッ!」と笑う。
「ちょっと堅苦しくなりすぎた?」「ちょっと嫌味?ひとりの世界に入り過ぎた?」
「ま、こんなもんよ」「どう?」「どうです?」「今、楽しんでますか?」「お、嬉しいね」
まるでそう語りかけるように、「ここぞ!」の瞬間「フッ」と抜いて「ニカッ!」全てを把握し、包み込む。
大きい、大きい、嘘臭いくらいの完璧な、ビッグな笑顔。皆を虜にする最強無敵のあの笑顔!

格好ええなぁ!

その日・・・
ゲスト出演中のフリー女優は玄海版『田原坂』でしゃかほい、しゃかほい、本気でした。
ゲストのフリーの役者は跳んで!跳ねて!人形振り! 気合満々! 花満々!
いつもクールフェイスな彼の人間臭さ滲む超どや顔は悪くなかった、最強良かった。
下座の座長は口上の際に「玄海会長のあの声量! 僕、タバコの本数を減らします(笑)」
下座のベテラン役者は「来はるのにしょうもない踊り見せられへん!(笑)」
と、昼も夜も踊りの曲を変え(@ A)、ほななんと座長も変更、が、なんと、“玄海さん”も昼夜舞踊も歌も変えた!
「玄海さんも変えはったなぁ!(驚&嬉)」
そんな意識する、意識される、もきっと解っておいでかおらいでか。
大きな大きな“玄海さん”は朗々とええ声でオリジナル曲(『火の国一代』!)を歌い、
終演後の挨拶ではオヤジギャグ(?!)で皆を笑わせ、御自分も「うしししし」!

登りつめ、けれど、止まらない。
芸の求道者たる矜持の目と、
目の前のお客さんを楽しませるEntertainer≪旅役者≫の目。
等しくどちらも合わせ持ち、自由自在に使い分け、全て笑顔に包みこみ、くるくるくる!
デッカい御大将は止まらない!止まらない!
嗚呼、旅役者という世界には玄海竜二という会長が居る。
そんな玄海さんをはじめ、今、日本には旅役者という人々が居る、矜持ある舞台に生きている。

格好いいなぁ。たまらんなぁ。

“玄海さん”は前日御自慢のバイクに乗って稽古に来られ、
当日もバイクに乗って到着し、終演後は颯爽とバイクで熊本へお帰りになったとか。
なんてスタミナ!なんて元気!やっぱデッカい。最強ですね(笑)




※5月24日、博多新劇座にて。
 お芝居は『剣鬼』。
 初代大川竜之助さん(今の四兄弟のおとーさまね)の!名作の!
 元侍2人、で、今は…な2人が再会して、再会するも…なあの渋い壮絶な芝居なり。
 ええもん観ました!
 片岡(玄海さん)、大川(紅さん)、三河家(諒さん)…九州の血が「今」ぶつかり合う舞台。
 ヤマアゲ! とリアル!と女優(フリー)魂!が舞台上でぶつかる。
 決して好きな内容の芝居ではないんやが、なんかもう、ええなぁ!と。


※もういっこ。
 4年前の朝日劇場、玄海一座。“光源氏”はお腹いっぱいやったけど、これ、この曲は「くーっ!」だったんだよなぁ…

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